CALL ME

ライブレポートとCD評

FUSE

2022-08-16 15:17:06 | ライブレポート
2022年8月12日(金)

田中信正(P)坂井紅介(B)つの犬(Ds)
於:DOLPHY

12日、13日と2daysだった。
2週間前に職場でぎっくり腰になり、一時はライブに行くのを諦めていた。
ただ、大分調子が良くなったので、行くことにした。
この日のトリオ名は本来fusで3月25日のライブでも「fus」となっていた。
また、6末に配布されたスケジュール表でもfusとなっていたが、7末に配布されたスケジュール表で「FUSE」となっていた。
店主に確かめると、どうも紅介さんからの要望だったようだ。
ライブの最初に紅介さんから今日はSAXがいないが「FUSE」とすると説明があった。
この日の1部は1曲を除き、ファースト・アルバムからの曲だった。
唯一のフリージャズ曲「Flood」も演奏した。
この日は演奏を聴きながら、井上さんのSAXの音が聞こえてきた。
2部も聴きたかったが、腰の調子が悪くならないように1部で帰った。

佐藤允彦(P)&坂井紅介(B)

2022-08-13 13:04:00 | ライブレポート
6月26日(日)

於:DOLPHY

いつものようにお互いが持ち寄った曲を交互に演奏していた。
最初の曲はこの日は紅介さんが持ってきたのだが、元々は佐藤さんが以前持ってきた曲だと紅介さんは言っていたが、佐藤さんは自分がこんな変な曲を持ってくるわけがないと言っていた。紅介さんは変な曲だがなぜか好きなんだと言っていて、面白かった。
最後はいつものようにミルトンのベラクルーズだったが、この日は佐藤さんのその場の合図でメロディを紅介さんが弓で弾いた。
この日も1部で帰った人はいなかった。

増尾好秋(G)&佐藤允彦(P)

2022-08-13 12:39:30 | ライブレポート
2022年6月17日(金)

於:DOLPHY

この日は満席だった。
増尾さんは昨年3か月アメリカに帰国されましたが、コロナのせいもあり、ここ3年間はほとんど日本にいる。
このデュオは昨年以来だが、その間何度も演奏していたようで、演奏が非常にこなれていた。
最後に昨年も演奏したが、増尾さんオリジナルのインプロビゼーションは非常にスリリングで良かった。
通常、1部が終わると何人かのお客は帰るのだが、この日は全員2部まで聴いていた。

竹村一哲(Ds)トリオ

2022-05-23 12:34:17 | ライブレポート
2022年5月8日(日)

井上銘(G)魚返明未(P)
於:DOLPHY

ここ数年、渡辺貞夫さんと共演している竹村さんだが、リーダーグループは初めて聴く。
ピアノは初めて聴く。ピアノは「オガエリ アミ」と読み男性である。
峰さんとも共演しており、興味があった。
なお当初、三嶋大輝(B)が入るカルテットの予定だったが、ベースなしになった。
6時過ぎにお店に入り、いつものようにカウンターに座った。
隣にOさんが座った。久しぶりにOさんに会った。
Oさんの隣に座った人は初めてDOLPHYに来た人だったようで、先月の貞夫さんの鎌倉でのコンサートに行かれたようで、年末のオーチャードでのビッグバンドにも行かれたとの事。
私は年末は関内ホールに行き、先月は上野の東京文化会館に行きましたと話をした。
貞夫さんのファンとDOLPHYで会ったのは初めてだ。
ただ、14日の米澤美玖さんのライブにも来られるそうで、私とは少し好みが違うかもしれない。
ギターの井上銘さんはDOLPHYで数年前から何度も聴いている。主にFUSEで聴いたと思う。
最後に聴いたのが昨年11月の渡辺香津美さんのコンサートである。
まだ若いと思っていたら、31歳になっていた。どうりで風格が出てきたはずだ。
エフェクターを多用し、パットメセニーを彷彿させる。
狭い場所なので音量が小さいが、大きな会場で大きな音で聴いてみたい。
ピアノの魚返さんはとにかく凄いテクニックだ。最近の若い人は本当に上手い。
このグループをしばらく注目してみたいと思う。

