外苑茶房

神宮外苑エリアの空気を共有し、早稲田スポーツを勝手に応援するブログです。

夜の東伏見( その2)

2009-05-23 23:54:28 | 大学野球
写真は、本日午後六時過ぎの東伏見の神社近くの通りです。
野球部員をはじめ、早稲田の運動部員たちが走り込みすることの多い道でして、寿司の「三河屋」さんが左手に見えます。

二日間に渡って、なぜ私が夜の東伏見をふらついているのか、さておき
仲間の一人から「趣味の音楽を話題にしたときは、ユーチューブ」へとリンクを張るのが、理解してもらいやすいですよと言われました。

それを受けて、先日モダネアーズというコーラス・グループを紹介いたしましたので、そのユーチューブへのリンクを今回は貼りました。
少し古くさい映像ですが、良き時代のアメリカン・ミュージックの輝きをご覧あれ。

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夜の東伏見

2009-05-23 00:03:47 | 大学野球
写真は、本日の夜7時過ぎの東伏見の室内練習場です。

自主練習を続ける部員たちの声、学生コーチの笛、そして打球音が、絶えることなく夜の空に吸い込まれていきます。

早慶戦、そして新人戦に向けた部員たちの意気込みが、外の道路までビンビンと伝わってきましたよ。

こんな時間に東伏見をなぜ私がふらついていたかは、さておきまして、今週のナンバーと週ベ。
沢山の記事がありましたが、最も心に響いたのは、斎藤くんが文武両道について語っているところです。

「野球が上手くて、勉強もできることが文武両道ではない」
「野球をやって、勉強もちゃんとやる。その両方に取り組むことが、文武両道だと思います」


これと全く同じ趣旨のことを、実は私は高校一年生の春に、聞いたのです。


高校の体育の先生に、東京教育大在学中に体操団体で国体連覇、そして個人でも五輪強化選手だったW先生がいました。

ある日の昼休み、学校前のラーメン屋(今もある札幌屋)で、たまたま隣合わせになりました。
※当時の青山高校は、昼間の外食や喫茶店休憩も自由でした


「教頭先生がしきりに私たちに東大を受験しろとおっしゃいますし、母も同じような考えなんですが、僕は運動と音楽をやりたい。でも、きちんと両立できるのか、正直いって不安なんですよね」

そんな気持ちを率直に話したら、カウンターに並んでラーメンを食べながら、W先生はアドバイスしてくれました。
「なあay、俺の言うことを聞いて考えてみろ」
「一生懸命練習する、でも、その結果として勉強にあてる時間が、きっと制約されるだろう。それは避けられないことなんだ」
「練習に励んだ結果、勉強する時間が不十分になる、それを自覚して悩む、その一方で、試合に勝つためには練習する時間がもっと必要だとも悩む。」
「最終的な結果がどうなるかは分からない。でも、そうやってスポーツと勉強の両方に全力で取り組みつつも、それぞれの結果に必ずしも満足できずに悩むという気持ちをお前が抱く、そんな気構えをお前が持ちつづけることこそが、お前がスポーツと勉強を立派に両立しているということなんだよ。」

当時のW先生は40歳ぐらいだったと思います。

このアドバイス通り、完全燃焼の高校生活を私が過ごしたかといえば、必ずしもそうではなかった訳で、それは私の不徳のいたすところです。
W先生、ご期待に沿えず、ごめんなさい。
(;^_^A


野球と体操、競技種目も異なりますし、時代も違いますから、単純に比較はできないのかも知れません。
でも、大学三年生にして、体操の第一人者だったW先生と同じ境地に達している斎藤くんは、なかなか大したものだと思います。

もちろん斎藤くん個人の資質もあるのですが、もし学習塾通いの受け身の生活をしていたならば、今のような境地とはならなかったでしょう。

立派な若者を育てるスポーツの素晴らしさに、改めて感じ入るばかりです。

なお、マスコミは、高校からプロ入りした田中投手と斎藤投手を何かと比較したり、大学進学の損得を話題にしたがりますが、斎藤くんファンの皆さんは「勝手にどうぞ」と泰然と構えていらっしゃればよろしいかと。
Comments (4)
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