今日の考え事〈applemint1104〉

自分の体験やニュース、テレビドラマや映画などについて感じた事を素直に書いて行きます。

「母になる」3話の感想

2017-04-28 09:21:59 | ドラマ
いやー何ですかね。ぐいっと気持ちを掴まれて見入っちゃいました。
設定が、非現実的だけど、もしわが身になったらと考えると、見ずにはいられなくなります。
3歳の可愛い盛りの我が子が行方不明になる。それもほんの一瞬、目を離した隙に…
川に息子の衣服と靴が浮かんでいる。プカプカと…。想像しただけで怖くて、もし自分だったら耐えられるか?と思います。
どこまでも探し続け、何年経ってもあきらめきれず、その後普通に生きていけるかと言ったら自信がありません。
でもそれを乗り越えて、主人公は9年経って、偶然息子が見つかります。
施設に入ってたのが2年、その前に7年間がありますが、ある人に育てられていました。
息子が捨てられた部屋の隣に住んでいた女性に発見されて育てられていました。
…息子はその人のことをママと呼び、なついていました。
 
息子は自分たちの元へ帰ってきますが、壊れてしまった夫婦の関係は戻りません。離婚してしまったのです。
息子を取り戻すために二人は復縁します。
その描写がリアルです。
一緒の部屋で寝ましょうと提案したり、またいつの間にか食べられないものが食べられるようになっていたり。時間が過ぎていたのです。
テンポがゆっくりでBGMも自然、ちょっと家がレトロだけど。見入ってしまいます。
 
そして、エリカさんのきれいさが光っています。
時々あのラムちゃんの衣装の舞台挨拶が脳裏にちらつくけど。でも、それより1リットルの涙で見せた清楚さ、悲しさが甦ります。
あの役を思い出すだけでジーンと来ます。
この人はきれいさの中に強さがあるなぁと今回も思いました。
一方、育ての親の小池さんも、強さとずぶとさを持った女の人。今はネカフェに寝泊まりしています。
何故か知らないけどフラフラと新しい母親の家にやってきて、エリカさんと対面します。
まぁお話はこれからですね。
遊川さんのドラマと似てると言えば似てるような気もしますが、描き方が全然違います。
 
見ていて気になったのは、夫である藤木さんの存在感。この人どうも存在感が薄いです。
子役の子も、あまりに天真爛漫で陰がないのがなぁ‥。陰のある子役なんていないか…。
 
シチュエーションは相当厳しいドラマですが、エリカさんの熱演と美しさにますます磨きがかかるのを期待します。
要チェックです。

「あなたのことはそれほど」2話の感想

2017-04-26 09:55:27 | ドラマ
しょうもないドロドロドラマになって来ましたね。
いわゆる普通の女の人である美都に覚悟がないのは彼女のせいじゃありません。
人のことや自分の感情を軽く考えている人はその重大さに気付いていないのです。
幾ら好きだった人だからって、再会して数時間後にホテルって‥
今回は事後の場面から始まりました。
「えっ?」と言う感じ。
でも、波留さんはそういう普通の女の人を過不足なく演じています。

色々深く考えない方が今の時代生きやすい。けど感情に流されてやってしまったことは、その後始末を自分でつけなければならない。
それがまだ分かっていない。
有島という人が、好きでたまらなかった人として描かれています。
でも見たところそんなに素敵ではないような…
見かけだけ?
有島夫婦が同級生と出会って「えっ?有島君この人と結婚したの?」と嫉妬の顔で見られる所を見ると、人気者だったのでしょう。
本人にそれほど魅力はない感じですが。それより堅実で料理好きな涼太の方がいい男なのにね。
 
夫をよそ目に恋に没頭する美都。初心なんですよ…。結婚って2番目に好きな人じゃなくて5番目6番目に好きな人でいいのでは?
涼太も妻の携帯を覗き見してメラメラしてますが、もっと狂っていいでしょう。
どんどん冬彦さん化して行ってほしいです。
 
しかし、夫がいながらこの熱中具合。「つける薬がねぇ」状態。もうトコトンやるしかないでしょう。
人の気持ちに縄はつけられないんだから。嘘を積み重ねていく美都。
まぁ行くとこまで行けよと。
そして尻ぬぐいを何年もかけてやるんですな。
 
