今日の考え事〈applemint1104〉

自分の体験やニュース、テレビドラマや映画などについて感じた事を素直に書いて行きます。

農業協同組合新聞の記事

2020-12-31 14:47:16 | 政治経済

日本のマスコミと米国のマスコミがだんまりを決め込んで、あたかも言論統制が行われているかのような米国大統領選でした。
大手マスコミは口を揃えてもうバイデンが次期大統領と決まったかのように扱い報道しています。
ですが、ユーチューブでは沢山の専門家や報道機関、ジャーナリストの発信がされています。

しかしユーチューブで見たり聞いたりしたことを言おうものなら陰謀論者だとか頭がおかしいとか嘲笑われます。
1/6に何かが起きるようですが…

そんな談合のような沈黙の中、農業協同組合新聞に大直球記事が出ました。
ちょっと痛快です。一部割愛して貼っておきます。


「農業協同組合新聞」2020年12月18日の記事より

報道の裏にある現実を見極める眼を
堤未果 国際ジャーナリスト 

020年を振り返ると、真実とそうでない情報が,世界規模で錯綜した一年だったと言えるだろう。
新型コロナウィルスに始まり、各国政府が実施したロックダウンとそれに伴う世界的な景気後退と失業率の拡大、アメリカ大統領選挙の不正疑惑まで、今まで信じてきたものがことごとく崩れてゆく中、言論の自由にまで疑問符がついた。
「ニュースを見ても、何が起きているかよくわからない」日米の主要マスコミが、バイデン勝利で決着がついた前提で本質を伏せた報道を続けているアメリカ大統領選などは、その典型的なケースだろう。

1月20日の就任式まで最終結果は確定されないが、今や現地では「第二の南北戦争」と呼ばれるほど、米国は史上最大の混乱に突入している。テレビや新聞は繰り返し、敗北を認めないトランプ大統領を「民主主義を冒涜している」と批判する。あるコメンテーターはこう言った。「今まで散々フェイクニュースを撒き散らし、嘘をついてきたトランプが、今度も世界を騙しているのだ」と。
だが本当にそうだろうか。

壮絶なサイバー・情報戦争

日本の私たちはこの問題を、単に「トランプ対バイデン」という構図でとらえるべきではない。何故ならこれは単にアメリカ一国の問題でなく、わが国と周辺国にとって決して他人事でない、米中間で進行中の、壮絶なサイバー・情報戦争だからだ。

今回の選挙で世界が見せつけられた最大の衝撃は、グーグルやフェイスブック、ツイッターなどのソーシャルメディア企業が、いつのまにか政府や伝統的なメディアを遥かに超える力を持ってしまった現実だろう。
アメリカの上院司法委員会は11月に公聴会を開き、フェイスブックとツイッター、グーグル社のCEOを、選挙期間中の不当な検閲や特定のアカウントを理由なく凍結した行為について批判した。

ツイッターとフェイスブックは、バイデン側のスキャンダル報道を閲覧不可にする一方で、トランプ大統領と共和党支持者のアカウントを凍結し、拡散を阻止した事を追求されている。また、米国行動科学研究所がアリゾナ、フロリダ、ノースカロライナの3州で大規模な有権者調査をした結果、グーグルがバイデン側に有利になるよう検索結果の順番を操作し、民主党支持者のネット画面にのみ「投票を促す表示」を出していたことが明らかになった。

常軌を逸したテック企業の言論統制は、以前から各国で問題になっていた巨大テック企業のやりたい放題を、国家安全保障問題にまで引き上げた。
今回の不正疑惑については、国内だけでなく外国政府が関わっている証拠が当局に提出されたからだ。

12月17日。ピーターナヴァロホワイトハウス大統領補佐官が発表した、接戦6州における大統領選挙の調査報告は、民主党陣営の大規模な不正を明らかにした。50の訴訟と関係者(郵便局員や投票所職員、選挙監視スタッフ、民主党員、共和党員ら)数千人が自ら署名した宣誓供述書を元に、州の公聴会での証言や異議申し立て、実名入りの証拠映像、法律家の分析、投開票や統計データなどが詳細に検証された結果、不正が断定され、裁判所に徹底調査が要求されたのだ。

