中国でのいろいろ

中国での生活、出来事をぼちぼち綴っていければと思っています。

2022年の日本一時帰国(中国入国後隔離@蘇州編)

2022-03-31 00:03:31 | 小ネタ

上海で3日間の隔離(入国日を含む)を無事に過ごすと、4日目の朝に江蘇省行きのバスが迎えに来ます。

集中隔離期間14日のうち、残りの11日間が蘇州でのホテル隔離になります。

 

 

蘇州が最終目的地の場合、まずバスが向かうのが昆山(花橋)です。

昆山は上海で入国した人が江蘇省内へ移動する際の中継地になっています。

明確な範囲は分かりませんが、上海近隣の場所から江蘇省へ移動する場合も昆山に来るのかもしれません。

 

 

上海の隔離ホテルが嘉定区だったので、1時間もかからずに昆山の中継地点に到着しました。

昆山では江蘇省内の行き先ごとに待機エリアが設定されているので、指定された待機場所で出発を待ちます。

荷物の消毒と検温、行先の確認ぐらいで特に何もすることはありません。

 

 

周りを見渡すと圧倒的に人が多いのは蘇州園区行きの待機場所でした。

昔々は園区より高新区の方が日系を含めた外資系の会社、工場が多く、

仮に会社が園区にあっても高新区に住む人が多かったのですが、今はもう逆転しているのかもしれません。

また、中国人のお金持ちの方々のお住まいは園区の方が多いです。

 

 

蘇州行きの場所に先にいたのは1人だけ、待っている間にも続々とバスが到着しますが、

この日高新区に行く人はとても少なかったです。

係員も暇なので、結構フレンドリーで話しかけにきたりもします。

待機中のトイレは自由に行けます。

 

 

後から2人来て合計4人になったところで、この日(この時間帯?)の人が揃ったようです。

台湾人が2人、中国人が1人、日本人1人で蘇州高新区の集中隔離ホテル行きバスに乗り込みました。

台湾人は出発から到着までずっと喋りっぱなし。。席が離れていてよかった。

 

 

バスは蘇州高新区のインターで高速道路を降り、西環快速路、京杭運河を渡って太湖大道と、

蘇州の見慣れた景色を通り過ぎていきます。

きっと北京五輪の参加選手や関係者もこんな風に外部との接触は一切許されず、

宿舎と会場を行き来していたのでしょうね。

 

 

昆山から1時間ほどで大陽山北側の麓にある大陽山商旅酒店に到着。

ここが高新区の入国者用集中隔離ホテルになります。

これから先、屋外に出られるのはしばらくおあずけです。

 

 

ホテルの料金はスタンダードで1泊340元(部屋代200元+食事代140元)。

何がどう違うのか不明ですが、ちょっといい部屋が400元(部屋代260元+食事代140元)です。

ホテルの入居説明書には、高級部屋340元/日、豪華な部屋400元/日と書かれていました。

上海隔離中に大陽山商旅酒店から電話がかかってきますので、部屋タイプを事前に予約します。

少し迷いましたが11日間での差額と未知?の快適さを比較して400元の部屋にしてみました。

11日間のホテル代を現在のレートで日本円換算すると約84,500円、差額は約12,700円。

どちらの部屋も食事内容は同じで、朝昼夜と下午茶(3時のおやつ)の4回運ばれてきます。

 

 

部屋は新しくないですが、窓の多きなキングサイズベッドの部屋でした。

広さは1人で長期滞在する分にはそんなにストレスを感じることはなさそうです。

部屋にはソファーとオットマン(使わないけど)もあります。

消毒が必要だからだと思いますが上海、蘇州とも絨毯は剥がされてリノリューム床になっていました。

 

 

ホテルのランクは古いホテルの四つ星クラスぐらいでしょうか。

数少ない私の知っているホテルの中だと蘇州の雅都大酒店、大連の香洲大飯店がほぼ同等ぐらいかと。

私が監禁された部屋は北向きで日当たりは悪いですが、窓が大きいのでそんなに暗くはありません。

外の景色は大陽山の緑のみでしたが、鳥たちのさえずりが聞こえます。

鶯も鳴いています、啄木鳥もいるのでしょうか、コツコツコツという音も時々聞こえます。

グループチャットに送られていた写真を見ると南側の部屋だと景色が開けているようです。

 

