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沖縄→東京→竹野と流転する、bozzoの日々。

人食いバクテリア症

2007-12-22 | Photo-diary
新聞記事の闘病記というコーナーで
「人食いバクテリア」なる病気を知った。

人食いバクテリア症

バクテリアとは細菌のことで、
代謝をともない、自ら増殖をすることができる。

この人食いバクテリアと呼ばれる細菌はA群連鎖球菌のことで、
通常は人の咽喉や皮膚に感染するものらしい。

A群連鎖球菌が起こす最も普通の疾患は
小学生に起こる咽頭炎で、
その約大半は4歳から9歳の児童とのこと。

その細菌が何かの拍子に劇症型に変化し、
筋肉に取り憑き、急激な腫れとともに手足を壊死させ、
組織の崩壊から死に至る、原因不明の病気である。

「人食いバクテリア」と呼ばれる所以。

闘病記の患者は、そのバクテリアを侵攻させぬよう、
足の筋肉を除去し、毎日水で洗浄を行う、熾烈な闘病生活を行った。

水で洗浄するのだから、傷口は大きく開いたままだ。
太ももの内側が引き裂かれたまま、ベッドに横になっている…
そんな状況を想像するだけで、気絶してしまいそうだ。

細菌が体内にこれ以上侵攻しないよう、洗浄する…
そんな原始的な治療でしか、この病気の進行を止める手だてがない…だなんて。

 「(激症連鎖球菌感染症は)サメに襲われたり、
   稲妻に打たれたりするのと同じほどまれにしか起きません。
   地域社会に感染が広がるというような怖れはありません」

と医者が言うが、当人にしてみれば、
原因不明の細菌が体内を食い荒らしているわけで、
その恐ろしさといったら…。

人食いバクテリア症例(アメリカ)

もしも近い将来、このA群連鎖球菌が劇症型に変化する原因を解明できたら、
細菌爆弾なるものも製造されかねない。
                    731部隊の悪夢が蘇る。

世の中には、まだまだ不思議がいっぱいだ。






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