今日の考え事〈applemint1104〉

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「恋する母たち」4話の感想

2020-11-16 11:35:49 | ドラマ

何本かの録画に失敗して見られなくなったので(パラビでもいいんだけど)このドラマの感想を書くことにしました。

見ている間に感じたのは、展開が早いことです。次々に登場人物が大胆な発言と行動をして主役たちを引っ張っていきます。
三人の母たちは翻弄されるのみです。
杏は斎木に好きだと告白して再び親密な関係になりました。優子は赤坂に一方的に押されながらそれを拒否する事が出来ずになし崩しに。
まりは丸太郎と夫のことを相談できる気軽な友人になっています。

その間にもどんどん他の女が入ってきます。それがネタのような極端な女ばかり。唐突でやることが極端です。
杏の夫の元駆け落ちした女が(斎木の元妻)ふいに杏の前に現れて、2年間慎吾から預かっていた杏への生活費を渡しました。
なんで急に…。192万円ですって。この女がどこか退廃的です。(演技でしょうが)
聞いてもいないのに今の彼がお金持ちの爺さんだとか、与論島で慎吾を見捨てたのは慎吾が若い女に手を出したとか言います。
どこまで行っても男女関係にだらしない人間たちにうんざりです。
そんなにたくさん世の中で恋にうつつを抜かしている人なんて見かけませんけどね。
でもこういうのが恋愛漫画家の見識なんでしょうね。

しかし、三人とも性格はけっこうまじめでまともです。
だから変な人に引きずられるのかな。
一つ一つの杏の言動は常識内だし、優子も赤坂に「今は性欲に支配されているだけ。性欲だけの関係はもって3年余。人生は50年続くのよ」
と赤坂の情熱が今だけだと指摘します。

しかし赤坂は度を過ぎています。
会社の中でも迫りますし、優子が一言「会社辞めようと思っている」とラインで送れば実家の岐阜から3時間以上かけて飛んでくる。
そして「自分は性欲で動いていない。結婚して下さい」と言うのです。

まりは、夫の浮気相手の自殺未遂に驚きますが、ちゃんと冷静に相手を見ています。
「どうせ当てつけと気を引くだけ。死ぬ気なんてサラサラないんでしょう」と分析します。
丸太郎も然る者。まりが一人で泊まっている温泉の宿を当てて、その隣室に宿泊するのでした。

可哀想なのは杏です。好きな相手が斎木だと息子に紹介した後に元嫁が尋ねて来ました。
一部始終を聞いていた息子は、母親の好きな斎木が父と駆け落ちした相手の夫だと知りました。
息子は呆れ、母親に怒りをぶつけました。
肉親の間で信頼が失われるのはつらいですね。しかもこの息子、本当にしっかりしていて出来た息子です。
考えて見ると家族間って信頼関係で成り立っているようなもんです。

しかし斎木の印象ですが、「何もかもハンサム」と杏が言うほどの男じゃない気がします。
普段は温厚だけど言葉遣いにハッとする部分がありますよね。
慎吾の写真を見て「いけ好かないなぁ」と言ってましたし。ああいう女が妻だったことからして、得体の知れない男の感じです。

優子さんはどうなるんだろう。このまま行けば夫と息子は与論島に移住。
で、優子は残って赤坂といい雰囲気になるんじゃないですか。
何回か寝ただけで「結婚して下さい」を連発する男もどうかと思いますが。何なんだろう、この男。
私はこの俳優さんを知らなかったけれど、目がクリクリして、とてもチャーミングですね。ガタイもいいし。ジャニーズではないようですね。
一番順調なのがまりです。天才的な噺家がなぜ平凡な一人の人妻を好きになって突進するのか。そこが不思議ですけど。
理由があるのかただの好みか。あと、私には阿部サダヲさんがちょっと女性っぽく見えるんですが、勘違いでしょうか。

「ほーらあんた達、こういうのが好みでしょう」と作者の意図にまんまと乗せられてる気がします。
昼間にこういうのを見て感想を書いている自分がたまらなく恥ずかしくなります。今日はここまでにしておきます。