CALL ME

ライブレポートとCD評

増尾好秋(G)&佐藤允彦(P)

2021-02-20 14:24:14 | ライブレポート
2021年2月11日(木)
於:DOLPHY

緊急事態宣言が延長になると思って、この日は1か月前に有休を取得した。
16:45頃にお店に着いた。まだ誰もお客はいなかった。
いつものようにカウンターに座った。増尾さんと少しお話をした。
増尾さんは昨年3月に来日し、コロナで帰れなくなり、ずっと日本にいる。
増尾さんは50年位アメリカに住んでおり、コロナのワクチン接種が日本で受けられるのか気になって聞いた。
増尾さんは「自分は日本人なので住民票は東京にあり、ワクチンは受けられるよ」との返事。
考えてみたら、当たり前だった。
増尾さんとは過去に何度も話をした事があるが、年上のミュージシャンとお話をする時は心の中は直立不動状態になる。
17:30から演奏が始まった。
この2人が一緒に演奏するのはほとんど聞いた事がなかったが、やはり若い頃にスタジオの仕事で一緒になった事はあるが、今までなかったそうである。
一緒に演奏するようになったのは2年前からだそうだ。
渡辺貞夫さんがアメリカから帰国して初めて演奏したのが銀座ギャラリー8だが、その時のピアノは佐藤さんだったそうだ。
増尾さんは当時早稲田の学生で銀座ギャラリー8に昼間のライブを聴きに行った時に、実は夜に貞夫さんが演奏するという話を聞いて、そのまま残っていたそうだ。
その時に佐藤さんを初めて聴いたのだそうだ。
この日は生配信をしたのだが、本番直前に落ちてしまい1部は生配信できなかったようだ。(アーカイブは問題なし)
1曲目はマイ・ファニーバレンタイン。私はふとビル・エバンス+ジム・ホールの「アンダー・カレント」を想い出した。
増尾さんはいつものようにピックを使わず指で弾いていた。
MAGATAMAを始める時、佐藤さんが「あれはいい曲だ」と言った。
この曲ではギターにエフェクターをかけた。
増尾さんはメロディックな曲を書くが、この曲はそういう曲ではなかった。
非常にスリリングな演奏だった。
増尾さんが散歩する新井薬師の参道(階段?)の歩数が一定リズムになっており、それをイメージした新曲も披露した。
佐藤さんは「Onion Dance」というオリジナルを演奏した。
これは知り合いの無農薬野菜を作る農家から毎年玉ねぎが送られてくるそうだ。
形、大きさがまちまちで農協には出せないのだけれど、とてもおいしいそうだ。
このお二人のデュオは意外だったが、2年前から何度もデュオで演奏されているようで、ぴったり息が合った演奏だった。
今後もDolphyで演奏してもらいたい。


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