この6州は1月6日までに、選挙結果の合法性を証明するか、再集計した合法票を出さなければならない。

検証項目の中でも、全米28州で有権者の20%が利用した電子投票機に関する箇所は、安全保障問題を激しく炎上させた。部品の大半が中国製の上、当該企業が2018年に中国系企業が出資する投資会社に買収され、大統領選の1ヶ月前にも4億ドル(400億円)の融資を受けていた事で、今回の不正の数々に、外国政府が深く関わっている事が明らかになったからだ。

加速する米中戦争

世界中どこでも、外国勢力による選挙介入は国際法(不介入原則違反)で禁止されている。特に近年はデジタル技術の進化によって、候補者のイメージ作りや有権者の意思決定、投開票に至るまで、一度介入されればその影響は大規模だ。これは日本も他人事ではない。例えば憲法改正の国民投票の際、デジタルプラットフォーム企業や外国勢力の意図的な介入を阻止できる体制が、果たして今の政府にあるだろうか?

過去何度も不正選挙が繰り返されている上に、野放しのソーシャルメディアが年々その影響力を拡大するアメリカで、2期目の選挙戦を警戒していたトランプ大統領は先手を打った。2018年に「選挙への干渉が明らかになった外国企業及び個人に制裁を課す」ための「大統領令13848」に署名しておいたのだ。

11月12日、トランプ大統領は中国による国防の脅威を理由に「国家緊急事態」を宣言、それを受けて12月3日に国務省は、最大10年だった中国共産党員とその家族の米国入国ビザを1ヶ月に短縮した。続いて18日に商務省が、米国内で中国のための軍事開発を行なう5大学(国防七子と呼ばれる)を含む、60の組織と企業を「制裁リスト」に加え、実質的な禁輸措置を開始している。

大統領選の陰に隠れた米中間戦争が加速するにつれ、自国の知見や技術が軍事利用される事への警戒が強化されているのだ。(日本にも国防七子と学術協定を結ぶ大学が45校あるが、見直しを検討しているのは16校のみと、危機感は緩い)

SNSが国家の脅威に

12月23日。トランプ大統領は通信品位法230条が、国家安全保障と選挙制度への脅威になっているとして、国防権限法に拒否権を発動した。230条はSNS上の言論に関し、企業側には一切責任を問わないという企業保護のルールだが、これを廃止する方向で進めるという。

今までは、SNSはメディアではなくプラットフォームだからという理由で規制されずにいられたが、世論を自在に動かせるほどの存在に(ツイッター登録者数1.7億人、フェイスブック登録者数27.4億人、グーグル検索件数35億件/日)なった上、外国政府との深い繋がりが明らかになった今では、国家の脅威になるからだ。

廃止されれば書き込み内容について責任を取らされるので、今回の言論統制は「国家反逆罪」に該当する可能性が高い。反逆罪は極刑だ。そうなれば当局はSNS企業に対し、営業停止と資産凍結、財産没収を実行するだろう。この動きを警戒してか、フェイスブックのCEOマークザッカーバーグ氏は保有する2億8000万ドル分(280億円)の自社株を売却、その後も毎日1210万ドル(12億円)売り続けている。

米国の混乱は日本の近未来

日米マスコミは12月18日に全米の州が選挙人結果を政府に提出した時点で「バイデン勝利確定」を流しているが、矮小化された報道には注意が必要だろう。結果が出るのはまだ先だ。2021年1月6日の開票結果に対し上院議員1名と下院議員1名が二人で異議を申し立てると、すべての選挙結果は無効になる。その場合各州議会が1名ずつ選んだ新しい選挙人が、大統領と副大統領を選ばねばならない。例えバイデンになったとしても、トランプが「反乱法」を発動すれば舞台は軍事法廷に移るため、まだまだ混乱は続くだろう。

中国の脅威と、言論を支配するテック企業の暴走によって、アメリカが事実上のサイバー・情報戦争の真っ只中にあることは、1月20日に誰が大統領に就任しようが変わらない。そしてそれは日本を含む、多くの国の近未来になりうるだろう。