SADAO PLAYS ONE FOR YOU

2022-04-24 11:13:29 | ライブレポート
2022年4月17日(日)

渡辺貞夫(As)
林正樹(P)コモブチ・キイチロウ(B)竹村一哲(Ds)
於:東京文化会館小ホール

東京文化会館は40年くらい前に一度来たことがあると記憶している。
外国のオーケストラだったが、どこのオーケストラで何の曲を演奏したのか記憶にない。
神奈川県から出たのは一昨年10月以来だ。上野駅に最後に来たのがいつか憶えていない。
横浜駅から東海道線に乗った。
以前は東京駅で山手線か京浜東北線に乗り換えて、上野に行ったが、直通で上野駅まで行った。
公園口の改札を出たら、すぐ目の前に文化会館があった。ちなみにもう少し進むと上野動物園がある。
15時30分過ぎに着いたので、開場したばかりだったが、開演は16時30分なので自動販売機でミネラルウオーターを買い、外に出てしばらく本を読んでいた。
Q列だったので、一番後ろに近かったが、ステージは良く見えた。
この日はベース以外はPAなし。生音が会場内に響き渡った。やはり生音はいい。
オリジナルが中心だが、スタンダードも並ぶ。
演奏が始まってすぐ、楽器の調子が悪そうにしていたが、あるキーが壊れてしまったそうだ。
「PEACE」は以前YAMAHAジャズクラブの記念コンサートでギターの高柳さんとデュオで3曲演奏した事があるが、この曲を演奏するのは珍しいのではないか?
ピアノの林さんはClepsydra他以前から聴いているが、貞夫さんのグループで演奏するのは初めて聴いた。
数年前、林さんが貞夫さんのツアーに参加すると聞いて、貞夫さんの音楽に合うのかな?と思ったのだが、馴染んでいた。
特に「EARLY SPRING」ではとても綺麗なソロだった。
「IF I SHOULD LOSE YOU」はさすが渡辺貞夫だと思った。
「SANGOMA」ではコモブチさんがコーラスを歌っていたが、マイクを通した方が良かったと思う。
今日の最後の曲ですと言って「MANHATTAN PAULISTA」を演奏したが、終わるとすぐに次の曲を初め、3曲演奏した。
ウクライナの状況を受けて反戦歌という意味で「IMAGINE~GIVE PEACE A CHANCE」を演奏した。GIVE PEACE A CHANCEでは貞夫さんが歌った。
いったんステージから下がった後、さらにアンコールとして3曲演奏した。演奏が止まらないという感じで大盛り上がりだった。
年末のビッグバンドも感激したが、コンボも素晴らしかった。
ピットインにはもう行けそうにないが、コンサートにはまた行きたいと思う。

セットリスト
1. ONE FOR YOU
2. LAURA
3. PASSO DE DORIA
4. IN THE WEE SMALL HOURS OF THE MORNING
5. EARLY SPRING
6. WARM DAYS AHEAD
7. FRONT SEAT
(休憩)
8. PEACE
9. IF I SHOULD LOSE YOU
10. OUT FOR SMOKE
11. ONLY IN MY MIND
12. ELIS
13. I MISS YOU WHEN I THINK OF YOU
14. SANGOMA
15. MANHATTAN PAULISTA
16. LIFE IS ALL LIKE THAT
17. THE THEME OF "COME COME EVERYBODY"
18. IMAGINE~GIVE PEACE A CHANCE
アンコール
19. BEAUTIFUL LOVE
20. HARAMBEE
21. HANAWA SAKU

fus

2022-04-11 13:28:15 | ライブレポート
2022年3月25日(金)

