今日の考え事〈applemint1104〉

自分の体験やニュース、テレビドラマや映画などについて感じた事を素直に書いて行きます。

NHKスペシャル「樹木希林を生きる」の感想

2018-09-27 13:25:59 | テレビ
先週のぴったんこカンカンのスペシャルの後半部を見ていてとても面白かったもんですから、こっちのその路線かと思いきや
全然違った中身でした。
 
そもそもこのドキュメンタリーを企画したのはNHKの木寺というプロデューサーで、3年前に地方のロケで樹木さんに会うチャンスがあり、その人柄に惹かれていたそうです。
東京に転勤になった際に樹木さんのドキュメンタリーを撮りたいと企画を出し、本人に承諾されたそう。
 
で一年前から密着取材が始まりました。
「1年間の間に4本の映画を撮るからそれを材料にしてね」と本人が言ったそうです。
樹木さんと山崎努との共演「モリのいる場所」、
「万引き家族」「日々是好日」「ドイツの映画(題が分からない)」、忙しいスケジュールです。
 
単独でカメラを回すプロデューサーにいつものちょっと変わった問答で返す樹木さん。
撮影は順調に進みます。が半年を過ぎた頃、樹木さんが苛立ちを見せてきました。
ただありのままの自分を映すのにどんな意味があるのか、自分は達成感がないし、あなたの返しが律儀なので、話が弾まない
と言うのです。(安住さんとは弾んでましたね)
この言葉にプロデューサーは泣き出す始末。自分の家庭が上手く行かないのを気に病んでいて、樹木さんにどうしたらいいのかみたいな問いを投げかけています。
 
その後暫く樹木さんから連絡はありませんでした。
そして突然樹木さんら呼ばれたのは、新聞社のインタビューの仕事場でした。
そこで樹木さんは木寺さんに爆弾宣言をするのです。
自分が今年の3月に病院に行って検査をしたら、なんと全身にガンが転移していました。
5年前に樹木さんは世間に「全身ガン宣言」をしていて、その時にもガンが体に広がっていたのですが、その後ピンポイント放射線治療をして、ほぼ治っていたのです。
ですが、それがまた再発したのでした。
医者に言われた余命は「今年いっぱい」あるいは「そこまでもたないかも」というものでした。
全身に黒い点が広がった画像を樹木さんは見せます。見ていて凍り付くような画像でした。
そして樹木さんは「これをドキュメンタリーの一つの肝として見せれば、ドキュメンタリーが面白くなるのではないか」というのです。

呆気にとられました。そこまで作品のことを考えていたのです。
とにもかくにもそれからの樹木さんは作品に全力投入です。が、坂を転がるように体力が衰えていきます。
また一方、樹木さんは友人の浅田美代子さんの映画を企画制作していて、撮影を見守っていました。
 
最後の撮影は7月下旬のドイツの映画でした。
見る影もなく痩せて衰えた樹木さん、歩くのももやっと、全身に痛みがある中での壮絶な演技でした。
スノードームを眺めながら縁側で「ゴンドラの歌」を歌う姿は胸に迫ります。
 
全てが淡々と、でもその中にもはっきりと一筋縄ではいかない樹木さんの偏屈さと個性が表れていました。
よく見ていると、言いたいことを言った後には必ず相手をフォローしています。本来、優しいのです。
映画の設定にも「理解出来ない」とはっきり監督に言う芯の強い所が見られました。
万引き家族のおばあさんの過去が付け足されたのがその結果のようです。
 
一人の女優の最後の仕事、人生の仕上げを追った迫力あるものでした。(プロデューサーの駄目っぷりも良かった)
 
にしても‥
グチを一切言わず、マネージャーもいなく一人で全部のことをし、娘もその家族もいるのに海外に送り出して、夫は何もしていなかったわけでしょ?
なんか淋しい‥
人は自立しないといけない、家族の迷惑になりたくないというのは立派ですが、つらい時こそもっと人に頼っていいのでは?
もし自分が家族だったらどうだろう、と色んな事を考えました。

