ベイエリア独身日本式サラリーマン生活

駐在で米国ベイエリアへやってきた独身日本式サラリーマンによる独身日本式サラリーマンのための日々の記録

Ben Frank's

2016-10-16 18:07:49 | 食事
 Ben Frank'sは、レッドウッドシティにあるホットドッグ屋だ。 エルカミノ通りとブロードウェイ通りの一つ北側の通りであるウィプルアヴェミューとの角に位置し、エルカミノ通りの北向きに面しているので、北からアクセスした場合はUターンが必要だ。お店はドライブスルー形式にもなっている。入り口を入ると左右に道が枝分かれしており、駐車する場合は左へ進む。ここに標識がないので誤ってドライブスルー方向へ行ってしまわないように注意しよう。ただし万一そのような場合にも、店員にしっかりと「誤ってドライブスルー側へ入った」という旨を伝え、ドライブスルーをそのままスルーすると、駐車場へたどり着くのでそこまで神経質になる必要はない。


このお店の特長は以下のとおりだ。参考にしてもらいたい。

①外観、雰囲気
お店はレストランというよりは、“ホットドッグスタンド”とでも呼ぶ方が適切かも知れない。
建屋はあくまで調理場のみで、客席などのスペースはなく、建屋の外に並べられた数台の卓で食べる形式だ。白く塗られた木造の方流れ屋根の建屋は小ぢんまりとしており、屋根の縁はネイビーに塗られて可愛らしい。鮮やかな色のパラソルが建てられた卓や、周囲の植樹とも合わさって、レゴブロックで作られたハンバーガーショップのようだ。そしてよく見ると、片流れ屋根の上に、フクロウがじっと佇んでいる。


②Ben Frank
この店の創業者なのだろうか。ベン・フランク氏と思われる初老の、生え際の後退が進行した、それでも後ろ髪を豊かに伸ばした丸眼鏡の男性のポートレイトが随所に飾られている。その衣装からは南北戦争時代のような歴史を感じさせる。こちらに向かって優しく微笑んでおり、ホットドッグを食べる前の緊張感を和らげてくれる。


③メニュー、味
看板に、自ら「オールドファッッション、クラシックアメリカンホットドッグ」と謳っているように、何の飾り気もないホットドッグだ。でも晴れた日に太陽を浴びつつ、ケチャップやマスタードで口を汚しながらパクつくホットドッグはどうしたって不味くはない。他にもハンバーガーやコーンドッグ(日本ではアメリカンドッグ)やシェイクなども売られており、客足が絶えないところを見ると、地元民たちにも愛されていることが見てとれる。


 アメリカ合衆国では1人当たり年間60本のホットドッグを消費していると言われ、国民食の代表として位置づけられているそうだ。「え、たった60本で国民食!?」と訝しがってしまうかも知れないが、統計学を嗜んだ日本式独身式サラリーマンは、この60本の意味するところを知り、ホットドッグの持つ経済インパクトを認識したことだろう。それに比べて日本でなかなかどうしてホットドッグ食が浸透しないのかと考えるのだが、筆者には“そんなに美味しくないから”というのが最も正解に近い気がしている。ただし、サンカルロスのホームデポ前で売られているホットドッグは別格だ。日本式独身サラリーマン諸氏も、機会があればサンカルロスのホームデポへ足を運んでみてもらいたい。