中国でのいろいろ

中国での生活、出来事をぼちぼち綴っていければと思っています。

蘇州 まだまだ人の少ない山塘街

2022-05-26 00:05:26 | <蘇州>生活

蘇州だけでなく江蘇省全体でも新型コロナ感染者が減少し、

2週間前ほど前から蘇州の商業施設や観光地の多くが再開しています。

 

 

店内の人数を50%以下にすることを条件に店内飲食も可能になっています。

普段の生活に関わるショッピングモールなどは結構賑わっているようです。

 

 

でも観光地の方はと言うと。。まだまだ閑古鳥。

いつもの休日なら多くの人で賑わう山塘街もこんな感じです。

 

 

こんなに人の少ない山塘街を見るのはいつぶりでしょう。

コロナ騒動が始まった2020年もそうでしたが、15年ぐらい前の蘇州に戻った気がします。

 

 

おかげで好きな場所で好きなように写真が撮れます。

いつもならこんな所に立って写真を撮っていたら後ろから突き飛ばされるかも。

 

 

この時はまだお酒を飲むための店は営業禁止でしたが、

お土産物屋さんや飲食店などの多くは営業していました。

 

 

ただし、今、山塘街に来る人の90%以上は蘇州に住んでいる人だと思うので、

お土産物屋さんに入る人はほぼいません。

 

 

先週の拙政園もそうでしたが、山塘街も蘇州市外や省外からの観光客がいかに多かったのかが分かります。

観光業や宿泊業のご苦労はまだまだ続きそうです。

 

 

今のように観光客相手のお土産物屋さんなどが立ち並ぶ前には、

川沿いの茶店でお菓子をつまみながらのんびりお茶をしてみたり、

二胡の演奏を聞きながらお茶を飲んだりしていました。

 

 

あのころは確か一人20元~30元ぐらいで、川沿いの個室でお茶が飲めたりしていましたが、

今はもうそんな値段でのんびりできるようなお店はありません。

 

 

山塘街や外城河の観光船はまだ運行していませんでした。

朝宗閣は、3日に1回ペースで行われる全住民PCR検査の会場として使われているようです。

 

 

山唐街の東にある北埠頭にも足を延ばしてみました。

人が多く暮らす閶門の向こう側に続く道、西中市は普段通りに車や人通りが多いです。

 

 

営業しているお店のほとんどが中国茶を楽しむ茶店。

こちらはコロナとは全く関係なく、いつ来ても通りに人はいません。。

 

 

と思っていたら、

今までいつ来ても人を見かけなかったのに、どこの茶店も多くのお年寄りで満席になっています。

きっと観光客や若い人達を呼び込もうと造られた民国風情の通りが、

近所のお年寄り達の憩いの場になっていたとは全く知りませんでした。

 

 

そういえば。。西中市と上塘街をつなぐ橋の上でたむろ?しているのもご老人ばかり。

これはいつも通りの風景でしたっけ。

 

 

今週から江蘇省内から蘇州に入る時、48時間以内のPCR検査陰性証明があれば、

集中隔離や自宅待機は不要になっています。

省外からはまだ隔離などの措置がありますが、危険地区以外からならこちらも緩和されそうです。

山唐街はいつも人が多いから行きたくないと思われる方には今がお薦めかもです。

 

 

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蘇州 初夏の拙政園と皮市街

2022-05-19 00:05:19 | <蘇州>生活

蘇州の新型コロナ(といっても感染者の大多数は昆山ですが)はようやく落ち着き、

世界遺産の園林や公園、飲食店などの営業が徐々に再開されています。

 

 

日本も似たような感じでしょうが、今年4月~5月の蘇州は暑くなったと思えば、

急に寒くなったりでしたが、今は徐々に初夏の様相になってきました。

 

 

蘇州市内の園林が再開したという話を聞いて早速、拙政園へ出かけてきました。

結構賑わっているのかと思いきや、拙政園、獅子林、蘇州博物館近辺の人影はまばら。。

 

 

新型コロナが広がり始めた2020年の春節ごろに逆戻りした感じがします。。

この日は少し曇り空でしたが空気も良くて、庭園からは遠くの北寺塔までしっかり見えました。

 

 

拙政園も久しぶりに一般開放されましたがお隣の上海のロックダウンはまだ継続中、

省外はもとより蘇州市外からもそう簡単には入ってこられないので観光客は少ないです。

 

 