 

換気扇は止められているので、残念ながら中国あるあるの浴室とトイレが臭い問題は発生します。

気休めに排水口の上に乗せる、ゴム製の蓋が置いてあります。

 

 

ホテルのアメニティは、石鹸、ボディーソープ、シャンプー、リンス、歯磨き粉などなど。

歯ブラシもまあまあ使えるタイプで、バスローブも2着ありました。

タオルは頼めば追加で持ってきてもらえますし、アメニティも補充してもらえます。

隔離ホテルは上海の部屋代360元+食費50元よりも蘇州の方が安くてずっといいです。

 

 

どうせ暇だし昼間からのんびり湯船につかるのもいいか、高い方の部屋なら必ず浴槽もあるハズ。

との読みはしっかり当たって浴槽がある部屋でした。

が。。”浴槽は使用できません、ご理解をお願いします”だそうです。

 

 

簡易的なちょっと冷やすだけタイプの冷蔵庫が各部屋にあると、

ホテル入居説明書に書かれていましたがどこを探しても見当たりません。

部屋中の写真を撮ってWechatでフロントに連絡して持ってきてもらいました。

空いている部屋から持ってくると言っていましたが、新品が届きました。

飲み物を冷やすレベルなら十分使えます。

 

 

入室時にペットボトルの水は24本置いてありました。不足する場合は1本2元で購入できます。

ホテル料金と同じQRコードで支払いできますので注釈に部屋番号を入れて、

隔離グループチャットにお金払ったから水を持ってきてと発信すれば、

食事と同じタイミングで持ってきてくれます。

ゴミは医療廃棄物用のごみ袋に入れて結束バンドで縛ってからドアの外へ出します。

こちらも足りなくなれば隔離グループチャットで要求します。

ゴミ袋の中国語は”垃圾袋 la ji dai"、結束バンドは”扎带 zha dai”です。

 

 

蘇州ルールで隔離ホテルでの荷物の受け取りや差し入れ、デリバリーは全て禁止されています。

中華弁当が食べられない方は、日本から大量の食糧を持ち込む以外に方法はありません。

例外として医薬品や乳児用品(ミルクなど)はOK、その他、緊急を要するものはフロントに相談して下さい。

 

 

一応禁酒、禁煙のはずですが、ちょっとぐらい飲んでもいいですよね。

日本から持ち込んだ紙パックの安物焼酎でたまに晩酌しています。

隔離ホテルに入って1週間ぐらいしてくると徐々にストレスも溜まってきます。

仕事などやることはそれなりにあるのですが、気力も少しずつ減退していく感じ。

 

 

上海3日+蘇州11日の集中隔離期間中のPCR検査回数は4回、入国時を除くと全て蘇州での検査でした。

検査対象者の名簿が前日にグループチャット上にアップされます。(たまにミスで漏れる人もいるけど)

集中隔離期間最後の1回は環境検査と言って、スマホ、歯ブラシ、リモコン、ドアノブ、テーブルなどに、

ウイルスが付着していないかも検査します。名簿の部屋番号にマークされた人が対象です。

何も言われない限り結果は陰性です。蘇康码の核酸検測査詢でも結果確認できます。

 

 

この記事をアップする頃はもう隔離ホテル(大陽山商旅酒店)から蘇州の自宅へ戻っているつもりでしたが、

ちょっと見通しが甘くまだ同じホテルに監禁されています。。

結局、蘇州では25日間のホテル隔離、蘇州のホテル代だけで10,000元となりました。

中国ではまだデルタ株時代から全く対応が進化していないため、江蘇省ルールは入国後から28日間完全隔離。

もう世界はオミクロン株の時代、何回PCR検査しても結果は変わらないよ!