NHK土曜ドラマ「ノースライト」の感想

2020-12-22 11:50:01 | ニュース

二週にわたってNスペ枠で放送された横山秀夫原作のドラマです。
リアルタイムで見て、一体これは何が言いたいのか何の話なのか全然掴めませんでした。
見直して、気になる箇所を繰り返し見て印象はガラリと変わりました。

二度目に見た時はこれが色々な話をつなぎ合わせてサスペンスに見せかけた話だと思いました。

大まかに言いますと、主人の青瀬稔という建築家に家の設計を頼みに来たのが吉野陶太です。
彼は青瀬に「あなたの住みたい家を建てて下さい」と奇妙な事を言います。
そして自分建てたい家を拘って造ったのが「ノースライトの家」です。
80坪の土地に3千万の家、その屋根には北からの日差しを取り入れた「ノースライト」と言う光の煙突を付けました。優しい穏やかな光が部屋に届きます。
稔のその家は建築の本にも取りあげられ、一目置かれるようになったのでした。

陶太が仙台で暮らしていた昔、彼の父親はタウトという(当時ナチスを逃れて日本に来ていた)ドイツの職人に傾倒して椅子を作る仕事をしていました。
その父親が森で捕まえた九官鳥を家に持ち帰り飼っていた所を、元の持ち主が引き取りに来ました。それが青瀬の父親です。
二人は九官鳥を巡って言い争いになり、青瀬の父は道から落ちて転落死してしまいました。

その事実を数十年後、父親から亡くなる直前に陶太が聞きます。そして陶太は相手の息子にお詫びをしたいと決心します。
しかし青瀬に帯するお詫びが変わっています。青瀬が何を望んでいるか、青瀬の元妻に会って聞き出すのです。どう考えても不自然です。

完成したノースライトの家に吉野一家は住んでいなく、変だと思った青瀬が色々調べ始めます。
そこにあった一脚の椅子(タウトの椅子)について調べ、また陶太の行方を捜します。
結局彼は見つかり、失踪の理由や元妻とよりを戻そうとしていたことなどが分かりました。
さらに建築事務所の社長岡嶋が挑戦しようとしたコンペの話や、それに関する賄賂疑惑、岡嶋の事故死が重なります。

別にサスペンスでも何でもなかったのです。陶太が青瀬に事実を話さずに妙な依頼をしたことがサスペンスになってしまった原因でした。

青瀬の元妻ゆかりはノースライトの家をとても気に入り数時間眺めていたと言います。
岡嶋は息子が本当の自分の子ではないと知り苦しんでいました。
が、息子がとても可愛く、息子に自分の仕事で何か残せるものを残したいと稔に話します。
その気持ちをかなえたいと思った青瀬はコンペに岡嶋のアイディアを全面的に取り入れノースライトを使った斬新な発想にしました。
それを全て無償でライバル会社に提供したのです。

陶太は妻との仲が壊れていますが、よりを戻すのはもう無理でした。
青瀬の元家族、二人の実家も平穏ではなく、母親が早く亡くなっています。
作者はこれらの家族が心では結ばれていた、と語りたいようです。岡嶋が書き残した「埋められない物を埋める…」は家庭、家族への努力の言葉なのでしょう。
体は別でも心は一つ「同心梅」というものがあると岡嶋に語らせています。

ノースライトの家はここに関わった様々な人の家族再生のきっかけ、象徴でもあるかのようです。
色々な話に気を奪われ気がつかなかったけれど、静かに流れていたのは夫婦関係であり、親子関係であり家族の姿だった。
それに気づきました。
2時間半では無理だったのか、それとも脚本が悪かったのか、原作が盛り込み過ぎだったのか、分かりませんが何度も見ないと理解出来ないのはちょっと勿体ないなと思いました。

 


「恋する母たち」最終話の感想

2020-12-20 11:04:57 | ドラマ

最終話の感想を書いてみたいと思います。
最終話なのにドタバタ、そして超展開(笑)
まりは立ち直った夫に離婚宣しました。夫に言った言葉は浮気や夫の仕事が出来なくなった事ではなく、「あなたといても幸せじゃない」ことだと。

