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ライブレポートとCD評

フェスタサマーミューザ

2019-10-20 14:41:04 | ライブレポート
7月30日(火)
指揮:川瀬賢太郎
神奈川フィルハーモニー管弦楽団
ギター:渡辺香津美
於:ミューザ川崎シンフォニーホール

曲目
マドリードの夜警隊の行進(ボッケリーニ)
アランフェス協奏曲(ロドリーゴ)
狂詩曲「スペイン」(シャブリエ)
バレエ音楽「三角帽子」第1組曲、第2組曲(ファリャ)
アンコール:カルメン序曲

川崎に行ったのは何年ぶりだろう。
少なくとも2000年代に入って初めてではないだろうか?
会場は駅から近くてすぐわかった。
プログラムを読むと、香津美さんはフルアコースティック・ギターにアンプを付け、ピックで弾くそうだ。
会場に入るとステージは中央にあり、客席より低い位置にある。
1曲目が終わると香津美さんがギターを抱えて入ってきた。
アランフェスを生で聞くのは2回目。1回目はフラメンコ・ギターのパコ・デ・ルシアだった。
パコ・デ・ルシアのコンサートで演奏された。
あの時はギターだけでなく、オーケストラにもマイクを立てたので、音がベチャっという感じになった。
香津美さんは緊張した面持ちで入ってきて、ギターにアンプを繋ぎ、少し調弦した後、1楽章が始まった。
クラシックなので当たり前だが、スコア通りに弾いていた。
有名な2楽章に入った。実は私は2楽章を高校の時に演奏した事があり、演奏会で大失敗した経験を持つ。
中間部のギターソロの前にファゴットが1小節の短いソロがあるのだが、1小節早く飛び出してしまった。
この日もその部分が近づいてきたら、想い出した。
香津美さんはいつもは夜に演奏する事が多いが、今日は昼間だったせいなのか、いつもより指が動いていないように感じた。
にしても、普段のジャズとはまったく異なる分野の音楽だが、さすがに渡辺香津美という演奏だった。
3楽章が終わった後、いつまでも拍手が鳴りやまず、3回再登場した。
短い休憩時間の後、2部が始まる前に客席を見たら、1部で帰った人が少しいたようである。
2部の最初の「スペイン」も高校2年の時、演奏した。この曲にもあまりいい思い出がない。
アンコールはカルメン序曲だった。この曲も高校2年の時に演奏した。
神奈川フィルは初めて聴いた。やはり東京の有名なオーケストラと比較すると、少し落ちる。
ところで、オーケストラは燕尾服を着るのが普通だが、普通のスーツだったので、サラリーマンが演奏している感じだった。
また、女性が多いのにもびっくりした。弦楽器はほとんど女性だった。
管楽器も女性が多かった。