今日の考え事〈applemint1104〉

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「カルテット」6話の感想

2017-02-22 11:15:34 | ドラマ
何というのか、身につまされるような一時間でした。
今回はいつもと違い、4人の話ではなく、真紀の失踪した夫、幹生が妻を頼って軽井沢へやって来ます。(退職金を使い果たしてしまったのです)
けれどすれ違いで二人は会えません。過去の二人の過去が延々と流れます。恋愛で急激に引かれ合い、結婚して、穏やかな毎日を営んでいた。
けれど少しずつ心の中ですれ違いが出始めてきた。
そもそも夫は妻に、バイオリンをやっていて欲しかった。でも妻は穏やかに夫に尽くす日常を選んだのです。
 
…しかし、夫が何ともおとなしい。そして日常の些細なことを主張せず我慢してしまう。
それも唐揚げにレモンかけられるとか、お気に入りの本を鍋置きに使われたとか。(私も平気でやりそう)
二人でDVD見ていてもしつこく話しかけられ、また感動する部分も違う。
何か合わない…。えーっ、そんなもんじゃないか、と思ってしまいます。
一緒に暮らしたらそれは恋人とは違うんだから、当たり前です。それを妥協しながらやってくのが生活でしょ。
でも幹生は「彼女は特別な人だと思っていた。けれど普通の人だった」と告白しています。
昔、人文学の本で読んだけど「結婚して3年経てばどの結婚も同じ」なんだそうですよ。
根本的に幼いんでは。しかも仲良いのは結構だけど、何から何までべったりで楽しく、なんて行かんわな。
それを突き詰めて考えてしまうんなら、結婚に向いてないと言わざるを得ません。
こういう所を詳しく描き出すのが坂元ワールドなんでしょうか。
 
あーしかし、今週は見てるのが辛かったです。
これを言っていいのか分からないけど、(敢えて言う)宮藤さんの顔が、どうにも受け付けないのです。
才能ある人だと分かっていますよ。なら、裏方で脚本に専念してほしい。
見ているのが苦痛な程の違和感なのです。他の女性はどうなんだろう。
また、松さんですが、この人ロンバケの時の女子学生のような初々しさはなくなりましたね。相当演技の出来る人らしいですが、何と言えばいいのか‥
頬骨の高さと、カッと見開いた目が、怖いと言うか、中性的で異質なものを感じます。
まぁしかし、夫を殺してなくて良かった。
むしろ、とても素直な人だと今回知りました。
 
ここに来て、前の方の回の「から揚げにレモン掛ける派」の熱っぽい話し合いが伏線だったのが分かりました。
そして、病院の中で家森が真紀の夫と出合ってたんですね。
突き落とされたというのを聞いていたのですね。うーん…
ラスト数分で急展開します。
アリスが真紀のバイオリンを盗み、すずめは縛られてもがいています。幹生はアリスを突き飛ばして転落させます。
別府は会社の倉庫に閉じ込められています。
どうなるんでしょうね。

やっぱり坂元さん、すんなりと進めてくれませんでしたね。
来週も是非、見なければなりません。


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