#photobybozzo

沖縄→東京→竹野と流転する、bozzoの日々。

【bozzo】朝から雨、東京。

2009-07-02 | Photo-diary
07月02日、木曜日。
朝からしっとり雨模様。
東京は、今日も梅雨空だ。

ゴーギャン展が明日から開かれるに合わせて
滞在中の読書は「月と六ペンス」にしたのだが、驚いた。

「どうしても描かなくちゃならないんだと言ってるじゃないか。
自分だってどうにもならないんだ。
水に落ちたらうまく泳ごうと下手に泳ごうと、
泳ぎ方なんか問題じゃない。
とにかく水から出なくちゃならないんだ。
さもなけりゃ溺れてしまうだけだ」

実業家だったチャールズ・ストリックランドは、
40歳を機に家庭も仕事も捨て、
画家になる決心をし、単身パリに乗り込む。

「しかしあなたは四十ですよ」
「だからこそ、やり始めるのに絶好の時と思ったのだ」

才能じゃない、描きたいから描くのだ…といった動機に
ボクは背中を押される思いだった。
それを指し示すかのように
面会する人たちから、東京移住を勧められる。

コレは…啓示か?
いや、自分自身が選んでいるのだろう。

その熱意が、行動を駆り立て<
さまざまな符牒を呼び込むのだ…と思う。

「我々はどこから来たのか、我々は何者か、我々はどこへ行くのか…」
ゴーギャン展でその邂逅を楽しみたい。
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