杏は斎木とどことなく隙間風が吹いています。
まりは大きな決断をします。新生児の子がいて4人の子の母親、それなのに安定の弁護士の妻の座を捨てて離婚し、しばらく実家に身を寄せると言うのです。

斎木はどこか変です。情緒不安定な上、所々言葉がきついのです。杏を褒めながら「うっとうしい」とつぶやきます。
この言葉に深く傷つく杏でした。

まりは一年間、丸太郎と会うのを拒んでいました。身の回りが整理出来るまで自制をしていたのです。
しかし丸太郎が空港でまりと子供たちの行く手を阻みます。
「今俺たちが一緒にいないのはおかしい」「誰がなんと言おうと世間が後ろ指指そうと、一緒にいよう」「裁判でも何でも受けて立つよ」
と言うのでした。何という男らしさでしょう。感動でした。
まりがここでハラハラと涙を流してしまうのですが、私としてはもう少しポカンとした方が良かったと思いました。
仲さんはつい、まりに感情移入して涙が流れてしまったのでしょうが…

その後の丸太郎と子供たちの楽しげな様子が映ります。長女だけは父親について行ってしまうのですが。
長男が意外にもしっかりしています。父に母と離婚をして下さいと頼みに行くのです。
子供達がしっかりしているからこのドラマは成り立っているのでしょう。比べて大人達の何と自由なこと。

年月がバンバン変わって2021年です。
優子は取締役役員に昇格しました。シゲオはベストセラー作家です。世の中の晴れがましいこと一挙取り。
まりは丸太郎と入籍し幸せ一杯です。お買い物チャンネルにも復帰しました。
そしてやっぱり最後に赤坂と優子の関係です。
赤坂が結婚式を逃げ出して来て息せき切って優子の部屋へ来たのです。
なんと、結婚相手が打算で赤坂を選んだというのが式場で発覚したのです。あり得ない。
取って付けたような展開です。そして2度目のベッドシーンが繰り広げられます。
結婚しようと言う赤坂に優子は「結婚はしない。一緒に暮らそう」と返事します。
その言い草が「だって離れられない」だそうです。ごちそうさま…。
赤坂は会社を辞めて起業するそう。

杏の元夫が記憶を徐々に取り戻しました。しかしもうとっくに赤の他人です。
杏はどうにも上手く行かない斎木との未来を見据えて、別れの決意をしました。

一年後。登場人物たちは順調です。杏と優子の息子は東大に入学し、杏は独身に戻りました。
丸太郎と偶然出会った杏は「人生最高のパートナーが配偶者とは限らない」という話をして何かに気づきます。
その足で斎木の職場に駆け込みます。
そして職場の中で自分は斎木の仕事のパートナーになりたいとアピールします。これ、頭おかしいですよね。

ですがここでもご都合主義が。
なんと、斎木は独立して仕事を始めようとしていました。そして杏に仕事のパートナーを頼もうとしていた所だというのです。もうね、強引で笑うしかないですわ。
次の場面では2023年です。一緒に暮らしているらしい優子と赤坂。手を繋いで幸せそう。
まりたちも、斎木たちも順調です。最後は、あるレストランにまりと優子、杏とその相手達が一同に介しました。もうママ友じゃないですよ、これ。

と言うわけでハッピーエンドでした。
誰も彼もコロコロ変わって適当で、おまけに権威づけをバンバン飛ばしてくるので鼻につきました。
柴門ふみってマンガの中でも登場人物に資格を取らせて相手を怖じ気づかせていましたね。
今回も国家資格や高学歴、文学賞、ベストセラー作家、取締役職などオンパレードです。

でもそれだけではなく、ちゃんと人物の性格を書き分けていました。
仕事を一心不乱にして相手への思いを封じ込めていた優子、自分に非はなくても夫を立ち直らせるのを見届けるため一年も相手に会わなかったまり。
見てくれと違って情緒不安定で自信がない斎木を包み込んで最後は仕事のパートナーとして新しい関係を築いた杏。
見事な生き方です。
最後の笑顔を見て、安心しました。
色々悪口を書きましたが、昔とは違う現代女性の強さを見た気が、一瞬だけどしました。(褒めすぎ?)


