今日の考え事〈applemint1104〉

自分の体験やニュース、テレビドラマや映画などについて感じた事を素直に書いて行きます。

「カインとアベル」1話の感想

2016-10-19 10:40:41 | ドラマ
一話のせいか、全体の話が最後まで掴みづらく、見返してようやく分かりました。
創業家一族の話で、親が社長、溺愛されているような長男が副社長。
引退した祖父もまだ元気、という一族の中で一番粗末に扱われているのが、二男の優、山田君です。
 
父親(高嶋弟という不思議な配役)が長男には絶大な信頼を置いています。(これも年齢的に合わないんだよね…)
それもそのはず、長男はそつの無い優等生なのです。に対して父は弟の優にはボロクソです。
あきらめが早いとか何だかんだ、褒めることをしません。
そして、会社の中でも優は不自然なほど叩かれています。
 
会社は商業施設のデベロッパーのような感じです。
「アウトレット新規開発プロジェクト」のコンペを勝ち取ろうというプロジェクトがあり、選抜メンバーの一員に優が選ばれました。
モールに誘致する店舗を、営業して取ってくるのです。
優はイタリア料理店のオーナーに何度も会いに行きます。が、無下に断られます。
考えた挙げ句、オーナーが分かりやすいようにと、彼は徹夜でアウトレットモールの模型を作ります。
それを持って行ったものの、空振りに終わりました…、かわいそう。
 
何かこのオーナーがおかしな人なんですよね。言ってることがコロコロ変わります。
職人気質かと思いきや、支度金を要求して来る。
開き直ったと思ったら、急に優を見下したり、何だか嫌な人なのです。
しかしそればかりでもなく、優の言った「昔のピザと味が違う」に何かを感じ取ります。
 
オーナーが始めに出した店に久しぶりにやってきて、「こんな小さい店だったんだな~」と感慨深く振り返ります。
この一言がとても良かったです。この人の過去を感じさせました。(ドラマの本筋とは違うけど)
そして慢心していた自分に気づきます。
最後に、優はこのイタリア店の出店を勝ち取ります。
 
ずーっと山田君の腐っている暗い表情が続きます。
何だこのドラマは~!と思うほどやるせないです。
しかし、一縷の望み、明るい存在が倉科カナの矢作です。彼女は同じプロジェクトの一員で、生き生きと仕事をしています。
彼女はどんな難しい局面でも諦めず、粘り強く仕事に向かいます。
唯一、優を快活に支えます。そのお陰で、優は何とか仕事に道が開けたのです。
ちょっときつめの演技ではありますが、倉科さんがたった一人の救いでした。
 
しかし、社長の息子なのに、何でこんなに虐められてるんでしょうね?
長男が絵に描いたような優等生なんだけど、桐谷健太はauのCMのイメージが強くて、まじめに見えません。
実際トーク番組で見る桐谷さんも、そういう感じではなかったです。なので、違和感を感じます。
 
けれども、長男の隆一は優の良いところを見抜いているんですよね。倉科さんもそうです。
この辺が次回に繋がる希望です。
しかし、なんと、長男とカナさんは恋人なのです。(後ろから抱きしめられる場面でカナさんが固まっていたのは何故?)
そうとは知らず、優は倉科さんに惹かれていきそうです。

危険な三角関係が始まります。さ~どうなる。
これをどう旧約聖書のカインとアベルになぞらえるのか…
楽しみですね。次回からはもう少し明るいドラマにして欲しいものです。