バスーンふぁんたじあ

アマチュアバスーン吹きのメモ書き。

削り直し

2010年07月31日 | リード
先日からリードの師匠に教えていただいたリードの削り方に挑戦しているが、なかなか上手くいかない。師匠とはリードのサイズが少し違い、私のリードの方が小さいため、全体の厚さを少し薄くしないとそのままではバランスが悪いのかもしれない。

そこで、ブレード根元から2/3ぐらいを今までの自分のリードと同じ削り方に(若干厚めに)して、先端は師匠に教わった削り方のハイブリッドを試してみた。まだ1本削っただけだが、何となく良い感じなのでしばらくはこの方法を試してみたい。

また、先端の削りの練習をしようと思い、以前ダンツィケーンとアルファケーンで作ったリードでボツにしたものをひっぱりだして先端を削り直してみた。



結果、9本削り直して7本が復活当選となった。復活したといっても削りすぎのきらいはあるのでオケ練などでの使用に耐えられるかは分からない。それでも、「軽さ」を生み出すために削るポイントは何となく分かったような気がする。
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リードの師匠

2010年07月29日 | リード調整
今年もリードの師匠にお会いすることができた。お忙しい中時間をとっていただき本当に感謝の言葉しかない。

昨年は、自分がリードを作り始めたときから目指している方向のリードの修正が必要な箇所などを教えていただいたが、今年は師匠が現在作っているリードの削り方を教えていただいた。

師匠のリードも年々改良が加えられ進化しているので、一昨年にお手本としていただいたリードと削り方がだいぶ異なる。削り方については、師匠に公開する許可をいただいていないので、ここで紹介することは控えるが、私にとっては衝撃的な削り方だった。同じように削れるか分からないが、とにかくこれからしばらくはその削り方で試してみることにした。目指す方向としては、軽いこと(反応がよいこと)、しっかりとハリがあること、コントロールがしやすいこと、ppが怖がらずに吹けること。

その他に、今回ご指摘いただいたのは、「削れる場所が削れていない」ということと「削ってはいけない場所が削られている」ということ。これは師匠の削り方との比較の上であるし、今まで自分が削ってきたスタイルと異なるので修正は難しいが、それを参考にして調整を試みたい。昨晩、その調整をしてみたが、半々くらいの確立でボツになるものと具合がよくなるものが出た。少し厚めだなと思っていたリードは具合が良くなり、使えていたものは薄くなりすぎて没となったので、今後の調整は慎重にやっていくつもりだ。

もう一つ調整の目安として教えていただいたのは、軽さの目安として、リードが乾いた状態でもクロウすることが大事だということ。これは今までに考えてもみなかったことなので、これからのリード作りでは大事な目安としていきたい。
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このごろのリードいろいろ

2010年07月25日 | リード
暑い。練習室兼リード作業場の屋根裏部屋は冷房を付けないと夜でも34℃はある。楽器を吹く前に30分は冷房をかけておかないと練習する前にばててしまう。

こちらは少し前に、ガーフィールド氏のリードの写真を見て削り方を真似て(真似にもなってないけれど…)削ったリード。



元はボツにしたリードを削り直したもの。何日か吹いてみたが吹く日によって状態が変わりすぎるので、全部ボツにしようと思ったが、それでも練習用に使えそうなものを選り分けておく。音色は暗めになり、いつもの自分のリードよりも少し重い。

こちらはプッペから新しく真似して削ったリード。



いつもの自分用のリードではあまりうまく出来なかったが、ダンツィケーンのリード(白糸)では良い結果が出た。といってもまだ2本だけなので、もう少し削ってみないと分からないが、響きが死なずに音色が柔らかめになったように思う。

