バスーンふぁんたじあ

アマチュアバスーン吹きのメモ書き。

クロウ

2009年04月17日 | リード調整

写真は、今日糸を巻いたリード。明日時間があればボンド塗りの予定。手前の赤い糸のものは普段使っているケーン。奥の水色の糸のものは、アルファなるケーン。アルファは、リーガーともダンツィとも、見た感じの材質が違うようだ。見ただけだと、普段使っているケーンに近い感じがする。削ってみるのが楽しみだ。

ところで、リードの善し悪しを判定したりバランスをみたりするときに、リードだけで鳴らす音「クロウ」を参考にするのだが、以前ここで紹介した中川先生の書かれた『バスーン入門』には、クロウについて次のように書かれている。

「リードを楽器からはずし、上唇が第一針金に触れるまで深くくわえて息を吹き込んでやると(圧力は殆どかけないで)怪鳥の叫び声の様な雑音を得られる。ポイントが厚すぎたり、開口部が閉じ過ぎられているとこの音が良く出ない。厚すぎるリードは(開口部を確かめた後)ポイントを薄くしていってやると、このクロウ(雑音)が良く出る様になる。最初は前部で、削るに従って後部へ「クロウ」の出る場所が後退して行く様に感じられる。経験者はこのクロウの状態から、どちらのブレードのどの部分がまだ厚すぎるかを推定することが出来る。要するに二枚のブレードが後部まで全体に亙って(先端部だけでなく)良く振動している事をチェックするテスト法である。
注意点 薄すぎるリードは、クロウしすぎる。良いリードを持っている時に、それがどうクロウするかを試してみて良く憶えておく事」

ここで言われている「ポイント」とは、ブレードの中央後部の屋根にあたる場所の左右の箇所のこと。うーん文章で書くと難しいので今度イラストで。

このごろは、この感じのクローだとこんな音だろう、と予測することは何となく出来るようになってきたが、このクローだとこの場所が厚い、と分かるところまではまだまだだ。そのあたりが、分かるようになってくると、失敗が少なくなってくるんだろうなぁ。
それと最近違うメーカーのケーンを使うようになって、クローは似たような感じなのに、ケーンが違うと楽器につけたときに音が違う、という感じがする。いつもと同じクロウになるように削っても、結果同じようにならないのだ。まぁ、まだ同じ削りが出来るほど精度がよくないからかもしれないが。


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