と言いたいのをこらえつつ、同じ場所で呼び名が変わるだけになった健康観察隔離編へ続きます。

蘇州隔離ホテルの食事(中華弁当)内容などもレポートします。

 

 

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2022年の日本一時帰国(中国入国後隔離@上海編)

2022-03-24 00:33:24 | 小ネタ

浦東空港での検疫と入国手続きを終え上海の隔離ホテルへ入室したのは、

23時(日本時間の24時)頃でした。

 

 

入国日を含めた3日間を上海の隔離ホテルで過ごし、

この間に発熱などがなければ、4日目の朝に江蘇省へ移動することになります。

朝夕の1日2回、だいたい食事(弁当)が運ばれてくるタイミングで検温を受けます。

 

 

私が幽閉?されたのは嘉定区にある上海嘉定新城智選暇日酒店です。

このホテル名を漢字+カタカナにすると、上海嘉定新城ホリディインエクスプレス。

ホリディインは世界的に有名なホテルチェーンですし、

名前だけ聞くと、あらそれなりのホテルじゃないと思ってしまうかもしれませんが、実際のところは。。

部屋自体はボロい訳ではありませんが浴室は小汚い感じでシャワーのみです。

廊下は工事中なのか取り壊し中なのかという感じで、もしや廃業したホテルを復活させたの?みたいな。

 

 

このホテルの値段は1泊380元、食事代は別料金で1日(朝昼晩3食)50元でした。

3泊4日なので、部屋代1140元と食事代(4日目の朝を含む)110元を入室後にすぐ支払います。

Wechatか支付宝があれば支払いがスムーズです。

宿泊費は増値税専用発票(領収書)が発行可能ですので、必要な方は入室時に要求して下さい。

 

 

とてもホリディインとは思えないような超安物の歯ブラシやシャンプー、ティッシュ、スリッパなど、

ホテルのアメニティは3日分をまとめてドサッと渡されます。

バスタオルやドライヤーは置いてありましたが、残念ながらリンスはありません。

ペットボトルの水は10本ぐらいあったので、1人ならアメニティも水も不足することはなさそうです。

部屋自体は狭くなく、大きめのベッドが2つあって閉塞感はありません。

ネット環境もごく普通でVPNも繋がりましたので仕事への支障も出ませんでした。

 

 

デリバリーや宅配便の対応はホテルによって変わると思いますが、

上海嘉定新城智選暇日酒店では、食料品や嗜好品以外の生活物資なら部屋の前まで届けてもらえます。

蘇州では全面禁止になっていますので、

何か受け取りたいものがあれば、上海隔離中の3日間(実質2日)がチャンスです。

ただし今は中国国内でもオミクロン感染が広がっており、物流にも支障が生じていますので少々難ありです。

 

 

その他諸々、中国語で書かれたホテルからの連絡事項や注意書きを渡されます。

その中に上海から江蘇省へ移動するバスの予約というのがありました。

QRコードを読むと入力画面が表示されますので必要事項を入力します。

入力後に予約完了のQRコードが出ますが、QRコードを使用することはありませんでした。

実際、入力内容も間違っていたりしたのですが、特に問題も起こらずで本当に必要なのか不明です。

 

 

食事は中華弁当のみで別の選択肢はありません。

食費の内訳は朝10元、昼20元、夜20元で、ごく一般的な庶民の中華弁当価格です。

朝は饅頭とゆで卵、お粥(みたいな)もの。

 

 

昼と夜はご飯の容器がひとつと、おかずの容器が2つにデザートの果物など。

味は人それぞれ好みもありますし中華弁当が食べられない人には厳しい内容かもです。

まぁ、さすがにこの値段なので味に期待するのはちょっとですが、量だけは若い人でも問題ないかと思います。

 

 

上海での隔離期間中には蘇州だけでなく上海や江蘇省のどこかからも電話かかってきました。

ショートメッセージも複数届きますので内容によっては返信する必要があります。

ありがたいことに蘇州高新区の外国関連防疫専門班からは日本語でショートメッセージが届きました。

中国語でのやりとりが難しい場合には対応可能な連絡先を返信しておくと何かの時に安心です。

 

 

ただしこれ以外のショートメッセージや電話はすべて中国語でした。

電話の場合は名乗ってくれないことも多いのでどこからの電話なのか分からないこともありますが、

無視してもいいことは絶対にないと思います。

中国語対応が困難でも最低限どこの誰に連絡して下さいとというフレーズだけは準備しておく方がよいでしょう。

特に過去に複数の地域で部屋を借りるなど(ホテルの短期宿泊は除く)して臨時宿泊登記を出した方には、

各地の社区、街道や公安から連絡が来る可能性がありますので誤解されないようにご注意を。

私の場合は、上海浦東新区からもあなたは隔離後どこへ帰るのかと電話で問い合わせがありました。

 