でも、本当にカッコイイ、あっぱれな人生でした。「あん」「モリのいる場所」をDVDで見てみようと思います。

ドラマスペシャル「指定弁護士」の感想

2018-09-25 10:25:34 | ドラマ
かなり難しい話でした。
見ている間は「なるほど~」と一つ一つ解決に向けて明らかになっていく過程が面白かったのですが、
終わってみるとどんな話か説明すること不可能に思えます。
 
そもそもこの話は「森友学園」の事件の模倣のようです。
違うのは総理ではなく、元法務大臣が関わったという点です。
国が払い下げた土地が8億円の値引きをしていた。買ったのは福祉施設の会。
国が除染のために値引きしたということになっているが、調べるとその事実はない。
8億も値引きして貰ったのに、土地を買った立浪福祉会という所はその後5年間毎年4千万の補助金を貰っていた。
二重にお金を貰っていたのである。

調べてみると、どうもこのお金は内閣官房機密費から支出されていたようだ。
それは田金議員が指示したものだった。実はその頃裁判員制度を始めるに当たって、諸々の予算がどうしても作れなかった。
世論も裁判員制度に懐疑的だった。だから田金はその費用を、内閣官房機密費から捻出したのである。(な~んだ)
それも、立浪福祉会という所に土地を払い下げ、補助金を払って、機密費をマネーロンダリングさせたのだった。
 
この事件は、「なんかおかしいぞー」と感じた市議会やマスコミで調査報道され、広く知られました。
が、斡旋収賄罪で逮捕された田金の裁判では、不起訴となり、その後起訴されても不起訴となります。
二回続けて不起訴となった後の弁護が指定弁護士になるらしいのです。ここで勝つのはほぼ無理。誰もやりたがらない。
そこで一ツ木唯(北川景子)がそれを引き受けたのでした(なかば欺されたかのように)。
 
やがて大変な事実が次々と分かってきました。
どうも、この件が上に行くにつれて「忖度」ばかりになり、京都地裁の検察でも圧力、そしてこのマネーロンダリングも「知ってて知らぬ振り」の関西財務局と大阪地検特捜部。
更に財務省、国交省も関わった権力側のオール隠蔽という事実がわかります。
唯はこれらの、巨悪(というほどでもないの?)‥に立ち向かいます。
 
唯は50社のクライアントがあるにもかかわらず事務所を辞め、一人でこの仕事に賭けます。
そして、なんということでしょう、事務所の所長が田金側の弁護士になったのです。これがわざとらしい。
おまけにどういうことか、えなりくんが唯の夫という設定です。それも同じ事務所で働くパラリーガル。
この差は何なんだ。どう見ても釣り合わない。ドラマ上の都合なのでしょう。夫まで相手側の弁護団に加わってしまいます。
 
かわいそうなくらい孤立無援の唯。そんな彼女を検察側から派遣された橘慎二が支えます。
彼はあらゆるコネを使ってこの事件のデータや証拠を調べます。
後半30分で、法廷の場で唯の弁護が見事です。そこで、彼女は調べ上げた一切のことを包み隠さず暴露します。
上に書いたことですね。
それが事実であるのは火を見るより明らかです。田金は狼狽えます。マスコミは一斉に報道します。
しかし‥裁判の結果は唯の敗北でした。この裁判は初めから負けが決まっているのだそうです。そういうものなのか。
 
まぁでも、たった一人ですごい戦いをしたものです。かなり漫画的でしたが、その気迫と勇気には感心しました。
こういう人って実際いるのかしらね‥。いるんだろうな、知らないだけで。専門職の中にはとんでもない苦労と努力をしている女の人がいるんでしょうね‥
 
ドラマの中では北川さんがホンワカとした雰囲気なのでそれほど悲壮感は感じませんでした。
ちょっとミスキャストだったのかな。美人過ぎた?もう少し不細工で悲壮感のある人の方が物語りが際立ったのかも。
 
この内容が難しかったのは言うまでもありません。
理解するのに骨が折れる分、集中力も必要でそこがまた楽しいのかもしれません。
これだけ作り込むって相当な仕事ですよね。
視聴者を試してるのかな?どれだけ視聴率があったかで、今後シリーズを続けて行くかどうか見るんでしょうか。
しかしシリーズになっても、このレベルだと私はついて行けそうもないですね。スペシャルがちょうどいいかなぁ。