入園方法は今まで、というかコロナ対策が始まってからと同じです。

蘇州園林旅游(Wechatでフォローして)から入園日時と時間帯を予約します。

今は入り口で健康コード、行程コード、72時間以内のPCR検査陰性証明をチェックしています。

園林カードを持っていなければ身分証が必要で、林カードを持っていても予約だけは必要になります。

 

 

5月に拙政園を訪れたのは久しぶりです。

それにこんなに人が少ない拙政園は初体験でした。

 

 

久しぶりのお出かけでちょっと感覚がマヒしているのかもしれませんが、

こんなに緑が眩しく感じる拙政園も初めてのような気がします。

 

 

チャイナドレスや民族衣装を着て写真を撮っている方々も。

でも、マスクを外していると係員がすぐに注意しにやってきます。

 

 

春の拙政園には、いろいろと季節を感じさせる花が咲くのですが、

夏になると蓮の花と天泉亭近くの花壇だけになってしまいます。(たぶん)

 

 

そんな中で初夏を感じさせるものを見つけました。

確か場所は玲瓏館の近くだったと思うのですが、枇杷園があります。

 

 

太平天国の時代、指導者のひとりである李秀成によって植えられたと言われる枇杷の木には、

たくさんの実がなっていました。

蘇州では太湖東山の白玉枇杷が有名です。

 

 

拙政園を一回りした後、こちらも久しぶりの皮市街まで足を延ばしてみました。

皮市街の観前街に近い所に花屋さんやペットショップなどが集まっている場所があります。

 

 

この辺りの店も1ヶ月以上休業していたのだと思います。

ここに来るのは蘇州で暮らしている人達、拙政園とは違って多くの人で賑わっています。

 

 

今週から蘇州市内のほとんどの飲食店で店内飲食も可能になりました。(園区は遅れているようですが)

学校も再開されて地下鉄や公共バスの運行も通常に近い状態に戻りつつあります。

3日に1回の全員PCR検査は継続されていますが、まだ72時間以内の陰性証明がないと、

何にも乗れないし入られないので、逆に無料の全員PCR検査をしてくれている方が助かります。

 

 

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蘇州 宝帯橋と蘇州呉文化博物館

2022-05-12 00:05:12 | <蘇州>生活

蘇州の呉中区にある宝帯橋は唐代に造られた長さ316.8mの石橋です。

京杭大運河に繋がっている呉中の澹台湖と、大運河の境目に架かっています。

 

 

中国に現存する古代橋の中では最長で、現在の橋は明代と清代に修復されたものです。

2014年の京杭大運河の世界遺産登録には宝帯橋も含まれています。

 

 

世界遺産なのですが、そんなに観光客で賑わう場所でもありません。

それでも労働節の連休中はまだ新型コロナの影響で閉鎖されていました。

もしかすると今はもう入れるようになっているかもしれません。

 

 

以前、宝帯橋を訪れたのはもう10年以上前で、確かまだ世界遺産でもなかったと思います。

あのころは、町工場のような建物が並んでいる汚い場所で最寄りに公共交通もなく、

蘇州市内からタクシーで行って、タクシーを待たせて橋を見てから戻って来た記憶があります。

 

 

今はすっかり綺麗な道もできて、周辺は澹台湖公園になっています。

澹台湖公園の一部はコロナ過でも立ち入り禁止にならず、綺麗な花もたくさん植えられていました。

 

 

昔は工場や住宅が並んでいた場所は公園になった部分を除いて、今でも広い空き地になったままです。

土壌汚染がない場所ならそのうちマンションが建つのでしょう。

 

 

澹台湖公園に隣接している蘇州呉文化博物館は2020年6月にオープンしました。

呉中に関する歴史や文化の常設展示の他に、様々な特別展示も行われています。

 

 

博物館の写真は昨年の三国志特別展示があった時のものです。

こちらも労働節期間はまだコロナの影響で閉館されたままでした。

 

 

博物館の敷地面積は8500平米、床面積は地上3階地下1階の18666平米だそうです。

結構大きな博物館で1階では特別展示、2階には常設展示があります。

 

 

おそらく特別展が開かれている時でもそんなに混みあうようなこともないと思います。

写真撮影が可能な展示も多く、ゆっくりと見学することができる博物館です。

 

 

博物館に来ているのは学生さんと思われる若い人達が多かった印象があります。

また、子供が喜びそうな体験コーナーなどもありました。

 

 

