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ライブレポートとCD評

鈴木良雄(B)&増尾好秋(G)

2020-11-24 08:54:22 | ライブレポート
11月17日(火)
於:DOLPHY
このデュオを以前から聴いてみたかったが、やっと実現した。
以前、モーションブルーでチンさんのグループみ増尾さんがゲスト出演した事があった(お客に俳優の田中邦衛さんがいた)が、デュオは聴いたことがなかった。
増尾さんは毎年、春と秋に来日するが今年は3月に来日してからずっと日本にいる。(もっとも6月まではずっと中止になっていた)少なくとも来年1月まではライブスケジュールが入っている。
7時より前にお店に着いて、入口で指の消毒をしていたら、マスクをした男性に声をかけられた。
声で増尾さんだと思った。
時間が早かったので、まだ他に誰も来ていなかった。
店主といろいろ話をしていたら、お客がどんどん来始めた。
7時30分に演奏が始まった。
スタンダードとチンさん、増尾さんのオリジナルを演奏した。
出てくる音は想像通りとても暖かい音だった。
増尾さんはこの日もピックを使わず指でギターを弾いていた。
2部では「CORVALLIS」でチンさんがハンドマイクを持ち、増尾さんが歌った。
この曲は渡辺貞夫グループが1970年にモントルー・ジャズフェスティバル、ニューポート・ジャズフェスティバルに出演した後、増尾さんだけアメリカに残り、当時のガールフレンド(現奥様)に会いにカリフォルニアに行った時に出来た曲だそうだ。
チンさんに言わせるとパットメセニーがまだ世に出ていない頃にこんな曲を作曲するなんて凄いそうだ。
私は「JUST LIKE OLD TIMES」でこの曲を知ったのだが、1971年発売の「24」に入っているようだ。
以前は歌詞がなかったのだが、最近のライブではよく歌っているようだ。
NY在住のピアニスト海野雅威さんが暴漢に襲われて重体というニュースをネットで見て知っていたが、海野さん支援のCDを1枚1,000円で販売していた。
東北大震災の時に作成したCDに海野さんも参加していたようで、急遽そのCDをライブ会場で発売する事にしたそうだ。
海野さんはDOLPHYにも出演した事があるようで、店主がCDを買っていた。