「義母と娘のバラード」最終話の感想

2018-09-19 16:05:17 | ドラマ
いい最終回でした。
まさか終了15分前に、亜希子の過去と打ち明け話があるとは思いませんでした。

それもこれまで明かされたことのなかった話、驚きの人生でした。
…母親は小学校の時に死に別れ、育てられた祖母も亡くなり亜希子は施設で暮らすようになった。
施設内では自分が大きい方だったので話相手がいなかった。くすぶる思いが溜まって行った。
高卒で必死で働き、仕事で認められるようになった。24時間仕事のことばかり考えて生きてきた。
ある時良一と出会い、娘を育てて貰いたがっている彼と子供を育てたがっている自分の目的が合致した。
亜希子は自分がみゆきを育てたかったのは自分のエゴだと断言します。
自分が求めていたことを全部みゆきにして上げたいと思った。みゆきを育てるといいながらそれらは全部自分のためだったと言います。
だからみゆきは母親の事を心配せずに好きなことをしなさいと説得します。
一方みゆきは母親の為に進学を諦めようとします。母親はすごい会社に就職出来る機会があるのにみゆきのために諦めようとしていました。
お互いを思いやって、二人ともこれからの進路を断念しようとしていたのです。
しかし「あなたを育てたのは私のエゴ」という母親にみゆきはボロボロ涙を流し、「お母さん、それはね、全部『愛』って言うんだよ」と言います。
何という気の利いた言葉!
 
みゆきは亜希子に「もう母親の務めは済んだから、どうぞ自分のやりたいこと、仕事をしてください」と言うのでした。
何となく回りもそんなムードになってきます。
ママ友からも「もう母親の勤めは終わったんじゃない?親はずっと親だけどさ、形は変わっていくよね」と言われます。
麦田の店長も「いまここであなたをクビにします!」と突然の解雇宣言。それも亜希子のことを思っての行動でした。
 
そうして、マンションを売り、娘は新しいアパートへ引っ越します。亜希子は新しい仕事の地へ向かいます。
が、飛行機のチケットを忘れてしまった亜希子はみゆきの新しい部屋へ探しに行きます。
そこで見つけたチケットには「東京→東京」の文字が書いてあるのでした。
どういうこっちゃ‥?

最後亜希子の未来を視聴者の想像力に任せているのか?
最後まで視聴者を煙に巻くふざけたやり方でした(笑)
 
子供を育てたいから良一と偽装結婚したとか、実力あるのにつぶれかけたパン屋に勤めるとか、亜希子の人生の選択の悪さが目につきます。
普通に誰かと結婚して普通に子供を何人か産んで、仕事バリバリの生き方がこの人は出来なかったのでしょうか?
 
でもこういう人生でも、しっかりと周りの人を巻き込んで子供を立派に育て(普通の頭の良さじゃなくて、気づきの出来るお茶目な子)それに区切りをつけて新しい人生に向かっていく。あっぱれな人生と言えましょう。
最後のみゆきのナレがいいです。
「地球上には色んな歌が溢れてる。もし人生を歌に例えたらブルース。別れと出会いを繰り返す。別れによって巡りあえる人がいる。歩いたことのない道で、なかったはずの明日に会う。そこには小さな奇跡がある」
なんと感動的な言葉でしょう!
 
疑問は幾らでもありますが、所々ジーンと来たし、血のつながりのない子供にここまで出来るって、じゃあ血のつながりって何だろうと思いますよね。
綾瀬さんの歩き方話し方、聡明さが何よりも完璧でした。
 
あきらかな変化球のドラマでしたね。後味が良かったです。
あーそれにしてもまた3シーズン目が終わる。寂しくなるなぁ。

「サバイバルウェディング」9話の感想

2018-09-17 11:04:17 | ドラマ
いよいよ二人の思いが一致して結婚にゴールイン!と思いきや‥
今週は急展開がありました。
さやかと祐一は、これまでいい雰囲気で来てたのに、何故かしっくりしない。
というのは、お互い心の中をまだ打ち明けていないのです。
祐一はさやかにこれからの自分の人生の展望を話します。すると寝耳に水のことが‥!

