やっぱり生半可に見てるとついて行けないですね。
それでなくても、銀行という舞台での内部抗争と大仕事、普通の人にはほど遠い世界です。
じっくり見て理解しました。
今週は帝国航空を立て直すべく、余剰人員の受け入れ先スカイホープ(でいいの?)に路線拡張を提案する半沢でした。が、受け付けられず、更に融資も無理ということで帝国航空に暗雲漂うのですが、どうも銀行内部に政府と繋がってる人物がいるのでは?と睨む半沢でした。
大和田か紀本かどちらかがそうではないかと推理します。
そして、どうも紀本らしいと分かり、半沢は大和田と組んで芝居を打ちます。曾根崎に紀本がそうだと告白させます。
紀本は党の幹事長と繋がっており、幹事長箕部は国交省大臣の白井を操っています。
白井は国の威信を賭けて銀行たちに圧力をかけ、債権放棄を当たり前のごとく強要します。
そしてタスクフォースの弁護士が、なんとあの昔は紅顔の美少年だった筒井道隆くん。
彼は憎々しい弁護士になって合同報告会でどなりまくります。
結局、どこの銀行も債権放棄なんてしたくないんですよね。あったり前の話です。
半沢が銀行マンの矜持みたいなのを得々と述べてましたが、普通の感覚です。
そして債権放棄を認めると思っていた他の銀行は、なんと「主力銀行および準主力銀行の意向に従わせていただきます」「主力および準主力銀行の対応に準じます」と3行が態度を保留し、爆弾回しをし、準主力の東京中央銀行の半沢が、堂々と「我々はこの債権放棄を拒否します!」と言いました。
最後が主力銀行である政府系の開発投資銀行の番です。
谷川は後からスタスタ部屋に入ってきて、こう言いました。
「我々はタスクフォースに対して、見送りの決断を下しました!」と。
なんと、政府系の銀行は国に逆らえないと思っていたら、急に民営化がまとまり閣議決定されたと言うのでした。
(出来すぎた話)
債権放棄を迫られていた銀行職員たちは手を取り合って喜びました。そうですよね…。
金融界ってあまり知りませんけど、国の圧力で一介の銀行が500億の債権を放棄するもんなんですか?
これは何かをモデルにしてるんだろうか。バブルの頃の出来事をモデルにしてるのかもしれませんね。
しかしこんな事してるんだー、と知りました。
それにしても東京中央銀行の上層部が右往左往しています。みんなハッキリしません。大和田は結果いい人なのか。
この話は内部には必ずスパイがいるという教訓でしょうか。
今の自民党にも、スパイがいるらしいですね。
野党には随分沢山いるらしいですね。スパイ防止法を作らないといけません。
オーストラリアは政治の中枢部にまで中国が入り込んであわやという所だったようです。カナダもらしいです。
こういうドラマを面白がっている間に自分たちの足下がボロボロになっているという…
笑い話じゃありません。なんで現実の話になるんだろう。
国交省の女性大臣、白井さんを江口のりこさんがやっていました。
大した貫禄だと見ていたら、最後裏切られて無残なものでしたね。
幹事長にボコボコにされて「お飾りだけの役になっていろ」と言われて。
あーなるほど、そういう役だったか、だから江口さんなんだと思いました。
一体誰を念頭に置いて作った役だったのかな。
今回も半沢が大立ち回りし、カッコ良かったです。
友達が時代劇の型のドラマだと言っていました。スカッとするのは確かですね。