今日の考え事〈applemint1104〉

自分の体験やニュース、テレビドラマや映画などについて感じた事を素直に書いて行きます。

「SMAP×SMAP」最終回を見て

2016-12-28 11:16:57 | テレビ
長丁場の5時間位の番組をほぼ見て、もう2日が過ぎました。時間が経って、何かすっかり過去のグループになってしまった感じです。
SMAPは私にとっては歌ではなくコントが貴重でした。ホントに楽しくて笑えました。
あと、時々外人アーティストが来ますよね。彼らをおもてなし出来る唯一のグループでした。
でもコントとビストロが、最終回の総集編では省かれてて、割とどうでもいい5人の旅行とか、マイケルが来た時のサプライズに時間をかけてました。
もっと普通の、面白コントが一杯あったはずだったのに…。
ビストロは、殆ど現実離れした料理が作られて味を想像しながら見ていました。
そういう平凡な部分が抽出されてなかった。
27曲のライブは、知らない曲ばかりで退屈でした。
バラエティ豊かにしたかったのと、全体の構成なんでしょうけど、私はちょっと期待外れでした。
よくよく聞くと、スマップの歌で好きなのは数曲だけです。
でも、5人がエンターテイメントとして色んな分野に挑戦してみせるというのが醍醐味だったんですね。
 
ここからは過去の思い出です。
木村くんのホスト、吾郎ちゃんののゴロクミ、中居くんの計算まこちゃんが好きでした。
思わずフフッと笑ってしまう。中居くんのまこちゃんをもう一度見たいです。
でも、もういじられる年でもなくなったんですね。そういう事が出来る年代というのがあるんですね。消費期限じゃないけど…
 
アート対決?では5人それぞれ特色がありました。
絵や粘土、小説や曲つくり。
吾郎ちゃんは色んなものが均等にできるタイプではないけど、小説のプロットにいい切れ味を見せましたね。
木村君は何でも平均点以上の水準なんだけど、何かがもう一つ足りません。
慎吾ちゃんは時々ドキッとする藝術のセンスがあります。
そして性格もそれぞれ見えてきます。
木村君はすごく相手に気を使うタイプ。いつもゲストに細かく神経を使っていました。(言葉が追い付いてなくて気の毒でした)
草彅君は正直者です。言わなくていい事をポロっと言ったりします。憎めないタイプです。
慎吾君は色々我慢してるんだろうな、というのが感じられました。たまにストレスが噴き出しそうになります。
「おいおい…」という場面がありました。
でも彼の女装は素晴らしかった。立派な肩幅と首、米国の女優みたい。大人の色気がありました。
 
最終回では、吾郎ちゃんの不祥事を結構長く映していました。
14年も前なんですね。あんなに頑張ってるのに、何か一つで全てがおじゃんになってしまう、そういう職業です。
草彅君も2009年に全裸になって騒いだ罪で捕まりましたね。
それくらいいいじゃないか、無礼講じゃないけど、騒ぎたい夜だってあるだろうと思いました。
でも違法ですからね。「シンゴー」と叫んでいたとか。泣けますね。兄弟でも親でも友だちでもなくて、仕事仲間ですからね。
孤独なんだなと思いました。
 
25年ですか、やや飽きてきて、ここ数年は特別なゲスト以外は見ていませんでした。
見てても、何かメンバーがすっかり落ち着いていて、やる気なさそうだった。新しいコーナーもなくなったし。限界だったんでしょうね。
来年になればすっかり忘れられてしまうかも。人の記憶はそんなもんです。
 
ファンは悔しい気持ち心残りな気持ちで溢れているでしようが、これで一線を引き新しいスタートラインに立ったと言えます。
引き際って大事ですよね。どこで線引きするか。
1年の終わり、年越しっていうのも、心と気持ちを新たにするための儀式なのでしょう。
私も来年の抱負を考えて、新しい年を迎えるのを楽しみに待つことにします。
25年の長きにわたる時間を楽しませて貰いました。ありがとうございました!!