農作物や蘇州で採れる食用の野草についての展示説明もあります。

ちなみに中国語での”野菜”は日本語と意味が違って”野草”のことを指します。

春になると出回る马兰头(馬蘭頭)は和え物や油炒めにすると美味しいです。

ご飯にもとてもよく合います。

 

 

2階には休憩もできるカフェスペースがあり、澹台湖公園や宝帯橋方向がガラス張りになっているので、

ここでのんびりくつろぐのもお勧めです。

 

 

以前行った時には、蘇州呉文化博物館の入館には事前予約(その場でも予約できます)が必要でした。

最寄りの地下鉄駅は、2号線の宝帯橋南で、博物館と澹台湖公園までは徒歩で10分ほど、

宝帯橋には15分ぐらいで着きます。

 

 

蘇州のコロナは落ち着いてきたので、そろそろ宝帯橋と蘇州呉文化博物館にも入れるかもしれません。

制限がなくなれば、宝帯橋、蘇州呉文化博物館、澹台湖公園のセットで遊べます。

博物館の売店以外は道端の屋台ぐらいしかないので、お弁当でも持ってお出かけするのがよいかもです。

 

 

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蘇州 お散歩 金水湾桟橋(環金鶏湖歩道)

2022-05-05 00:05:05 | <蘇州>生活

金水湾桟橋は、工業園区にある金鶏湖の南東側(南東の角)に造られた歩行者用の橋です。

環金鶏湖歩道の全面開通に合わせて2018年に完成しました。

 

 

遊歩道の一部なのですが、昼間より橋がライトアップされる夜に人が集まります。

地下鉄5号線、金湖駅のすぐ近くにあるので園区以外の住人でも行きやすいです。

 

 

金湖駅側(金鶏湖大道)側から橋を見るとちょうど”人”の字のような形になっています。

こちら側から橋を渡った先には金姫墩公園があります。

 

 

おそらく今は新型コロナの影響でここも立ち入り禁止になっているのかと思います。

写真は全て去年のものです。

 

 

金鶏湖の北東側に蘇州国際金融中心、北西側に東方之門と橋の上から園区の高層ビル群がよく見えます。

以前は何もなかった場所だったのに、この15年ほどで様変わりしました。

 

 

天気が良い日なら夕方から日没や夕焼けの景色を眺めながらライトアップを待つのもよいかと思います。

太陽が沈むのは東方之門の方向です。

 

 

日が沈むと徐々に人が増えてきます。

桟橋のライトアップは3色(だったかと)で定期的に色が変わります。

 

 

暗くなると桟橋や周辺の公園のライトアップと共に東方之門のライトアップ、

観覧車や蘇州国際金融中心のライトアップなどが楽しめます。

 

 

環金鶏湖歩道は長さが約14kmありますが、休日にはここを1周する人達もたくさんいます。

今は金鶏湖の周囲に地下鉄1号線、3号線、5号線がありますので、途中でリタイヤしても大丈夫。

 

 

斜塘老街からも近いので、コロナが治まったら老街散策や食後の腹ごなしにでも、

環金鶏湖歩道と金水湾桟橋に立ち寄ってみるのもよいかと思います。

 

 

蘇州では、コロナ感染者が住んでいる地域で毎日もしくは1日おき、

その他の地域でも2日か3日おきぐらいに全住民のPCR検査が行われています。

検査の結果はスマホで表示ができますが、検査後には検査済みカードも受け取ります。

検査当日のマンションの出入りと公共交通の乗車にはこの検査済みカードの提示が必要になります。

検査済みカードの表は何回目の検査か記されており、裏も毎回違う標語と絵柄になっています。

可愛らしい絵柄のカードコレクションが増えてきました。

コミュニティごとに写真だったり絵だったりとそれぞれ異なるみたいです。

 

 

少し前までは地下鉄の乗車時に健康コード、行程コード、48時間以内のPCR検査陰性証明と、

3種類の提示が必要でしたが、最近はこの代わりに”場所コード”というものが登場しました。

セキュリティチェックの前に場所コードをスキャンし登録が必要です。

スキャンすると、今まで提示していた3種類の情報がすべてスマホ上に表示されるので、

乗車の手間は少々減りました。(いつどこにいたのか更に詳細に監視される訳ですけどね)

 

 

蘇州のコロナ騒ぎも落ち着きつつあり、徐々に営業が許可された店舗も増えてきていますが、

まだどこに行くにも48時間以内のPCR陰性証明の提示が求められたりするので、

残念ながら自由に動けるまでには至っていません。

 

 

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