「♯リモラブ」9話の感想

2020-12-18 14:19:12 | ドラマ

なんかもう可笑しさを通り越してバカバカしくなって来ました。
SNSで知り合い、ラインをするようになってから相手の「檸檬」が社内にいると知って誰なのか突きとめた美々。
なんと檸檬は青林でした。「青林だけはイヤー」と叫んでいたのにどうしてか気持ちが変わりお互い今はラブラブです。
青林は美々の部屋にも来るようになりました。しかしそこから先に進んでいきません。やっぱり知り合ったのがSNSというのが影響してるのかな。

今週は美々の頭の中に円形脱毛症が見つかりました。髪の中にすっぽりと丸くハゲが出来ています。
美々は焦ります。いったい何が原因で出来てしまったのか?コロナ禍のせいか、仕事のプレッシャーか。
それとも、青林への気持ちを押さえて溜め込んでしまったせいか。
思い切って青ちゃんに円形脱毛症を打ち明けます。
青林に、美々は気持ちを素直に言う事にしました。
ですが言って逆に驚かれてしまいます。すぐに後悔する美々。まったくの独り相撲です。

美々が部屋の中で柱を抱えてグルグルする場面があります。この部屋、柱が多すぎる。
ここはアパートだと思っていましたが、よく見ると一軒家らしいです。
20代で一戸建てに住めるくらいの余裕があるんだ。横浜の丘の上のようですね。高いんだろうなぁ…
だとしたら、誰にも遠慮せず青ちゃんも泊まっていけばいいのに。

ここに来てこのドラマは完全なラブコメだと分かります。仕事してる感じないですもんね。会社というのは舞台なだけなんですね。
しかし朝鳴さんは社長室に抜擢され、それを断りました。そんなに凄い人だったとは。

彼は精神科医の富近さんとなんだかいいムードです。
富近さんは素直です。朝鳴さんにネックレスを贈られ首に付けて貰い、まんざらでもない様子。
朝鳴の「大事な人がいる」に一瞬悲しそうな顔をしましたが、すぐにそれが自分の事だと気づきました。「今日泊まっていけば」という言葉に頷きました。
大人の恋は早いですね。お互いになんとなく察していたのでしょうね。
こういう場面を見ると、視聴者も参考になります(笑)

かたや、進まないのが美々と青林。美々の独り言や空回りを見て、男性はどう思うんだろう。
「可愛い」と好きになるのか、それとも何だかなぁと思うのか。私はひたすら恥ずかしくてなりません。

蛇足ですが、青ちゃん演じる松下さんは最近かなりひんぱんに色々なものに出ていますよね。
一癖ある役柄で、サスペンスの犯人役とかキーワード的な人物が多かったように記憶しています。
色んな役がやれる透明感が重宝されているのだろうけど、恋愛物の相手としてはどうなんだろう。
私にはいい男に見えないんだけど…、薄ーい印象です。
波瑠さんの相手としては物足りない。

話に戻りますが、妙にからんでくるのが五文字です。今回も檸檬2と言う名で美々とラインをし始めました。
青林と美々はキャンプへ行きます。けっこう豪華なキャンプです。グランピングって言うのかな。
双子座流星群を見るためのようでしたが、そこでもとうとう結婚のプロポーズはありませんでした。

受け止め男子と美々は言っていて、青林は細かい所に気がついたり優しかったり。美々はそこに感激していた部分もありますが、そういう人ってリードは上手くないんですね。
かと言って美々もリードするタイプでもないし、ジリジリしています。この二人上手く行くのでしょうか。

スキマを埋めるように、やたら栞と看護士八木原の二人の話が挿入されます。これって煩くないですか。
直接このドラマの筋に関係ないですよね?
そして最後に、どうも会社の都合で産業医がなくなるかもしれないという話が出て来ました。美々の運命は?