どうも韓国ドラマを見てる気がしてなりません。有島くんが韓国系の塩顔だからかな。それとトロトロした運びがそう感じるのかも。
世の中にラブホがあんなに多いのも、浮気や道ならぬ恋が多い証拠でしょう。だからこれを見てる人はそれはもう色んな立場と思いで見てるんでしょうね。
しかし有島がなぁ‥一点の曇りもないアホですね。
波留さんは可愛いし、仲さんはまったりした美人になってるし…、東出さんも健闘してる。
絵的には文句のないドラマなんですけどね。

「フランケンシュタインの恋」1話の感想

2017-04-24 14:23:07 | ドラマ
なんかまた胡散臭い題名だなと思いながら見てみました。
主役は綾野剛さん。二階堂ふみさんや柳楽さん、柄本さんなど、脇役もベテランぞろいです。
一話は、セクハラみたいな事件があって山へ迷い込んだ二階堂さんが、見知らぬ男に助けられます。
後日再び山へ入り、その男と再会します。
この男が120年も生きているという謎の男です。
地下には骨となった父親のガイコツが横たわっているのでした。
この男は、医師であった父親によって死から蘇った息子なのでした。しかし、どことなくボサーッとして、おっとりしています。
謎と言いつつオーラがない。嗣実のいいなりです。
 
嗣実は大学で菌類の研究をしています。
とりあえずこの研と名付けた男を、自分のアパートや研究室に連れて行くのですが、隠したりごまかしたリ、いかにも安直です。
そして研は研で長年生きて来たのに怪物的な所もなく、ただのでくの坊のような感じです。
研は嗣実と稲庭の計らいで、大工の見習いとして、稲庭家へ住み込むことになります。
 
出て来る人たちがこれまた濃いキャラで、なぜこんなにキャラを立たせる必要があるのかと思って見ていました。
まあしかし、これから何かが起きるのでしょう。文句を言うのは時期尚早です。
一時間も経ってから、なにか研の様子が変わり始めました。
感情的になったり興奮したりすると体のあちこちに異変が起こります。
ムクムクと恐ろしい速さで体が変わります。
菌糸が宙に飛び散り、腕に這い、手には泡のような白い物体がこんもりと盛り上がります。
頬にも白いカビのようなものが現れます。なにこれは…
まるで妖怪人間ベムみたい。更に、あの時の音楽と瓜二つのBGМが流れます。
なるほど、あれがコンセプトか。腑に落ちました。
(亀梨さん主演のドラマから早5年も経つことに驚き)
しかしあの時の妖怪人間には彼らなりの信念があった気がします。
フランケンの研はまったくの無垢で、周りになされるがままです。

そして、これが気になったんだけど、怪物と言う、人間でないものをどうやって表現するのでしょうか。見てる分には人間。でもそうでないと言う。
えっ…?
これは演技が大変です。
 
一話だけ見ただけでは分かりませんが、あまり華のないドラマでした。
ですが、これからなのです。これから何かが始まるのでしょう。
日曜の夜にふさわしい、元気とやる気をチャージしてくれるようなお話であることを期待しましょう。(かなり苦しい)

「あなたのことはそれほど」1話の感想

2017-04-19 16:10:36 | ドラマ
とてもリアリティのある話でした。
全編を漂う寂しさは何なんでしょう。主人公がとても醒めている、そこにありそうです。
三好美都は26歳ですが特別趣味もなく、仕事は医療事務です。ただ一つ恋だけは憧れを持っていて、中学の頃から好きな人がいて彼を忘れられません。
またそれとは別に、運命とか奇跡の恋がいつか訪れるかとひたすら待っているのでした。
しかし、ある時眼科クリニックに訪れた患者の男に誘われデートするようになります。
彼は料理が得意で、作るものを美味しいと感激して食べつつ美津は彼を受け入れていきます。
そしてそのまま結婚を約束します。
でも美都は、彼の事をすごく好きというのとは違う。嫌いではないけど、と内心思っています。
シングルマザーで育って、母親の男性関係を見て育ってきた。
だからか、醒めている。家庭の温かさを知らない。何となく結婚も受け入れてしまう。
 
でも結婚して分かったのは彼、涼太の拘束ぐせ。
料理にしろ趣味にしろ、何かしつこい。尋常じゃないものがあります。
そして一言美都が言った寝言「有島くん…」に夫は嫉妬心を掻き立てられ苛立ちを露わにします。
優しいだけの人じゃないのです‥。(そりゃー人間だもの)
そしてふとした場所で、初恋の人有島くんに出会った美都は話が合い、トントン拍子で飲みに行き、勢いでホテルに入ってしまうのでした。
おやおや。
「こんなの間違ってる」「でも今、どうしようもなく幸せ」というナレーションで終わります。
今回初めから終わりまで2年弱の月日の駆け足でした。
 
