今日の考え事〈applemint1104〉

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「ウチの娘は、彼氏が出来ない!!」8話の感想

2021-03-05 10:21:57 | ドラマ

段々面白くなって参りました。
今回は、空の父親である一ノ瀬風雅が余野島で流木を拾っているところから始まります。何故かそこに居合わせた渉先生。
こんな偶然は十億分の一以下でしょう。
一ノ瀬は流木を拾って加工し売っているアーティストのようです。

流木が気に入ってそれを「おだや」へ持って行った渉先生でした。
渉は空と会って、彼女の機嫌が悪いのは何故かと尋ねます。空は彼女の出生の秘密がバレたからだと打ち明けました。空が見せた父親の写真を見て驚く渉先生。
ななんと、写真は余野島で会った流木作家だったからです。

そんなこんなで空は父親に会いに行くと決めます。碧と余野島へ向かいました。
「育ての親と産みの親を捨てた父親に鉄拳を食らわせてやる」と勇ましい。
しかし、周りはハラハラです。ゴンちゃんは元恋人だった碧と一ノ瀬の関係が復活するんではないかと心配していますし、漱石もその思いはあるようです。
碧は碧で空が父親の方に気持ちが行ってしまうのではと不安を募らせます。

一方、空を挟んだ三角関係が勃発です。
渉先生は空を彼女だと思っていたようです。しかし空は光と妙に仲がいい。渉はヤキモチを焼いています。
光は自分と空は何の関係もないと言いつつ、渉先生が空と手を繋いだと知るとモヤッとしています。
碧を挟んだ恋敵がゴンと漱石なら、空の恋敵は渉と光です。

今回、電撃訪問した碧と光に対して、一ノ瀬は打ち明けられても淡々としていました。
空が自分の子だということもあっさり受け入れます。おかしいなぁー。
普通、動揺して否定するもんでしょう?
すずのことを一ノ瀬は覚えていたらしいですが、碧の事ははっきり覚えていなかった。
なのに二人を門前払いするわけじゃなく、歓迎して家に入れてくれました。
碧がそこで仕事するのを承諾したり、空と二人で海に釣りに行き、一緒に料理したりします。
それがとっても不思議な感じでした。なんでこんなに穏やかなの?もっと野蛮な人だと思っていた。

「中学聖日記」でも、晶が実の父親に会いに行く所がありましたね。晶は結構葛藤があって行ったけど、会ってみたら父親は割といい加減な人だった。
一ノ瀬もあんな感じかと思っていました。
そして自分語りする一ノ瀬でした。これが長ったらしい。
…いきなり出演したものが大ヒットして一躍自分はトレンディ俳優の座を獲得してしまった。
しかしそうなってみたら、つまらなかった、と。「カーン、終了」という音が頭の中で聞こえた。
数字に踊らされる毎日、過酷なスケジュール。大きな家を買う、そこから動けなくなる、セリフさえ不自由に感じた。
何故思ってもいないことを言わなきゃならないのか?…と。
これは作者の本音でしょうね。作者は、登場人物がみんな自分の分身だから、いつも自分の本音が出てくる。
登場人物をキャラ付けして駒のように配置するのが出来ないみたいです。

空と碧、一ノ瀬は焚き火したり一緒に釣った魚を食べたり。空と一ノ瀬の心は近づきます。

ところどころ、ロマンチックな言葉が出てきます。
沙織が空に電話で言う言葉。
「暗闇の中で手を伸ばしてみて!君の手は誰かの肩に触れ安心する。それが空にとって一番の人だよ!」
憧れの人が好きな人ではなく、安心出来る人が好きな人だと。暗に光が空の大事な人だと教えているのでしょう。

(しかしこの沙織もよく分からない人です。別れた男に添い寝して、過去の男の胸の中は温かいと言ったり、どこまで嘘でどこまで本気なのか)

そして後半、焚き火の前で一ノ瀬と空は一番大事な話を始めます。彼のこれまでの人生を振り返ります。
一ノ瀬は33歳で俳優という夢がかなえられたと判断し、それから世界を回って色々な仕事をして回りました。
そしてある思いを強くしました。
人生はお金がなくても生きられる。自分を助けたい人、自分が助けたい人がいるのが重要なこと。人は持ちつ持たれつだと。

最後に碧は突拍子もない夢を見ます。
何人かの男たちにプロポーズされた空がかぐや姫の衣装で空飛ぶ絨毯に座り、皆のプロポーズを断り、月に向かって飛び立ったという夢です。
目覚めた碧が見たのは空の置き手紙でした。空はどうやら父親と一緒に旅に出るようです…。

 

 



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