なんと、彼は今の仕事を辞めインドに渡り、起業すると言います。そのための下準備もしっかりやっていたのです。
更に起業は親から反対されているので親とも断絶し、インドで一生暮らすと言うのです。
ビックリですね。そんな大事な事を今更言うなよ!という感じです。
それを聞いてさやかの気持ちは急転直下、冷え込んでしまいました。
どうも祐一は勝手にさやかを「タフで頑張りのきく女性」と誤解してしまったらしいのです。(この辺が甘ちゃんです)
さやかは東京にいて、ごく普通の新婚生活を送りたいと思っていたので、(そりゃそうでしょう)面食らっています。

さて、さやかの母親が足を怪我してしまいました。軽かったのですが、途端に不安になるさやかでした。
母親は「インド?いいじゃない。好きならついて行きなさいよ」とエールを送ります。
 
さぁそこから途端に編集長が脚光を浴び始めます。
今まで完全な脇役だったのにー。
前職の編集長がさやかの所にやって来て、さやかのコラムを本にしたいという話をします。
実は、宇佐見編集長が前からさやかの実力に目をつけていて、彼女を育てたいと申し出ていたというのです。
そんな‥とってつけたような。
そこから編集長の株がじわじわと上がりはじめます。

酔いつぶれた編集長をさやかが家に連れて行くと、そこはみすぼらしいアパートでした。
仕事に関するアイディアやメモが散乱する部屋に、さやかは宇佐見の別の面を見た思いがします。
そして自分の仕事に対する思いが揺るぎない物だと確信するのでした。
 
そりゃーねー、結婚しようとしている二人にしてはよそよそしい他人行儀な関係でした。まるでお見合いみたいな‥
それもこれも理想の男性と結婚したい願望が強くて、親密になりきれなかったのでしょうか?
でも見ている方にすれば、やっと思いが叶ってめでたしめでたしのつもりだったのに、何かはぐらかされた感じです。
今までの流れでは宇佐見さんはノーマークでしたよね。
どうもおかしいと思ったんだわ、あまりに完璧な相手で。癖のない爽やかな男って、それが結婚相手って、どう見ても捻りがない。
最後の二回でひっくり返したんですわね(笑)

そうだよなー、波瑠さんの出るドラマで素直にハッピーエンドになったのなんてあんまりないですもんね。
でも待てよ待てよ。過去一度結婚が駄目になっている。また同じ事になりますよね。
そりゃーまずい。結婚するする詐欺人間のレッテル貼られたら、イヤじゃないですか?
ここはグッと我慢して、祐一を信じてみましょうよ。
結婚するとまで行ってくれる相手ってなかなかいない。見初められたんですもんね。

だから、まず一度結婚してみたらどうでしょう。インドへ一度行ってみて、色々経験してみる。
もしかすると意外にその土地に合っているかもしれない。何年かそこで暮らしてみて、それから決めればいい。
ダメなら離婚も仕方ないし、そういう経験はまた人間の幅を広げてくれるかもしれない。
「こんな所に日本人」たまに見るけど、とんでもない秘境や悪環境の所へも日本の女性は行って暮らしてますもんね。
さやかさんなら、大丈夫でしょうよ‥。
 
全ての条件に合う人なんていないから。初めから完璧さを望むよなと。
どうも宇佐見に恋の矢印が向き始めたようです。
でもまだそっちの方は始まってもいません。
来週が最終回ですが、さやかは祐一との結婚を断るよう。ですが、宇佐見とどうなるかは考えられません。
結局仕事に生きる女ということで終わるんでしょうかね。何か徒労感を感じてしまいますね。

「高嶺の花」最終話の感想

2018-09-14 13:25:07 | ドラマ
いやー最後まで大波乱でした。
お家元は、ななから次期家元の辞退を告げられて承諾しました。
家元はそれを見通していたのでしょうか?
「ももが最も才能がある、ななとは格段の天分を持っている」と家元は言います。
そうして次期家元をももに継がせることを宣言します。
このあたりって一体どうなってるの?家元は前からななに継がせるつもりはなかったのか?
龍一にも家元は言い訳がましく「多分ももが本当の自分の子でないと知られるのは時間の問題だった」「でも才能はななとももは比較にならない」「だからこうなって良かった」と言います。龍一に、ももとの結婚を勧めます。
その言葉に慌てうろたえる彼でした。
 
