弁理士の日々

特許事務所で働く弁理士が、日常を語ります。

はやぶさ! がんばれ!!

2009-11-12 21:29:29 | サイエンス・パソコン
小惑星「イトカワ」の探査を終えた惑星間探査機「はやぶさ」は、2007年4月にイオンエンジンを作動して地球へ帰還する旅を開始しました(いよいよ4月中旬に「はやぶさ」地球へ帰還開始!)。2007年10月から2009年2月まではイオンエンジンを止めて慣性飛行を続け、この2月にイオンエンジンの作動を再開しました(「はやぶさ」イオンエンジン再点火)。

今年の8月には、はやぶさのコンピュータメモリー内容が宇宙線の照射で書き換わってしまうというトラブルに見舞われましたが、はやぶさが有している自己保存機能によって大事には至らず、運行を再開していました(こちら)。はやぶさの不死身伝説を再認識しました。

ところがこの11月、はやぶさは大きな危機に見舞われているようです。
JAXAの発表「小惑星探査機「はやぶさ」のイオンエンジン異常について」がそれです。
はやぶさは4基のイオンエンジン(スラスタA~D)を有しており、そのうち、最もまともに動いているスラスタDを作動させていたところ、中和器の劣化による電圧上昇により、自動停止していることが確認されたということです。
「以降、同スラスタの調査及び復旧を試みてきましたが、現時点では、まだ再起動に至っておりません。」
「各スラスタの状態は以下のとおりです。第2期軌道変換ではスラスタC,Dの2基で地球への帰還を計画しておりました。
・スラスタA:打上げ直後に動作不安定等があったため、運用を休止中。
・スラスタB:中和器の劣化による電圧上昇があり、運用を休止中。(2007年4月以降)
・スラスタC,D:それぞれ中和器の劣化による電圧上昇の傾向が生じている。
なお、スラスタCについては現在停止中であるが、稼動することは確認している。 」

文面を読む限りは、どうも大変なことになっているようです。
どうなるのでしょうか。

われわれとしては、はやぶさの不死身伝説が今回も当てはまることを祈念し、地上のはやぶさチームの力闘を応援することしかできません。

はやぶさ! 生き返って地球までたどり着いてくれ!!
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