一昨年から年に一度リード作りを指導していただいているリードの師匠に、今年も指導していただけることになり、持っていくリードをこれまで作った中から何本か選ぶ。



全部吹くわけにいかないので、何本か適当にチョイスしてその中から比較的出来のよいものを選んでおく。昨年から自分のリードに進歩があるのかないのか。今の方向でよいのか、それとも間違った方向に行っているのか。リードの師匠のところで、今年も何かをつかんできたい。
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マイ・ピュヒナーの帰還

2010年07月20日 | 楽器
本日午前中に、メンテナンスに出していたマイ・ピュヒナーを受け取るため、釼持バスーンワークスさんへ出かけた。

今回メンテナンスしていただいた箇所は、以下の通り。
・全体調整
・タンポ交換数ヶ所
・ジョイント部分をコルクから糸巻へ変更
・ppキー・ホルダーの増設
・錆びたバネの交換
・メッキ剥離場所の再メッキ

コルク状態




糸巻き後









こちらは、剥がしたコルク。



交換したタンポと錆びたバネ。



いつもそうなのだが、釼持さんに調整をしていただいた後は、低音から高音までむらなく鳴り、音もよくまとまって気持ちが良い。コルクから糸巻に替えることでの音の変化は、まだよく分からないが、釼持さんによれば「人によっては低音がよく鳴るように感じる場合もある」とのことなので、今後練習のときにはそのあたりも以前と比較しながら吹いてみよう。

工房ではお忙しい中色々とお話を伺った。これからの音作りの参考になるお話もたくさんあり、特にボーカルの選択についてはこれからの課題を一ついただいた。そのことについてはまた別の機会に書くことにしたい。

それにしても、釼持さんには本当に感謝です。
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今日の1本とブルハ

2010年07月17日 | リード
今日はダンツィケーンのリードを1本削る。



削り方は先日のブログの通り。このケーンはナイフを入れた感じは柔らかめの材質だが、音色的にはハリがあり、上手く出来るととても響きのある良いリードができる。

ただ、私の今の技術ではなかなか成功率をあげることができずにいる。mf~ffはよく鳴るのだが、pp~pになるとリードのハリが強くてコントロールが難しくなる。かといって、ppが楽なように削っていくと、逆にf~ffが物足りなくなり、音の響きも少なくなってしまう。いつも自分のリードはpp~mfが楽に柔らかく出るように調整しているのだが、このケーンではその調整が難しく感じる。

そこを何とかしようと、最近はサイズを変えてみたりいろいろと試していて、今回もその試行錯誤の一環。今のクロウの感じだと良さそうだか、楽器につけてみてどうか。楽器がメンテから戻ったら試してみよう。

ところで、今日のリード製作のお供はこれ。



『THE BLUE HEARTS on TV DVD-BOX』。ザ・ブルーハーツがテレビ出演した映像を集めたDVDだ。これはいい。彼らを観ていると元気が出てくる。

大学時代、コンビニで夜勤のバイトをしていたとき、有線で「リンダリンダ」がよくかかっていて、それがきっかけで彼らのファンになった。その当時からテレビ出演も少なく、ライブに行くこともなかったので、最初のころはCDのジャケットを観て誰がヒロトで誰がマーシーだろうかと思っていた。ヒロトのボーカルもよいが、マーシーの「アンダルシアに憧れて」も最高。

ザ・ハイロウズになってからは聴かなくなり、数年前にザ・クロマニヨンズのCDを購入してみたがしっくりこず、やはりブルハが一番。それでも、自分よりも少し年上のヒロトとマーシーの歌声を聴くと、自分もがんばろうという気持ちになってくるのは、彼らの音楽が持つパワーのためなのか。

ちなみに恥ずかしながら結婚式の入場曲は「終わらない歌」(これは、「リンダリンダ」の予定が式場のミスでかかってしまった)、お色直しの後の入場は「キスしてほしい」。その他はクラシックだった。その折、大学オケの指揮者の恩師に、「入場の曲、いったいあれは何だ。他の選曲は良かったが」と、お言葉をいただいた…。
コメント (3)
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