 

上海では入国時に浦東空港でPCR検査を受けた以外、隔離ホテルでの検査はありませんでした。

上海隔離3日目、蘇州へ移動する前の夜に隔離終了の証明書を受け取りました。

今のところこの証明書を提示するように要求されたことはありません。

 

 

入国日を含む3日間の隔離は、初日の到着も遅く時間的に短かったせいかさほど苦にはなりませんでした。

4日目の朝、まずは蘇州へ向かうための中継地(江蘇省の受け入れ地点)である昆山へ移動します。

中継地が異なるのか南通など長江北側の地域へ向かう人と南側へ向かう人で乗るバスが違いました。

 

 

乗車前に医療用ゴム手袋とN95マスク、行先が書かれた大きな赤いシールを受け取ります。

ちなみに手袋は医療ドラマでよく見るピタッとしたタイプで、着けたままでもスマホ操作ができる優れものです。

この時は長江の北側へ向かう人がほとんどで同じバスには6人しか乗りませんでした。

 

 

後で知ったのですが、私と同じ日に日本から上海へ渡航した中国人が新型コロナに感染していました。

この日に上海へ飛ぶ便はHO1334しかないはずなので、もしかしてこの人なのかなぁ。。

実はチェックインの検温を何度も受けても高熱で係員から搭乗を諦めるように言われていた人が、

4人ぐらいのグループでどこかへ消えた後、30分後ぐらいに戻ってきて検温をパスしていたので、

解熱剤を飲んできたのではないかと。。あくまでも想像ですが。

係員が何度も体温計を取り換えたりしながら検温しましたがそれ以上の抵抗はできず。

そのグループの人達が濃厚接触者として病院送りになるのは自業自得ですが、

巻き添えを食らった方がおられたとしたら本当にご愁傷様です。

 

 

実際には日本からの入国者で新型コロナに感染していた人というのはとても少なく、

感染者が凄い数で入国を続けているのは香港便です。

香港はPCR検査がザルなのか、別の意図があって感染者を入国させているかのどちらかですが、

同じ日に浦東へ到着するのはちょっと嫌ですね。。

 

今は中国でも上海を含む各地で(長春市と吉林市では爆発的に)オミクロン感染が増えており、

ついには上海市が入国者対応しきれずに日本から上海へ向かう中華系航空会社の到着地が、

期間限定(3月21日~5月1日まで)で別の場所へ振り分けられました。

私の乗ってきたHO1334だと到着地は大連。。上海しか知らない方にはもう東北三省は異国ですよね。

でも、上海隔離ホテルより大連隔離ホテルの方がグレードもよくて快適という話を聞いたことがあります。

 

一番やっかいなのは隔離ホテルのある場所が封鎖やリスク地域に指定されて身動き取れなくなったり、

最終目的地に到着後、再び長期隔離になる可能性があることでしょうか。

結局どうなるかは運次第。。

 

蘇州への移動と隔離編に続きます。

 

 

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2022年の日本一時帰国(日本出国と中国入国編)

2022-03-17 00:03:17 | 小ネタ

2年ぶりの関西空港の国際線出発エリア、予想通りですが閑散としています。

早く以前の活気に戻ってほしいものです。

 

 

チェックインカウンターも搭乗ゲートも北側半分しか使っていません。

国内線エリアも含め飲食店やコンビニ、土産物屋さんなど休業している店舗が多いです。

私の出国タイミングで関西空港から上海へ向かう便は、火曜日のみ運行しているHO1334の一択でした。

上海行きのチェックインカウンターだけが大混雑しています。半数以上が中国の方々でしょうか。

それでも並んでいる間に普通に日本語の会話も聞こえてくるぐらい日本人も多かったです。

 

 

搭乗手続きの前に、前日に取得した搭乗用の健康コード(HDC)確認と検温を行います。

決してこの確認作業が増えたから混雑している訳ではありません。

大きな荷物をいくつも持った人たちのチェックインで大行列になっています。

そうそうこの感じ。。思い出しました、以前からいつも中国系航空会社のチェックインはこうでしたよね。

中国の方は行列好き?なので手続開始時刻の1時間ぐらい前から並び始めるし。

 