ざっくり言うと、これはごく普通の話です。こういう話を身の回りでたまに聞きます。
出会う人の順番で、誰が一番好きかなんて分かるはずない。
大体「好き」って勝手な思い込みでしょう。
結婚して分かる性格もあるし、子供を育てたり協力して家庭を営むうちに出来る絆もある。
それは「好き」という範疇ではなく、信頼だったり別のものだったりする。それを「好き」で括ったりは出来ないよね。
だけど夢見る乙女はそれを求めてしまうのです。
 
まぁいいじゃないですか。結婚しても別の面が見えて合わなかったら別れればいいんだし。
その為に離婚があるんだし。何度でもやり直せばいいんです。(と持論を展開する自分)
しかし、相手の有島も、美都と出会ったとたんヘラヘラして強引にホテルに連れ込みますからね。何?この人。
何か事情のある人なのかしらね。
有島の妻は妊娠中。そして、美都の新婚の部屋(すごくおしゃれ)と有島の部屋が違いすぎます。
何だろう、この差は。

私から見たらそれほど恋に憧れてるならバンバン色々な人と付き合ったらいいのに、美都は何だかおっとりしてますよね。
とことん理想の人を追求したらよかったのに。
こういう事は往々にしてあるものです。既婚者だけど、昔の好きな人に会ってしまったら…。

こっそり付き合って様子を見、相手の事をもう一度知る。
そして夫と天秤にかけて改めて選べばいいのでは。危険な考え方か?
仕方ないんじゃないですか。だって好きなのは止められないでしょう?
他に賭けるものもなさそうだし。恋に賭けてみても…。そんな気がしました。
 

「小さな巨人」1話の感想

2017-04-18 15:50:18 | ドラマ
何だかすごい物々しいドラマでした。
ドタバタして、何事かとじっくり見てみたら、警視庁の捜査一課と所轄の対立の話なんですね。
一時間半で、これまでの説明から主人公の身の上、上司との関係、移動、そして事件が起こりその解決まで、と何話分かの内容を突っ込んでいました。
 
そもそも長谷川さん演じる香坂というのが出来る人で、ノンキャリアから成果を積み上げて捜査一課の課長の下までのし上がった人です。
警視総監賞を20も取ったとか、スターですよね。
警視庁捜査一課長というのがピラミッドの頂点に立つすごい人らしいのです。
香川さんがやっている小野田がそうなんですが、高卒のノンキャリアだそう。
現場の叩き上げということです。香坂はその人の片腕だったのですよ。
しかし三か月前に、会食した後にある男に声をかけて車に傷をつけてしまったのでした。
香坂は酒を飲んでいました。そこで全てがフイです。今までの輝かしい経歴も何もかも。
…たったそれだけで。
 
どんなに警察と言う組織が厳しく、少しのミスも許されないのだと思い知らされます。
香坂は芝警察署に移動になります。警部となって格下げになり、所轄の仕事をすることになります。
そこでまた事件が起きます。大きな会社の社長が誘拐されて5億円を要求されるのです。
そこから、身代金を届けたり犯人との交渉があるのですが、悉く、所轄は警視庁と対立します。
もう血管の切れそうなことばかり。香坂が一人で全て背負ってるような立ち回りを演じます。
大げさですが、構図的に分かりやすいのは事実でしょうね。
 
捜査一課長の小野田が、どうも食わせ者みたいなんですわ。香川さんの「のらりくらりした何考えてるか分からない」演技、いつもですよね。
私はあんまり好きじゃないんだけど…今回もです。
つまり、小野田が香坂を切ったのは「組織として規律を守る」のを優先したと言ってますが、最後は「私の勘だ!」と言うのです。
勘かよ…。何考えてるの、この人。
 
でも昇任試験を香坂に受けさせて、捜査一課に戻そうとしてるみたいだし。真意がつかめません。
誘拐事件は捜査一課と所轄がバラバラに対応して、間一髪で引き分けになりました。
あと数秒で犯人を止められたのに、警視庁は強行突入したのです。
その後流れたテレビのニュースで、誘拐された社長が毒入りカプセルを飲まされて胃洗浄したけど、意識不明ですって…。
何なんでしょうね、このハードさ。一話だから引き分けにしたかったのですね。

日曜の夜に、迫力ある警察内部の話。男社会の縮図でもあるわけなんですが、女性からしたらただ疲れて、難しいドラマにしか見えません。
私は物好きなので、次も見てみるつもりですが。
しかし業界ものとは言え、舞台が警察とは。冒険しましたよね。