今日の考え事〈applemint1104〉

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「東京タラレバ娘」9話の感想

2017-03-16 11:24:12 | ドラマ
いよいよ大詰めとなりました。
今回は大きな山場、香と小雪が今までの腐れ縁とオサラバする様子でした。
香はバンドマンの涼ちゃんとのなれ合いを断ち切ります。それは先週の金髪の辛口のアドバイスがあったからでした。
小雪は何という事か、丸井の奥さんが出産で帰っている所の家庭に、一泊するのです。
本人は躊躇っていましたが、雨が自分を煽り立てるみたいな事を言って(何となくわかる)、家へ入ってしまいます。
これはね、後々訴えられる行動だよ。これはあってはならない。
でも、本人はそこまでしないと気づかなかったことがあるのかもしれない。とことんまで行かないと目が覚めないというのもあるんでしょうね。
奥さんが帝王切開して子供を産んだという報告で、小雪はハッとします。
自分の置かれた立場と相手のことが見えてきました。
 
何か切ないですね。まぁーこの3人娘と言うのは、私から見たら、ただつるんで愚痴って馴れ合ってるだらしない女たちに見えるんだけど、
こういう部分がないとやってけないというのも、一方であるわけでして、そこがね~、だから軽々しく批判は出来ません。

でもねー、このドラマの中で飲食してる場面のなんと多い事。
そういう暇があったらもっと何かをするとか前向きになれよと言いたくなります。
男たちもどういう訳か周りに浮遊して、よく見るとフワフワした個性のない人ばかり。
はっきり言って甘ちゃんですよね。
天下国家を説かなくていいから、もっとしっかりせよと言いたい。
早坂さんはニコニコしてるだけで女から見たら「都合のいい男」だし、キーは有名人なのに小料理屋や倫子の行く先々に現れて何がしたいのか。
倫子にまとわりついている幽霊のような…。(タラレバを言うだけの役なの?)
涼ちゃんは天真爛漫で可愛いけど、小学生みたい。
そんな男たちって、手抜きキャラですよね。
うーん…、コミックは細部が面白いんだろうけど、ドラマにはしにくかったのかな。
次々に現れる男に体を任せ30代のうんちくを述べる倫子。
それを自分の仕事のドラマ書きに利用するって、安易じゃないですかね。
30代で子供何人か抱えて仕事フル回転で育ててる人もいるのにな。
まぁしかし、今回は小雪さんの切なさが共感できたので、恐らくこのドラマは「腐れ縁を断ち切るのがテーマ」のドラマなんでしょう。
そして思いがけないキーの本音が出ました。
今までずっと、亡くなった元妻への思いに引きずられていたのです。
ホントはものすごく純情でいい人なのでした。
恥も外聞もなく号泣する彼を前に、思わず抱きしめてしまう倫子は、早坂のことなど忘れ去っていました。

来週が最後ですが、倫子は、きっと早坂を捨ててキーと付き合い、彼とも別れるんでしょう。
30過ぎると、多くを経験しすぎて、選べなくなるのです。そして、徐々に仕事への自信もつくし。
しょーもない恋愛を全部クリアーして、振出しに戻ると。
三人は新しい気持ちを持って人生に臨む、という風になるのではないでしょうかね。
 
モヤモヤするドラマでしたが、何と言ってもパフュームのエンディングの曲が秀逸でした。
あれで全てが救われる感じがします。