NHK「SONGSスペシャル・吉田拓郎」の感想

2016-12-24 13:16:06 | エンタメ
たまたま好きだった吉田拓郎さんの特集を、NHKの番組で見ました。
2時間半のライブを一か月半かけて準備し臨んだ拓郎さん。
久しぶりに見るその姿は痩せて力なく、立っているのがやっとの様子。老いを感じさせるショックなものでした。
しかし歌い出すと以前とほぼ変わらぬ声。声量は衰えていますが、前と遜色ない歌声でした。
「全部抱きしめて」の歌がもう20年近く前なのですから驚きです。
初めの曲は「春だったね」でした。
これは意外でしたが、拓郎さんの恋の歌を代表する一つだったのではないかと思います。
 
私は、初期の歌にこの人の本質的な良さがあるのではないかと思っています。
率直な語りで問いかけるように歌う「青春の詩」「イメージの詩」「今日までそして明日から」
飾りのない真っすぐな詩は、聞いててドキッと思わず立ちすくんでしまう鋭さです。
どの世代の人も、歌が流れてきたら黙って聞き惚れてしまうのではないかと思います。
未熟さと素直さと、開き直り。
恋の歌は数多くありますが、その大半が失恋の歌です。
拓郎さんは頑固で融通のきかない性格。恋だってうまく行くはずがないじゃないですか。
1人で突っ走って傷ついて、それを歌にする。
それに共感してくれる大勢の人がいるから、幸せでした。
 
また拓郎さんは若い頃自分がフォークの騎手として、もて囃されてきたことに反感を抱いていました。
ただ自分らしい表現をしているのに特別扱いされ、時代の人にされてしまった。それに反発してテレビに出なかったそうです。
でもそういう所が一層不可思議なイメージを強くしてしまったんでしょうね。
負けん気の強さは本人自ら認めています。
が今回の番組では仲間にも細かく気を遣い、そして音楽に妥協しない真摯な姿を映し出していました。
 
何といっても魅力はメロディーラインです。
聴いていて気持ちのいい、美しいメロディー。
本人はギターのコードだけで作ってしまうと言っています。
これが天性のものなのでしょうね。
この番組で初めの方に歌った「落陽」は代表作になってしまいました。
昔から私が大好きな曲です。
「さいころ転がして人生を棒に振ったじいさん。(どんな人か会ってみたい) 恐らく若い男の子である彼を、わざわざフェリーの船着き場まで見送りに来てくれた。土産にもらったサイコロを手の中で振れば、夕日が沈んでいく‥」
光景が目に浮かぶようです。そして力強いサビの部分。でもギターのアレンジが私はちょっと不満でした。
これはレコードを聴きなれていたからか…。
 
岡本おさみさんと組んでからはぐっと商品化された歌になってしまいました。
「旅の宿」とか…あれはあんまり好きではありません。
でも「祭りの後」はいいですね。暗いけど。
振り返ると色んな自分の生きて来た節目に拓郎さんの曲があったのだと思います。
最近も新しい曲を発表してるんですね。初めて知りました。

うなるように歌う独特の曲回し。拓郎節と言っていいでしょう。
20代の頃のふてぶてしい美青年はいなくなったけど、70歳を超えて現役で歌の世界に踏みとどまっている、執念を感じました。
病気で肺を切ったのだそうです。これが最後のライブになるかもしれません。
貴重な映像を見せてくれたNHKさんに感謝、です。
 

「カインとアベル」最終話の感想

2016-12-20 11:42:50 | ドラマ
なーんだ…意外に簡単にまとまってしまいましたね。
結局高田を陥れようとしていたのは政治家の大田原だけ。
黒沢は悪者かと思いきや、ななんと、慈善事業をしている(100億も寄付金を出すような)立派な男でした。
モモコもあれだし、黒沢の態度も服装も胡散臭さ満載で、何者なのか、最後まで謎でしたね。これで引っ張ったんだわ。
黒沢は企業(恐らく創業家の会社限定)の中枢の家族同士がいがみ合いをしているような会社は崩壊する、と断言してました。
だから家族同士、兄妹の結束を強くしないといけないのだ、みたいな事を言ってましたね。
そして、大金を出して高田の株主になると言うのです。大富豪なんです、この人は。
で、この辺があやふやなんですが、大田原を黒沢は陥れたのか?
 
