ファルキとは、ポーランド製の燻製チーズ製品のことだ。30代独身日本式サラリーマンが、30代独身日本式サラリーマンである限り、暇な週末に酒の肴を探す旅は終わらない。これまで複数回記載したとおり、ハートフォード地区のニューブリテン市にはポーランド人のコミュニティがあって部外者でもなかなか楽しめる空間になっているので、暇な週末の旅先にちょいちょい利用している。そこで見つけたのがこのファルキなのだ。30代独身日本式サラリーマンの成れの果てのような勝屋誠彦氏が肝臓を悪くして還暦前に亡くなったが、そんなことは気にしていられない。
この食材の特長は以下のとおりだ。参考にしてもらいたい。
①入手場所
ニューブリテン市のポーランド地区にはポリー・ロリー・ベーカリーというなんともファンシーな名前のスーパーがあり、ここでポーランド製の製品を物色できる。何度も述べているようにポーランドは相当な親日国家であるとのはなしなので、自信を持って足を踏み入れるが、レジに居るフィギュアスケート選手のような幼さを残す美少女たちは何故かいつも素っ気なく、笑顔を見せてはくれない。30代独身日本式サラリーマンとポーランド美少女の間には互いの国家観を越えた壁があるようだ。それはともかくこのお店ではポーランド周辺国の楽しいデザインの缶ビールや、チーズやベーコンなどが売られているので楽しいのだ。ファルキはここで見つけた。
②ファルキ
ファルキはポーランド語で“FARUKI”と書き、筆者がファルキと読んでいる。ファルキは10㎝ほどの長さのミミズが束になったような形状で真空パックされており、色も燻製の褐色でほんとうにミミズのようだ。ポリー・ロリー・ベーカリーのチーズコーナーには比較的多く置いてあるので、ポーランド人には人気の商品なのだと思われる。100グラムが3ドルほどで気軽に買い求められる値段だ。
③味
ファルキを開封すると燻製の匂いが部屋に広がる。ミミズの束のようであったファルキは実は全て繋がっており折り曲げてパックされていたので、おそらく全長2mに近い細長いスモークチーズということになる。なので手でちぎって食べる。噛むと『キュッキュッ』という心地よい食感と共に濃厚なスモークの香りが押し寄せて美味しい。ムシャムシャ食べるというよりは少しずつちぎっては食べ、ちぎっては食べの方式で食べるのがよいようで、おつまみに最適であった。
ものの本によれば東欧諸国の人々が乳製品をよく食べる理由にはカルシウム補給があるとのことだ。歴史的に魚介や葉物野菜をあまり食べない彼らは、慢性的なカルシウム不足を乳製品で補うために、乳離れ後にも乳製品の分解に必要なラクトースという酵素を腸内に多く持ち続ける傾向にあり、牛乳を飲んでもお腹がゴロゴロなりにくいそうだ。彼らの肌の色が非常に白いのも、北方の弱い日光で効率よくビタミンDを体内で製造し、カルシウムの吸収を助けるためなのだという。現象の原因の全ては環境への適応・淘汰にあるようだ。我々30代独身日本式サラリーマンが今も30代独身日本式サラリーマンなのは環境への適応の過程だろうか、それとも淘汰だろうか。
この食材の特長は以下のとおりだ。参考にしてもらいたい。
①入手場所
ニューブリテン市のポーランド地区にはポリー・ロリー・ベーカリーというなんともファンシーな名前のスーパーがあり、ここでポーランド製の製品を物色できる。何度も述べているようにポーランドは相当な親日国家であるとのはなしなので、自信を持って足を踏み入れるが、レジに居るフィギュアスケート選手のような幼さを残す美少女たちは何故かいつも素っ気なく、笑顔を見せてはくれない。30代独身日本式サラリーマンとポーランド美少女の間には互いの国家観を越えた壁があるようだ。それはともかくこのお店ではポーランド周辺国の楽しいデザインの缶ビールや、チーズやベーコンなどが売られているので楽しいのだ。ファルキはここで見つけた。
②ファルキ
ファルキはポーランド語で“FARUKI”と書き、筆者がファルキと読んでいる。ファルキは10㎝ほどの長さのミミズが束になったような形状で真空パックされており、色も燻製の褐色でほんとうにミミズのようだ。ポリー・ロリー・ベーカリーのチーズコーナーには比較的多く置いてあるので、ポーランド人には人気の商品なのだと思われる。100グラムが3ドルほどで気軽に買い求められる値段だ。
③味
ファルキを開封すると燻製の匂いが部屋に広がる。ミミズの束のようであったファルキは実は全て繋がっており折り曲げてパックされていたので、おそらく全長2mに近い細長いスモークチーズということになる。なので手でちぎって食べる。噛むと『キュッキュッ』という心地よい食感と共に濃厚なスモークの香りが押し寄せて美味しい。ムシャムシャ食べるというよりは少しずつちぎっては食べ、ちぎっては食べの方式で食べるのがよいようで、おつまみに最適であった。
ものの本によれば東欧諸国の人々が乳製品をよく食べる理由にはカルシウム補給があるとのことだ。歴史的に魚介や葉物野菜をあまり食べない彼らは、慢性的なカルシウム不足を乳製品で補うために、乳離れ後にも乳製品の分解に必要なラクトースという酵素を腸内に多く持ち続ける傾向にあり、牛乳を飲んでもお腹がゴロゴロなりにくいそうだ。彼らの肌の色が非常に白いのも、北方の弱い日光で効率よくビタミンDを体内で製造し、カルシウムの吸収を助けるためなのだという。現象の原因の全ては環境への適応・淘汰にあるようだ。我々30代独身日本式サラリーマンが今も30代独身日本式サラリーマンなのは環境への適応の過程だろうか、それとも淘汰だろうか。