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ライブレポートとCD評

佐藤允彦(P)&坂井紅介(B)

2020-10-31 08:58:04 | ライブレポート
10月25日(日)
このデュオ・チームは昔から大好きだ。
このデュオを聴くのは2016年以来だ。
このデュオはいろいろな世界に連れて行ってくれる。
最近、紅介さんとピアノのデュオが続いている。
それぞれ素晴らしいピアニストで、音楽性が変わるが、このデュオは一段上のように思う。
佐藤さんの曲、紅介さんの曲に加え、富樫雅彦さんの曲も演奏した。
佐藤さん、富樫さんの曲は現代クラシックみたいな感じがした。
来年JJ SPIRITSのライブがあり、紅介さんが参加するそうだ。
楽しみだ。
また、佐藤さん、紅介さん、日野元彦さんで1998年に録音したライブ盤が発売されるそうだ。
佐藤さんによると、TRIP(紅介さん作曲)の出来が素晴らしいそうだ。
これも楽しみだ。
最後はミルトンの「Vera Cruz」。
佐藤さんの音楽性の広さには脱帽である。

坂井紅介(B)&田中信正(P) CD発売記念

2020-10-26 13:57:51 | ライブレポート
10月17日(土)
CD「ずっと...」発売記念ライブという事で、このCDを中心に演奏した。
この日はデュオだからそんなに混まないだろうと思い、予約をせずに行ったが、予約がたくさん入っており、カウンターの端に何とか座る事ができた。
ビールとピザを頼んだ。ビールを飲んだ後は寒かったので焼酎のお湯割りを頼んだ。
このデュオは井上さんが元気の時はfuと名乗っていた事もあった。(井上さん以外のトリオの時はfus)
CDは2015年に亡くなった井上淑彦(Ts)さん作曲の曲を中心に収録されており、1部はCD収録順に4曲演奏した。
4曲目は紅介さん作曲の「ズージャ」。この曲だけ井上さんの曲ではない。
「ズージャ」は最近よく演奏しており、とてもファンキーな曲だ。
2部もCDの曲を中心に演奏した。井上さんの未発表曲「#5」もこのCDに入っている。
最近、紅介さんがよく演奏している。
最後は「ずっと...」。アンコールを求めたが、紅介さんが今日はこれで終わりにしましょうと言ってアンコールなし。
「ずっと...」はfuseのアンコール曲だったので、この曲でライブは終わり。この曲の後はない。
久しぶりに「ずっと...」を初め、「fireworks」、「gratitude」など井上さんのメロディに浸った。
この日は久しぶりに(3年ぶり?)DolphyのHP管理者に会った。
この日も井上さんの奥様が来ていた。

渡辺貞夫(As)オーケストラ

2020-10-25 10:49:10 | ライブレポート
2020年9月29日(火)
小野塚晃(P)栗谷巧(B)竹村一哲(Ds)
西村浩二(Tp)奥村晶(Tp)佐久間勲(Tp)松島啓之(Tp)
村田陽一(Tb)辻冬樹(Tb)奥村晃(Tb)山城純子(Tb)
吉田治(As)小池修(Ts)近藤和彦(As)竹野昌邦(Ts)山本拓夫(Bs)
於:ミューザ川崎シンフォニーホール

この日は有給休暇を取得して行った。
ミューザ川崎は今年1月以来だ。本当は3月にスティーブ・ガッドのコンサートに行く予定だったが、コロナのために中止になった。
コロナ以降ホールでのライブは初めてだ。
会場に5時半頃着いた。
6時に開場なので、まだ人がまばらだった。そのうち人が並び始め、ふと見るとNHKテレビのカメラがいた。テレビで放映するのかな?
貞夫さんは2年ぶり。ビッグバンドは2014年以来。あの時は本番までに一度もビッグバンドと合わせていなくて、公開リハーサルみたいで、貞夫さんがしきりに恐縮していた。
コロナの影響で席は1席づつ空いていた。ただ、一番上の列まで埋まっていた。ここの会場で一番上まで入っているのは初めて見た。
最前列から3列までは空席になっていた。開演まで時間があったので、2階のドリンクコーナーに行ったが、コロナの影響で営業をしていなかった。
営業はしていなかったが、席に座って開演直前まで小説を読んでいた。
7時ちょうどに演奏が始まった。貞夫さんはライブは数か月ぶりだそうだ。
今日はシルバーではなくゴールドのアルトサックスだった。
演奏曲目はほとんど貞夫さんのオリジナルで「アイム・ウイズ・ユー」に入っている曲が多かった。
前から4列目(実質2列目)だったので、ステージからの距離も近く、目の前でビッグバンドが鳴っていて迫力があった。
バラードは相変わらず美しく、サックスの音色もうっとりする位きれいだった。
「モーニング・アイランド」に入っている「セブンス・ハイ」を演奏したのにはビックリした。レコードでもホーンが入っているがこの曲をビッグバンドで聴けるとは。
最後は「マイディア・ライフ」だった。この曲は70年代から聴いている者にとっては涙ものだ。
ただ、この曲はソプラニーノで吹いてほしかったな。
貞夫さんはコンボも良いが、ストリングスとかビッグバンドとか厚い音をバックにサックスを吹くのがいいな。
こういう人は世界を探してもなかなかいないのではないか。
アンコールは「花は咲く」を小野塚さんとのデュオで演奏した。

1st.
1.キッチェ
2.トーキョー・デイティング
3.ヒップ・ウォーク
4.エピソード
5.アイム・ウイズ・ユー
6.ウォームデイズ・アヘッド
7.アイ・タッチ
8.テンベア

2nd
1.サイクリング
2.ツリー・トップス
3.ヴィトリア(村田陽一)
4.シンパティコ
5.エアリー
6.ホワイ・アム・アイ?(ベニー・ゴルソン)
7.ノット・クワイト・サンバ
8.セヴンス・ハイ
9.マイディア・ライフ
アンコール
 花は咲く