気づくと優が大田原に告げていました。「マネジメント・バイ・アウト」で経営陣が株を買いとると。その後は非公開にすると。
えーっ?それじゃまた暴落するんじゃないの?
良く分からないけど、株価は持ち直し、会社も乗っ取られずに済みました。
 
ドラマの始めで、優は不起訴になって出て来ます。
父親からはぶっ飛ばされ、そしてクビになってしまいます。
でも、そのお陰で兄妹の絆は強くなったのです。なんじゃこりゃ。
お互いに嫉妬と僻みと羨望があったことを告白し、和解します。
 
優は小料理屋のおかみのアドバイスで、本当に大事な人の存在に気づきます。
今まで日陰の存在だったひかりです。
何だかなー、私はこの人がアホに見えて仕方ないんだけど…。まぁ本人が良ければよろしいです。
そして、活気が戻った高田。モモコは一躍重役になり、黒沢と結婚し、一族経営はより強固になるのでした。
優は新しい仕事を求めて旅立ちます。
大団円に納まり、めでたしめでたし。
これ書いた人、人がいいなぁ。
 
最後の回はもっと波瀾万丈を期待してたんだけど。
他のドラマはもっと意地悪だもんね。でもまぁ、皆幸せになって良かった。
黒沢がイカサマ詐欺師と思わせていい人でしたからね。
こういう、危機に陥った会社を救う人って、ホワイトナイト、白馬の騎士って言うんでしょう?
似ても似つかない白馬の騎士です。まんまと欺されましたね。
あー、でも今ひとつ物足りなかった。
女性でもう一人くらい切れ味のいいクールな人がいて欲しかったです。
主題歌は結構好きでした。
また一つドラマが終わって、寂しさが漂います。今年も押し詰まって参りました。

「砂の塔」最終話の感想

2016-12-17 23:06:12 | ドラマ
いよいよ今回が最後です。
最後にバタバタと急展開し、またまた荒業が出ました。
一度も出てきたことのない人が急に現れました。何でも「ルルルルー」というハメルーンの音楽療法の歌を知っていた100人の患者リストから犯人らしき人が出て来たのです。
それが認知症になった52歳の女性でした。
姿も形もなかった人が急浮上。それが、なんと、生方の母親だったのです。
そして生方は「そうだよ、俺がさらった」と、亜紀の前で豹変します。(でもあんまり変わってなかった)
開き直るのですが、演技が下手なせいで迫力がありません。
彼が何故そんなことをしたかというと、自分が母親にネグレクトされていたから。
母親は今は認知症を患い、生方のさらった子供たちと穏やかに暮らしているという。
ネグレクトする親への復讐だ、というのです。個人的恨みから社会悪の告発にまでなってしまった、とでも言うかのように…。
 
弓子は部屋を滅茶苦茶にして蒸発、クラブも畳んでいなくなりました。
また、津田寛は何という馬鹿な事か、わが子を隠していました。妻から金を巻き上げるために、誘拐を装ったのです。
この人ホントに頭が悪い、イカレてますね。こんな人がタワーマンションの上層階に住んでるんですよ。そりゃー固定資産税も上げなきゃいけませんよね。(冗談です)
 
狭い場所に犯罪人が3人。それらが重なり合ってゴチャゴチャになっている。
しかし、弓子が今ひとつ意味不明だった。何故14年経って急に息子の前に現れたのか。
フラワーアレンジメントの先生をやりつつ、教えた人たちに隠しカメラを仕込んだ花をプレゼントし、監視していたのは何故なのか。
それらはとうとう罪に問われなかった…。
更に、最後まで自分が母親だと名乗らずに姿を消した。
生方は「ああやっぱり」でしたね。早い段階で彼が犯人だと推理してた視聴者もいましたね。
でも誘拐犯と繋がらなかった。まさか50代の母親が出てきてそれが原因とは。
バタバタの後でやっと解決がつきました。
一年後、平和な日常のシーンに重なって、亜紀の語りがあります。
その場面で、聞きながら私は涙が流れて止まらなくなりました。(焦った…)
亜紀は生方と弓子に思いを巡らせています。生方に対して「罪は重い。一生償うべきだ」と言いながら、
「あの優しい笑顔の裏で苦しみがあったことを思う時、彼を責める気にはなれない」と言います。
そうなのよね、あの爽やかな笑顔からは想像も出来ないドロドロの憎しみと悪意。
でも母親を最後までかばう生方は、母親を愛してていた。悪人になり切れない善人でした。そこが悲しい。
「あそらく子供はどんな母親でも愛してしまうようにできているのです」と亜紀は語ります。
そして弓子にも思いを巡らせます。
「14年前に愛していた子供を苦渋の決断で手放し、最後まで母親だと名乗らずに姿を消した。その強さが私を後押しするのです」
正しい母親というのがもしあるとすれば、それは「逃げない母親」ではないのだろうかと。
そして、弓子が命がけで守った息子を精一杯の愛情で育てていくと語ります。
この辺がもう号泣でしたね。
 