一方、ももはぷーさんに一方的に別れの宣言をします。それも理由をいっぱいつけて‥
「共依存になりたくない。自分に自信をつけたいのだ」と。強くなるためにぷーと別れるのだと。
 
ドラマはあっちこっちとっちらかった部分を全部理屈をつけて回収していきます。
ぷーさんは山梨まで崖の上に咲いている高嶺の花を摘みに行きます。友人達をつれて。(どれがその花か良く分かったよなー)
このあたりも言ってることが「は?」と思うことしきりで、独りよがりな言葉ばっかり。まぁ全てがそうなのでケチつけるまでもない。

崖を登るぷーさんの足下が当然のごとく崩れて、怪我をするのでした。
ももは母親の生け花がどんなだったかを侍従から聞き「私はお花」と言ったという言葉にインスピレーションを感じます。
そして、悟りを開いたようです。

家元を招いて「俎上」が行われます。これは重役会議みたいなもんなのかな?案件を会議にかけるみたいな。
ももはそこで思いの丈を語りながら「月島流」とはまったく異なった大胆な生け花をします。
「私は花」という母親の言葉からの自分の思いなんですが‥
ぷーさんの愛を思いながら、自分はその太陽のような存在に顔を向け思う存分愛を浴びたい、
「唯一無比の存在を受け入れたい」と語ります。活けた花は前衛的ではありますが喜びに満ちた輝かしいものでした。
満場一致で、ももは新しい流派を作る事を認められます。
ももの言葉は、自分の父親にも向けたもののようでした。陰で運転手は涙を流します。
 
ななは家を出て、隆一の働く牧場へ行きます。
ももも、前シーンでぷーに「終了!」手前勝手な別れを宣言したくせに、何故かぷーが病院から帰って来ると家中に花を飾り、待っています。
そして「私はここでお花の教室をします!」と言うのでした。
振り回されるぷー。ですが、どうもこれで一件落着です。
 
宗太も日本一周の旅から帰ってきます。ちょっと痩せて、顔はもう真人間。沢山の人に祝福されます。
この人一体何のための存在だったの?
 
‥というわけで、最後家元だけが貧乏くじを引いたようでした。他人の子を育て、妻の浮気相手をずっと雇い、ハニトラをさせてまで後継ぎを画策したのに全部バレてしまいました。
信用をなくし挙げ句の果てに、ももにまで反乱を起こされました。
自業自得の匂いがします。
でも、妻とは最後「前の妻の優秀さが息苦しかった、私はお前を愛してる」と打ち明け、妻は「それではまた一人産んでさしあげますよ」と、なぜかうちとけるのでした。

ということで、すべて丸く収まりました。
今回は野島流が炸裂しました。苦し紛れなのか、それとも前からの作戦なのか。
全てが訳わからなくて苛々でしたが、いい所も沢山ありましたね。
思うに、これは「101回目のプロポーズ」の現代版なのではないかと思いました。自分と釣り合わない相手に対する男の純情。
また、ななもそうです。こちらは「女の純情」です。
損得勘定のない愛情がどんなに素晴らしいか。ロマンチックですね‥
 
へんてこではありましたが、この華道の舞台がゴージャスでした。私はももの部屋や服装をじーっと見ていました。
部屋のインテリアはシックで上品です、ブルーグレーが何ともステキでした。
和服も花も目を楽しませてくれた。そういう意味では、見る楽しみがありました。
 
峯田さんがどうしても受け付けなかったけど‥。一体誰なら良かったんでしょう?
不可解さを我慢して見ましたが、終わってみればけっこう印象に残るドラマでした。
今までと似たような物だったら、その時は良くても後まで記憶に残りませんよね。
別に残る必要もないと思うけど、このドラマは何か新しいところを切り開いたという点で評価できるドラマではないでしょうか。