今日の考え事〈applemint1104〉

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「掟上今日子の備忘録」9話の感想

2015-12-06 11:59:08 | ドラマ

いやー面白かったです。
これまでのように事件の謎解きではなく、登場人物たち本人の謎に迫った回でした。
隠館厄介くんがここに来て大活躍です。段々魅力的になっています。
サンドグラスがどうして成り立っているのか、また過去どのような歴史があるのか?事情などを交えて探っています。

要さんが犯人の、普通の事件だと思って見ていたら、30分過ぎから怒濤の展開です。
数分おきに事実がひっくり返っていきます。
「え?」「え?」と目をパチクリ。
実は、要さんが今日子に依頼したのは、全て解決済みの事件でした。
数年前に起こった事件。それを要さんは今日子に謎を解いて貰ったのです。
それは今日子が自分が探していた人かどうか試すためでした。再現ドラマのようにしてみせたのです。
貸事務所を借りて、人を雇ってまで。

そして、全く以前と同じに謎を解いた今日子。
ダイイングメッセージも、「パイエム」という西欧でよく見られる暗号だった。
以前の報告書を要は今日子に渡し、「あなたは自分が探していた人だ。あなたは記憶が消えてしまうようになったけれど、その前は自分の婚約者だった」と言うのです。
そして今日子を抱きしめるのですが、今日子は「私は今の自分を大事にします」と断ります。
しかしここで心配なことが明るみに出ます。
今日子は、要のことは記憶が消える以前のことだから覚えていないはずがない。だからあなたの言う事は事実じゃない、と言います。
が、要はある人の例を挙げます。
スパインという人は40歳で記憶を失った。それ以前のことは覚えているのだが…
しかし時が経つにつれ、スパインは40歳になる前の記憶も失っていった。39歳、38,37,…そして34歳と。
今日子もそれかもしれないのだった。要とのことを忘れているということは、記憶喪失する以前のことも忘れて行きつつあるのだと。
今日子はハッとします。

一方、サンドグラスのアパートと絆井さん、塗くんなどの秘密が暴かれます。
今日子さんはアパートを建て替える前から住んでいて、絆井さん塗くんは大金持ちのオーナーに雇われているだけだと。
そして新聞にそのオーナーの訃報が載ります。雇い主は亡くなってしまった…。
もしかすると、サンドグラスとアパート、今日子さんの秘密はこのまま解らないかもしれないのです。

大どんでん返しの週でした。
しかし微妙に角度によって色が変わる銀髪と丸めがねの今日子さんは希に見る可愛さでした。
ちゃっかりした物言いとか、理路整然とした謎解きが、嫌みではありません。
この美しさはドラマの魅力の一つだったのではないでしょうか。

原作を知りませんが、今までの謎解きはどれも「閉ざされた世界」の話が多くて奇妙なだけでした。
でも今回は見事でしたね!

さてさて黒髪の今日子さんが昔の今日子さんなんでしょうか。着てる服もダサいし、何かちょっと引いちゃいましたね。
来週で終わり?要さんが全てを回収して終わりなのか。(昔の事件が本当ならば犯人は要さんのはず。それはどうなったのか?)
それともまだとんでもない何かがあるのか。見逃せなくなりました。



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