これまでのハチャメチャさが一掃され、洗い流されるようなセリフでした。
ここからこのドラマを作ったのなら、もっと上手に作って欲しかったけど…。
私がこのドラマから感じたメッセージは、
「子供を作ったら、もう男は当てにするな。一人でも育てていく覚悟を持て」ということですね。
母親とはそれほど強くなくてはならないもの。
タワーマンションとはそれと対極の、「虚栄・虚飾の象徴」だったのでしょうか?

「逃げるは恥だが役に立つ」10話の感想

2016-12-14 11:28:57 | ドラマ
今週が最終回かと思ったら来週なんですね。
前半、津崎平匡がみくりと一夜を共にして男女関係を結ぶ(嫌らしい表現)過程を描いていました。
いやはや、達成するまで町の中を走ったり大変でしたね。
でも飛ばして、翌朝。何事もなかったかのような平匡の顔。
「今日がヒラマサさんの誕生日ですね」というみくりの優しい言葉で(やっとか‥)ホッ。
その後は二人の間に穏やかな空気が流れ、新婚ムードが漂っています。
 
しかしこの期に及んで新しい出来事が。みくりが商店街の青年部みたいなところに顔を出して、次々に色んな提案をし、仕事を引き受けることになったのです。
何でここまで来てこんなことが。自給1100円くらいで3時間働くことにしました。結構高い。
 
そして、平匡は何とリストラに遭ってしまいます。優秀な社員が何故?と思いましたが、だから給料が高いんですって。
なら辞めさせないで給料を減らして貰えばいいのにね。
人事部と普通交渉するでしょうに。(漫画だからなぁ)

一大事のリストラを隠して、ヒラマサはみくりに提案します。契約を止めて結婚しましょうと。そうしたら雇用関係のお金が要らなくなって貯蓄ができ、家も買え子供も作れると。
いやいや、そうじゃないでしょ。
順番が違うだろ。まずリストラがあったことを伝えて、契約を打ち切りにするのが先。
それから一旦二人の関係を白紙に戻して、これからのことを考えればいい。
フライングだよ、津崎さん。
そして、みくりの「愛情の搾取には絶対反対します」の言葉が。これには仰天しました。
ちょっと、考えてみて。
平匡にモーションかけたのもあなたじゃないですか。
大体、住み込み家政婦という名目で契約結婚までして、あげく「そういうことしてもいいですよ」とまで言い、好きになったのは自分の方。
だから契約違反じゃないの?
 
みくりはどこへ行っても理路整然と商売のマーケティングや企画を立て、人を説得できます。
何も、回りくどい住み込み家政婦なんかしなくてもいいのでは。
その能力があればどんな会社でも雇ってくれるでしょ。
完璧な家事をして報酬を得る、そのどこに意味があるんだろう。みくりのしたい事って一体何?

原作がコミックだから現実離れしてるのはしょうがないにしても、実写だと妙な所が目立ちますね。
まぁでも、今は試されてるんだろうから。
来週はすべてを投げうっても平匡といる事を選ぶか。その選択に迫られるんだと思います。
 
一方、叔母の百合は風見とくっつきそうです。
でもそうしたら風見は子供を持つのを諦めなければならないのか…。風見がかわいそう。
いかん、自分がいかに常識と無難な考えに捕らわれてるかを暴露してしまいましたね。(一般大衆なんて、こんなもんです‥)