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ライブレポートとCD評

横濱JAZZ PROMENADE2018(2)

2018-10-21 20:17:59 | ライブレポート
10月7日(日)
Banda Mandacarinho
八木美楠子(arr)
Luis Valie(Tp)田中充(Tp)
Andy Wulf(Ts)竹村直哉(As)
宮野寛子(P)鈴木千恵(Vib)
加瀬達(B)加納樹麻(Ds)他
於:関内ホール大ホール

保土ヶ谷で牛丼を食べ、関内へ。
関内駅から関内ホールに着いたのが11時半前。
列が出来ていたので大ホールの開場前の列かと思ったら小ホールの列だった。
小ホールは井上陽介(B)カルテットで、失礼だが列が出来るような人気者とは思えない。
ベースは無茶苦茶上手いが。
大ホールは列が出来ていなく、すぐ入れた。
ブラジル音楽を演奏するビッグバンドという事で楽しみにしていた。
たしかにイバン・リンスの曲を数曲演奏したが、ペットにLuisが入っているように
ブラジルというよりキューバのサウンドみたいなところがあった。
Vibの人がエリス・レジーナの曲を1曲歌ったが、ご愛嬌というところか。
このグループには正直がっかりした。他の会場にすれば良かったかなと思った。
演奏が終わって外に出たら小ホールは満員の表示になっていたので、開港記念会館に向かった。

向井滋春(Tb)クインテット
続木徹(p)大月裕信(B)
江藤良人(Ds)向井伸子(Vo)
於:横浜市開港記念会館

向井さんはブラジルものを演奏した時は好きなのだが、4ビートはどうも好きになれない。
この日はスタンダードが中心だった。
江藤さんは久しぶりに聴いたが、相変わらずいいドラムを叩く。
ボーカルは言わなかったがおそらく娘さんなのだろう。
5歳の子供がいると言っていた。
最近のボーカルの人は昔と違って英語の発音がいい。
その分、安心して聴ける。
アンコールはスペインだった。

中村誠一(Ts)ピュアーフリーダム
吉岡秀晃(P)沼上つとむ(B)
小泉高之(Ds)紗理(Vo)
於:横浜市開港記念会館

ヨコハマNEWSハーバーに行ったら満席だった。
関内から横浜球場あたりを歩いている人でプロムナードのバッジをしている人がたくさんいる。
今年も観客動員数がかなりいっているのではないか?
誠一さんは山下洋輔トリオの初代SAX奏者だが、この人のSAXは非常にオーソドックス。
好きなSAX奏者だ。ただ、年齢をとったなと思った。
紗理は誠一さんの娘。
ミニドレスを着ていて服装は若い。歌手は年齢がわからない。

鈴木良雄(B)BASS TALK
井上信平(Fl)野力奏一(P)
岡部洋一(Perc)
於:横浜市開港記念会館

このグループは何度も聴いている。とても好きなグループだ。
優しいサウンドが好きだ。
普通のジャズとは違う。あえて言うとアコースティック楽器のフュージョンというところか。
信平さんのフルートは世界でも指折りだ。
ただ、今回は長音の最後が少し下がるのが気になった。
年をとったせいか、太ったせいか。
それでもこの人のフルートは凄い。
岡部さんは最近デビッド・サンボーンのツアーに参加している。
サンボーンがなぜ気に入ったのかわからないが、音楽性は随分かけ離れているように思う。
この人はとにかく売れっ子だ。この日も3グループに参加しているそうだ。
スティックを口にくわえたまま、パーカッションを叩く姿が格好いい。
チンさんのベースは木の香りがする。

開港記念会館も超満員状態だった。
本当は聞いた事のないミュージシャンを聴きたかったのだが、
今年はお馴染みのミュージシャンばかりを聴いた。
今年からジャズクラブの出演者には本部からギャラが出なくなった。
ジャズクラブからしてみると、チケットを買って入場してきたお客からはチャージを取れないので
赤字になる。そこで脱退したジャズクラブが何店か出た。
もう一度、規模とか運営方法とか見直した方が良いのでは?


横濱JAZZ PROMENADE2018(1)

2018-10-21 20:12:54 | ライブレポート
10月6日(土)
田中信正(P)作戦失敗トリオ
落合康介(B)橋本学(Ds)
於:関内ホール小ホール

今年でジャズプロは25周年だそうだ。
本当はこの日は仕事の日なのだが、有休休暇を取った。
11時半頃に関内ホールに着いた。
このトリオは1度聴いてみたいと思っていた。
それにしてもトリオの名称には笑ってしまう。
最初にMCで今日はキティ組曲を演奏するという。
キティとはサンリオのキティちゃんの事である。
ノブさんは最近キティちゃんに凝っており、キティちゃんのTシャツをよく着ている。
この日は客席からの角度の問題でTシャツは見えなかったがキティちゃんの人形を着けていた。
キティが死に、葬式をし、生まれ変わるのだが、
「葬式」という曲ではベースでお経を、ドラムで木魚を表現していたが、説明されなくてもすぐわかった。

小ホールから伊勢佐木町まで移動し、丸亀製麺で讃岐うどんを食べた。
それから伊勢佐木モールでアマチュアの演奏を聴いた。
「スペイン」を演奏していた。バンド名がトリオだったが4人(key,g,b,ds)で演奏していた。
gがMCをしていたのでkeyがトラなのだろう。

ケイ赤城(P)トリオ
若井俊也(B)本田珠也(Ds)
於:Dolphy
Dolphyに着いたのが2時半頃。
このグループを聴きたいので有休を取った。
今日はプロムナードで客が多いためなのか、テーブルは外に出しイスを並べていた。
私はいつものようにカウンターへ。
3時に演奏が始まった。
こんな昼間だが演奏は全開だった。
途中でケイさんがMCで自分のCDはほとんど廃盤になり、今は3枚しか売ってない。
ところがネットを見たら廃盤になったCDが高値で売っている。
買っちゃダメですよと言っていた。そのCDはどうやら「パレット」のようだ。
峰さんが入っているアルバムで私が大好きなアルバムだ。
以前、ケイさんのHPの企画で架空座談会があったが、その時に題材として取り上げたアルバムだ。
ちなみにその座談会に私は参加していた。
ケイさんはツアーの最初にDolphyで演奏する事が多いのだが今回はピットインより後で
最後から2番目だった。演奏はとてもエキサイティングだった。
このトリオは珠也さんの存在が大きいと思う。
演奏が終わったのが5時で、まだ他の会場で2グループぐらい聴ける時間だったが、
素晴らしい演奏の後はあまり他の演奏は聴きたくないので、たこべに行った。