坂井紅介(B)田中信正(P)つの犬(Ds)
於:DOLPHY

3月25日は井上淑彦さんの命日。
久しぶりのFUSだ。つの犬を聴くのは2019年12月以来だ。
この日は久しぶりに会う人達もいた。井上さんの奥様はもちろん来ていた。
この日もMCはノブさんだ。メンバー紹介と曲名紹介以外の事はしゃべらなかった。
少しは井上さんの事とか話せばいいのにと思うが・・・。
演奏が始まる前に、fuseの最後の頃に「マンボー」という曲があったねと、店主と話をしていた。
紅介さんに言ったら「そうだね。スーパーマンボーに題名が変わったけど」と言われた。
でも、「スーパーマンボー」は演奏しなかった。
演奏した曲はスタジオ録音の2枚のCDからの曲が多く、最後の3DAYSで披露した曲は井上さんが亡くなってからは聴いた事がない。
「歩む」はとてもポップで好きな曲なんだが、いつか演奏してくれないかな。

CONTRASTE

2022-03-16 21:41:21 | ライブレポート
2022年3月3日(木)

坂井紅介(B)会田桃子(Vi)
田中信正(P)岡部洋一(Perc)
於:DOLPHY

DOLPHYに行ったのは昨年9月以来。
緊急事態宣言が明けてからは行っていなかった。
仕事がみなとみらいで5時までなので、それからライブまで2時間以上もあるので、間が持たずなかなか行けなかった。
年末からクラシックのコンサートが続いていたので、今年に入って初めてのジャズ・ライブである。
まん延防止で6時15分開店になり、なんとか1時間あまり時間をつぶして行った。
まん延防止で演奏が19時スタートで20時50分終了と短いので、曲の紹介は一切なしで、最後にメンバー紹介だけだった。
紅介さんのオリジナルでスタートし、会田さんのオリジナル、ミルトン・ナシメントの「ベラ・クルーズ」、井上淑彦さんのオリジナルもfuseだけでなく、clepsydraの
unjourも演奏した。CDが積んであったので、このグループでCDを出したのかと思ったら、会田さんの新譜CDだった。このグループでもCDを出さないかなと思う。

名曲全集 第174回

2022-02-28 09:26:44 | ライブレポート
2022年2月12日(土)

指揮:大友直人
ピアノ:清水和音
管弦楽:東京交響楽団
於:ミューザ川崎シンフォニーホール

曲目:
ピアノ協奏曲第2番(ラフマニノフ)
バレエ音楽「バッカスとアリアーヌ」第2組曲op.43(ルーセル)
バレエ音楽「火の鳥」組曲(1919年版)(ストラヴィンスキー)

この日のコンサートはチケットを買った時から非常に楽しみにしていた。
ストラヴィンスキーを生で聴くのは初めてだ。
本当は「春の祭典」ならもっと良かったのだが。
ラフマニノフのピアノコンチェルトは以前レコードを持っており、生で聴くのも2回目だが、第1楽章以外は憶えていない。
今回も2楽章以降はほとんど憶えていない。
ピアノコンチェルトの後はピアノソロでアンコールを演奏した。
曲の長さからすると、通常はピアノコンチェルトがメインプログラムで最後になるのかなと思うのだが、この日は火の鳥がメインだった。
それだけ、10数分という短い曲だが、「火の鳥」の重さがあるのだと思う。
10数分はあっという間に終わったとも言えるが、なかなか中身がつまった10数分だった。
迫力があったが、これが外国の有名なオーケストラだったら、もっと迫力がある演奏になったと思う。
だが、とても満足な演奏だった。今度は春の祭典が聴きたいな。

名曲全集 第173回

2022-02-07 08:52:30 | ライブレポート
2022年1月22日(土)

指揮:ユベール・スダーン
チェロ:上村文乃
オルガン:大木麻理
管弦楽:東京交響楽団
於:ミューザ川崎シンフォニーホール

曲目:
チェロ協奏曲第1番イ短調op.33(サン・サーンス)
交響曲第3番ハ短調op.78「オルガン付き」(サン・サーンス)