搭乗に必要な健康コード(HDC)取得の過去記事はこちら。

2022年の日本一時帰国(中国入国準備編)

 

 

チェックインが終わると、中国入出国用の健康申告コード(HDCとは別)の確認があります。

中国から一時帰国された方なら中国出国時に提示したものと同じですが、中国入国用に情報の更新は必要です。

お持ちでない方は係員の指示に従って情報入力します。

中国入国時に多用しますので必ずスクリーンショットしておくことをお勧めします。

有効期限が長いので搭乗前日の寝る前にでも情報入力とQRコード取得をしても大丈夫です。

 

 

中国行きが多少混んでいるとはいえ、出国者の絶対数が少ないせいか保安検査はいつもより念入りでした。

出国後の免税店通りも南側はほとんど営業していないのでこちらもやはり閑散としています。

本館以外の免税店は休業している店が多いので、何か買い物する場合は本館で済ませた方がよさそうです。

 

 

本館と北ウイングを結ぶシャトルも乗客は少ないです。

ただし運行間隔が約4分毎と通常時より若干長くなっているので往来するなら少々時間がかかります。

 

 

余計なお世話かもですが、出国後の公共喫煙スペースは閉鎖されています。

もしどうしてもと思われる方は、本館から南ウイング方向(HOの搭乗ゲートと反対方向)へ進むと、

IQOS専用ラウンジとその対面にあるカフェには喫煙スペースがあります。

IQOS以外の方は、飲み物を買って喫煙スペースを利用するしかありません。

 

 

飛行機は定刻から少しだけ遅れて出発、機体は座席が3+3+3のB789でした。

座席は真ん中を空けて一つ飛ばしにはなっていますが満席になりました。

 

 

上海浦東にはほぼ定刻に到着しましたが、入国前のPCR検査や入国手続きが混んでいるとのことで、

飛行機を降りるまで1時間ちょっと待機となりました。

待機中でも機内のトイレは使用できます。

次のチャンスまでどれだけ時間がかかるか分からないので我慢せずに済ませておく方が無難です。

着陸後に機内で配られるPCR検査同意書にも先に署名しておきます。

 

 

降機は前の席から順に2列ずつぐらい複数回に分けて行います。

後方座席だとかなり待つことになるので、可能であれば前方の席を事前にWeb予約しておく方がよいかも。

吉祥航空は春秋とは違ってLCCではありませんので、前方座の予約も無料で早い者勝ちです。

 

 

飛行機を降りて最初に使うのは、中国入出国用の健康申告コードです。

係員への提示してPCR検査検体容器の受け取ります。

検査は鼻ぬぐいと喉ぬぐいの両方で、PCR検査場でも健康申告コードが必要です。

 

 

PCR検査が終わると入国審査、入国が終わると預けた荷物を取りに行きます。

この行程だけはいつもと同じ。荷物はターンテーブルをぐるぐる回っていました。

荷物を取ったら次は隔離ホテルへ向かうための準備です。

最終目的地が上海の人、近隣の江蘇省や浙江省などの人などそれぞれの行き先ごとに分かれます。

まず行先に分かれる前に壁に貼られているQRコードを読み込んで、

国籍、パスポート番号、フライト情報、最終目的地などを入力します。

 

 

必要情報の入力が終わると机場入境旅客情報QRコードが表示されるので、

これを係員へ提示すると入境人員目的地確認単と書かれた用紙が渡されます。

机場入境旅客情報QRコードは隔離ホテル行きバスの乗車にも使います。

 

 

入境人員目的地確認単に名前、電話番号、パスポート番号などを記入し、

次のチェックポイントでパスポートと一緒に係員に渡します。

パスポートは隔離ホテルへ入室する時に返されます。

 

 

自分の行き先が提示されている待機場所で、次の指示があるまで待ちます。

おそらく、同じ便で入国して同じ隔離ホテルへ行く人が揃うまで待つのだと思います。

この時点で、着陸からすでに3時間以上経過。。まだまだ。

 

 

何度も利用している上海浦東空港ですが、

今はもう迷路のようになっていて自分がどこにいるのかよく分かりません。

こんなエスカレーターってありましたっけ?