いやー恋愛の話だけで何話も続くの見るの案外きついですね。
もう来週は最終回ですが、美々はすんなり青ちゃんとゴールインするのでしょうか?
とんでもない展開だと面白いですね。ま、ないか。


「恋する母たち」8話の感想

2020-12-14 10:51:35 | ドラマ

今回も展開の早いストーリーです。なんと言っても驚いたのはまりの行動です。
夫に求められて夫婦生活をしてしまったのをまりは何を考えたのか、翌日仕事の前に丸太郎の家に乗り込み「今ここで私として欲しい」と頼むのです。
それが「今、今、今、今」と性急です。
何という大胆さ。丸太郎は動揺し、結局応じました。

そして次のシーンでは「妊娠しました」と丸太郎にラインを送るまりでした。あぜん…。
まりが夫に妊娠した事を話すと、夫は「今まで子育てに参加してこなかったから、今度は子育てを楽しみたい」と悠然としています。
でもまりは密かに夫との離婚を考えています。丸太郎とは「離婚するまでは会えない」と、暫く会うことを拒否しました。

なんとまりはその顛末を優子と杏に打ち明けました。呆れる二人。まりの本音が語られます。
「私は恋愛も好きだけど、子育ても好き。一番好きなことを好きな人と一緒にやりたい」のだそうです。珍しいタイプというか、乙女なのかな。

一方斎木の子を身ごもった杏です。斎木は喜々としてベビーグッズを揃えています。
しかしここで運命が分かれます。杏は流産してしまうのです。
落ち込む斎木。

今週は今までと少し違い、「緩急」の緩の方でした。斎木の心の様子を彼が珍しく説明しています。
週刊誌を辞めて設計事務所に勤め一級建築士を目指すようになった環境の変化、妻の流産、コロナ、精神的に不安定になっていると認めています。
そして自分は家族関係に恵まれなかった、今は杏がいて嬉しいけれどまた失うのではないかという不安と支えなければというプレッシャーがあるというのです。
初めて吐露した気持ちでした。そんな斎木を杏は優しく包み込みます。
「コロナのワクチンもいずれ出来るだろうし、子供もまた出来るかもしれない。焦らず、ゆっくりのんびり行きましょう」と。この人が一番まともなのかもしれないなぁ。
池を眺めながら二人が語り合う、穏やかでいいシーンでした。

 

まりは夫のことがSNSで暴露され、ネットで中傷の嵐です。さっそく売り上げに響きました。まりはすぐに責任を取ってやめると言います。
そんなまりに、夏樹さん演じる綾子は「逆風に立ち向かう勇気はないの?」と葉っぱをかけます。
いかにも経営者らしい言葉。でもまりがその気がないと分かるやいなやさっさと見放して「お疲れ様」と言って立ち去ります。
こういうさっぱりばっさりした人の描き方が見事だなぁ、と感心しました。

優子は夫と離れているお陰で関係が良くなり、息子ともいいムードです。夫は息子に取材して書いた同性愛者の小説を出してヒットしています。
しかし安心も束の間です。このドラマの特徴である突拍子もない登場人物の行動がまた出ました。シゲオが優子に離婚届を突き出したのです。それも優しげに。
は~、こんな予兆あった?
優子は受け入れながら目を真っ赤にして涙ぐみます。
ここは吉田さんの思い入れの演技なんでしょうか。それとも脚本にト書きに「泣く」と書いてあったんでしょうか。
私は吉田さんの演技だろうと思います。
にしても、シゲオがどういう気持ちでここまで来たのか、もう少し説明して欲しかったですね。

最後はまりの反撃です。
夫が公認会計士に受かりました。(弁護士資格の方が難しいのに。なんで?)そこでまりは切り出しました。
「離婚して下さい」と。まりは夫が立ち直るのを待っていたのです。それから離婚話を切り出そうと思っていました。
私はひたすら、娘達の学校はどうなるの?と現実的な疑問で一杯でした。
恋愛に生きるのはいいけど、身勝手すぎる。もう少し娘たちに気を向けて欲しい、と思ったのは私だけか。
まぁそういう事も含めて「恋する母たち」なんでしょうね。

そうそう、優子と赤坂の静かに話し合う場面も良かったですね。今週はゆるさの中にまりの異様な行動が光りました。
来週いよいよ最終回です。こうご期待です。