前日からまん延防止等重点措置が適用されたが、コンサートは予定通り行われた。
14時開演の約30分前に会場に入った。
当日券を発売しており、若干空席があったが、9割くらいは席が埋まっていた。
新型コロナのため、指揮者のピエール・ブリューズ、チェロ奏者のユリア・ハーゲンが来日出来なくなり、変更となった。
昨年はサン・サーンスの没後100年。2021年度シーズンなので、サン・サーンス特集のプログラムをお送りする、とプログラムに書いてあった。
オルガン交響曲は昔から大好きな曲だが、生で聴いた事がなかったので、楽しみにして来た。
チェロ協奏曲は知らない曲だったが、途中で少し眠ってしまった。
チェロ協奏曲の後にアンコールで短いチェロの独奏曲を演奏した。
ハーモニクスを多用した演奏だった。クラシックでチェロのハーモニクスは初めて聴いた。
3階席中央の席なので、パイプオルガンが正面に見える。
しかし、オルガン奏者がオルガンの前に見えないが音が聞こえる。
舞台をよく見ると右側端にオルガン奏者がいた。
2019年にみなとみらいホールで聴いた時はオルガン奏者はパイプオルガンの前にパイプオルガンの向かって座っていた。
あの時はトッカータとフーガでパイプオルガンの独奏なので、あの位置に座っていたのだと思う。
今回はオーケストラの一員で指揮者が見えるようにコントラバスの後ろにいたのだと思う。
トッカータとフーガの時はホール全体に響く音量で、今回もそれを期待したのだが、やはりオーケストラとの共演なので、そんなに大きな音量ではなかった。
ハモンド・オルガンみたいに感じる時もあった。
サン・サーンスは「動物の謝肉祭」が有名だが、他の曲を組み合わせた曲が何曲もあるというのを最近知った。
「化石」が「死の舞踏」と同じメロディだというのは気付いていたが。
「オルガン交響曲」はピアノの連弾もあるんだと今回気付かされた。
オーケストラにピアノ、オルガンと非常に贅沢な編成だ。
このコンサートの後、この曲が頭の中で鳴っている。
機会があったら、また聴きたいな。

名曲全集 第172回

2022-01-09 10:47:26 | ライブレポート
12月18日(土)

指揮:秋山和慶
ソプラノ:安井陽子
メゾ・ソプラノ:清水華澄
テノール:宮里直樹
バリトン:加味徹
合唱:新国立劇場合唱団
管弦楽:東京交響楽団
於:ミューザ川崎シンフォニーホール

曲目:
「ニュールンベルグのマイスタージンガー」第1幕への前奏曲(ワーグナー)
交響曲第9番「合唱付き」(ベートーベン)
アンコール:蛍の光

第九を聴くのは1昨年以来。東京交響楽団を聴くのは初めてだ。
なお、東京都交響楽団と東京交響楽団は別のオーケストラだというのを初めて知った。
「題名のない音楽会」に出演しているのはこのオーケストラだ。
名前に「東京」が付くが、フランチャイズはミューザ川崎シンフォニーホールだ。
ニュールンベルグのマイスタージンガーは高校生の時に演奏した事もあり、大好きな曲だ。
この曲を演奏するから、このコンサートに行くのを決めた。
生で聴いたのは初めてかもしれない。
開演(14時)の30分前に会場に着いた。4階席だった。この会場で4階席は初めてだ。
会場にはぎっしりとお客が入っていた。
ここはステージが1番下にあり、ステージを見下ろす感じになるが、ステージから近くに感じる。
オーケストラが入ってきたが、コンサートマスター以外はマスクをして入ってきた。
席に着いたら管楽器はマスクをはずしたが、弦楽器、打楽器の人はほとんどマスクをしていた。
「マイスタージンガー」を聴いていると高校時代を想い出した。
我々の2つ上の代はプロになった人もいて、凄い人達だった。だから、この曲を先生も選んだのだろう。
私は酷い演奏だったが。
「マイスタージンガー」が終わった後、休憩なしに第九が始まった。
ソリスト、合唱団は2楽章が終わって入ってきた。
第九が終わると普通はアンコールがないが、蛍の光を合唱付きで演奏した。(映画音楽みたいなアレンジだった)
合唱団はペンライトを持ち、オーケストラは譜面台にペンライトをはさんでいた。
灯りは指揮台のみ照らすという粋な演出だった。