マウント変換アダプター

ネタがないので機材関係の話でごまかします。違うボディ用のレンズを無理矢理付けてしまうマウント変換アダプターです。

１）SR/MD-Aアダプター
ミノルタのMF時代のレンズをAFのボディに付けるためのアダプターです。
AFの方がMFよりフランジバックが長いためただ取り付けただけでは無限遠が出ないので、フランジバックを補正するためのレンズが付いてます。



右側の薄い方がアフターで出ていた一般的なタイプです。補正レンズが付いているために焦点距離が1.3~1.4倍くらいに長くなり、開放F値も暗くなります。それに補正レンズはほとんどコーティングされてないため大口径を付けると霧中になったりします。私のはよく見ると曇りが発生しているため余計にモヤがかかります。こういった制約が多かったためか人気が出ずに製造中止になりました。

左側の厚い方がミノルタがα７０００を出した頃にテレコンをベースに５００個だけ生産し、ほとんど宣伝もされずにミノルタのサービスのみで販売されたミノルタ純正品です。テレコンがベースなので補正レンズもミノルタ製ですしコーティングもされてますから大口径もがんがん使えます。ただ2倍のテレコンベースなので焦点距離は2倍になります。それだけ開放F値も暗くなります。これとは別に望遠専用も有りました。


２）M42-Aアダプター
フランジバックが長いためあらゆるボディでフランジバック補正レンズなしに使えるため人気のあるＭ４２レンズをミノルタAFで使えるようにするアダプターです。



このタイプは後ろのピンが押されてないと絞りが絞れないオート専用も使えるようになっている物です。かつてのユニバーサルマウントだったためあらゆるメーカーがこのマウントのレンズを出していたのでかなり深い沼でもあります。


３）DECKEL-M42アダプター
バヨネットタイプはメーカーごとに形状が違うため専用のレンズしか付けられませんが、共通のマウントを夢見て提唱されたのがこのデッケルマウントです。ただメーカーの思惑でメーカー識別の爪が付けられたために他メーカーのレンズは付けられないようにされてしまいました。



そのデッケルマウントのレンズをＭ４２に付けられるようにしたアダプターです。デッケルマウントにはフォクトレンダーのベッサマチックや、コダックのレチナなどがあります。


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