 

 

ようやく隔離ホテル行きのバスに乗るための待機場所へ、皆様お疲れモードです。

ここで初めて係員からトイレに行きたい人は待ち時間に行って下さいと案内がありました。

 

 

隔離ホテルの場所や名前は到着するまで知らされませんでした。

また最終目的地によってもホテルは変わります。

一緒に移動しているのはおそらく同じ便で入国した江蘇省へ向かう人達です。

 

 

スマホナビを見るとバスは嘉定へ向かっています。

隔離ホテルへ到着したのは中国時間の22時を過ぎていました。

ホテルへ宿泊するための書類に必要事項を記入して係員へ提出したり、検温したり、

支払いをしたりと手続きが終わってドアを閉めたのが23時(日本時間24時)過ぎ。

着陸から約6時間後でしたが、これでも以前よりはだいぶスムーズになっているかもしれません。

出入国の長い1日が終わり、続いて長い隔離期間が始まりました。

上海で到着日も含めた3日間の隔離が終わると、バスに乗せられて江蘇省(昆山)へ移動、

そこから更に各市や区に振り分けられて、別のバスで蘇州の隔離ホテルへの移動になります。

蘇州での隔離期間は隔離ホテル11日+α(健康観察)、αの期間と行動制限が変動するので要注意です。

 

 

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2022年の日本一時帰国(中国入国準備編)

2022-03-10 00:03:10 | 小ネタ

あれこれ片付けている間にもう早速中国入国に向けた準備を始めねば。。

中国行きの便に搭乗するために必要な手続きも目まぐるしく変わってきました。

 

 

中国出国前には搭乗前48時間以内のダブル陰性証明(PCR検査 + IgM + 抗体検査)だったのが、

7日前のPCR検査と搭乗前48時間以内のダブル陰性証明(PCR検査 + IgM + 抗体検査)に変わり、

更に2月28日からは7日前のPCR検査、搭乗前3日以内に2つの検査機関を使って2回のPCR検査、

と現時点では合計3回のPCR検査になりました。

検査は前もって予約していたのですが、更に別のクリニックも追加で探さなければなりません。

 

 

出発前3日間に行う2回のPCR検査は間隔を24時間以上空けるようにと書かれていますが、

厳密に時間を気にする必要はなく、日を跨ぎさえすれば大丈夫とのことでした。

(前日の検査が午前10時で、当日の検査が午前9時でも問題ありません)

PCR検査の陰性証明には中国国内の連絡先電話番号の記載も必要になりました。

 

私の場合は、中華人民共和国駐大阪総領事館の管轄内のクリニックで検査となるのですが、

まだ対応しきれていない病院もあるようで、領事館指定になっていても、

実際に問い合わせてみるとまだ認証が取れていないと言われることもありました。

 

 

PCR検査費用は、クリニックによってかなり違います。

大阪では2回で25000円というのもあれば、1回で3万円以上の所もあります。

月、火曜日のフライトの場合、PCR検査を土日に行う必要があるので、選択肢が狭まることになります。

また、検査結果の入手が当日や1日後など、こちらも対応は様々です。

費用の安いクリニックで検査を受けるのは中国の方が多いようで行列になっていました。

 

 

搭乗7日前のPCR検査後、搭乗日前日まで行う自己健康観察も引き続き必要ですが、

結果を記入するフォーマットは以前と微妙に変わっています。

 

 

7日前とフライト前3日以内の計3回のPCR検査が終わると、搭乗に必要な健康コード申請を行います。

まずはPCかスマホから領事館指定のURLにアクセス。

登録にはメールアドレスが必要で認証用コードがメールで送られてきます。

対応言語は英語もしくは中国語です。

 

 

認証が終わると、パスワード設定を行います。

またパスワードを忘れた時に必要な呪文、尊敬する人や好きな俳優など3種類登録します。

登録が終了すると、申請に必要なパスポート番号やPCR検査結果などを入力する画面に移ります。

 

 

私はPCを使って申請しました。

オンライン健康コード申請フォーマットがまだ最新のものには更新されておらず、

交差PCR検査のクリニック名のひとつをIgM抗体検査の項目に入力し、

7日間の自己健康観察表はPCR検査結果と同じところに添付してみました。

 

