馬糞風リターンズ

世ノ中ハ何ノヘチマトオモヘドモタダブラリト下ツテモオラレズ

初夢 一富士、二鷹、三なすび

2020年01月01日 | 雑学
">昔は、お正月の風習として「元日」の夜、「宝船」と「一富士、二鷹、三なすび」の絵を枕の下に置いて寝たそうです。
そうすると「縁起の良い初夢」を見ると言われたそうです。
元来、江戸文化ですから我々上方の人間には縁の薄い風習かもしれません。

「一富士、二鷹、三なすび」の「絵解き」は諸説あるそうです。
よく言われるのは「日本三大仇討ち」説だそうです。
一、富士は、富士山の裾野で行われた「曾我兄弟の仇討ち」
二、鷹は、赤穂義士の討ち入りで浅野家の定紋「鷹の羽」
三、なすびは、荒木又右衛門の伊賀鍵屋の辻の仇討ち(伊賀の名産品が茄子)

巷間、花街などでは「男女の秘儀」を擬えたものとも言われていますが、上品な僕にはよく分かりません。
ご存知の方はお教えいただきたいものです。

「甲子夜話」(平戸藩第9代藩主・松浦静山の随筆)
「世に一富士二鷹三茄子と謂ことあり此起りは神君駿城に御坐ありしとき初茄子の価貴くして数銭を以て買得るゆゑその価の高きを云はん迚まつ一に高きは富士山なりその次は足高山なり其次は初茄子なりと云しことなり彼土俗は足高山をたかとのみ略語に云ゆゑなるを今にては鷹と訛り其末は三物は目出度ものをよせたるなと心得画にかき掛て翫ふに至るは余りなることなり」

 今年は、あまり「ウダ話」は避けるようにとのご意見がありましたので、ここまでに。

皆様の「初夢」は如何でしたか?

とにもかくにも今年も穏やかに開けました。
本年もどうぞよろしくお付き合いのほどをお願いいたします。



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