彼女曰く、「1話はすごく良かったのに2話3話がまるで駄目だった」と嘆きます。
そこで私もしっかり見てやろうと気持ちを入れ替えました。
…すごい、事件の中にもう一つドラマが入っています。
ここだけでワンシーズンのドラマになりそうな。
今回はジムが舞台です。世界チャンピオンのボクサーが試合直前に失踪します。逃げた先で一人の殺人死体がありました。
なんと、ボクサー梶山はその被害者と因縁があったのです。その昔、15年前に梶山は中学の担任からこのジムを紹介されました。
素質を見こんだ会長が育て、世界チャンピオンにまで到達したのです。しかし、その裏には悲しい出来事がありました。
札付きの不良だった梶山と担任の細川優子は、恋愛関係にあった(多分)のでした。優子は梶山の子を妊娠。何も言わず梶山の前から去ります。
教師も辞めて一人で子供を産み育てます。
しかしある不幸な事故で頸椎を損傷し、闘病にもかかわらず亡くなりました。
つまり梶山は復讐のためにこの村川を殺したと推理されるのです。
…鋭い誉(ディーン、警察の協力者)はちょっとした物からこの事件の疑問点を見つけ、そこから真実へと迫っていきます。
そしてご多分に漏れず意外な人物が犯人だったのです。
40分になるとドラマは急展開します。
ディーンは真犯人を言い当てます。まぁ、この辺りの見せ場がカッコイイこと。一人舞台ですね。
今回もこのように叫ぶのです。
「俺はあいつに嫉妬していた!」「15年の間あいつを育ててきたけれど、まぶしくてまぶしくて、嫌いだった」「誰よりも憎かったんだよ!」
と、育成者にあるまじき言葉をぶつけるのでした。
優子に頼まれて梶川を預かっても、本心は別でした。
梶山の子供を優子が妊娠したこと、チャンピオンになったことが許せなかったと言うのです。
こりゃー立派な人間ドラマですな。三角関係と言っていいのか。
しかしそこまで好きなら優子さんにアタックしろよと言いたい。なんだかふぬけな男だなぁ。しかも心が狭い。
一部始終を短い間に説明して解き明かしてみせるというのはかなり難しい技です。よくやった。
筋書きはちゃんとしていて立派なものですが、見せ方がまずい。構成が悪いんでしょうか、見ていてパッとしませんね。
ディーンさまと岩ちゃん、似てますよね。ディーンは傲慢で自信家、岩ちゃんは有能なのになぜかいつも不機嫌。
岩ちゃんじゃなくて若い女の子の方が良かったんじゃないでしょうか。それとも新鮮な若い男の子(ジャニの中から)だったら、ディーンさまがもっと映える気がします。
友だちはどんな感想でしょう。
もう次は5話なんですね、早いなぁ。