 

提出(アップロード)する書類は、

・7日前検査と交差検査2回の合計3回分のPCR検査陰性証明

・7日間の自己健康観察表

・パスポートの顔写真ページ

・中国の居留許可証または渡航ビザ

・日本の居留証明(運転免許や保険証、住民票など)

・Eチケット控え

・ワクチン接種証明(持っているなら)

となります。

アップロード対応フォーマットはJPEGで、PDFなどには対応していません。

 

 

確か以前は搭乗する便ごと(出発時刻)で申請期限が分かれていたと思うのですが、

搭乗前日の20時までに変わっています。年中無休24時間体制で審査をしているそうです。

提出が終わるとすぐにQRコードの表示はできますが、まだ審査中になっています。

審査結果はメールで通知されます。

もし何かしらの不備がある場合はその理由も通知されるので修正して再提出します。

 

 

無事に審査が終わり結果がOKならQRコードが緑色に変わります。

有効期限はフライト当日まで、これを空港のチェックインで提示すればよいようです。

 

 

搭乗前日にPCR検査をして、もし混んでいて結果が出る時間が遅くなったら、

20時までの申請期限に間に合わないかも。。

と、小心者の私は3日前と2日前にPCR検査をしました。

クリニックからは内容は古いですが中国領事館から配布するように言われていますと、

注意書きを渡されました。

 

 

3回のPCR検査に通っている間に大阪城の近くでは梅の花が咲き始めました。

検査結果を受け取る間の時間、大阪城の北側にある藤田邸跡公園へ20年ぶり?ぐらいに足を運びました。

蘇州と大阪を比べると蘇州の方が暖かくなるのが早いので、あちらはもう満開に近い状態のようです。

 

 

中国で仕事を始めてからもう10年、日本への一時帰国で1ヶ月以上滞在したのは初めてです。

昨年は帰国していないというのもありますが、電気代が対前年比359.4%になりました。

ほとんど自宅にいてエアコンを付けていた割には絶対量はそれほどでもありませんでしたが、

この数字にはちょっと笑ってしまいました。

 

 

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2022年の日本一時帰国(自宅待機と帰国中あれこれ編)

2022-03-03 00:03:03 | 小ネタ

2022年2月時点では入国後の自宅待機期間が7日間ありました。

待機期間中は健康状態の報告や位置情報の通知、ビデオ通話の応答などが必要です。

 

 

入国時にインストールと利用登録したMySOSアプリを使用します。

位置確認とビデオ通話はアプリからプッシュ通知が届くとすぐに対応が必要です。

 

 

私の場合、現在地確認は1日1回、ビデオ通話は1日1回または2回通知がきました。

スマホ設定の問題かアプリ側の不具合かマナーモードにしていなくても通知音が鳴らないことがあり、

数回対応し損ねましたが、警告されるようなことはありませんでした。

おそらく対応し損ねない限り、現在地確認もビデオ通話もそれぞれ1日1回なのかと思われます。

 

 

空港で唾液を使う抗原検査キット2回分を頂戴しました。

自宅待機中に1回検査して、陽性反応が出た場合には報告が必要です。

 

 

今回の一時帰国前後で日本の待機期間は14日、10日、7日と矢継ぎ早に変化しました。

私のタイミングでは7日間の待機、3月からはおそらくもっと短くなるのでしょう。

現時点では中国製ワクチンが日本の待機免除に認定されたとは聞いていないので、

このままだと中国でワクチンを3回接種しても待機免除にはならないかもです。。

 

 

待機期間中に1年以上受け取れていなかったクレジットカードの再送をお願いしたり、

大掃除をしたりネットで買い物をしたり、リモートでちょこちょこ仕事をしたり。

時々人のいない公園で体を延ばしたり。

 

 

待機終了後は、免許更新(更新延長していました)、

マイナンバー電子証明書の更新(1年以上前に切れていました)など滞っていた手続を進めて、

合間に久々の健康診断や歯石を取りに歯医者さんへ出かけてきました。

それと前回の車検後、1度も動かしていない車の車検も。

2年間も放置したことはなかったのでJAFさんの救援を覚悟しましたが、奇跡的?に動きました。

 

 

10年間ほとんど使っていないDocomoガラケーをサービス終了前にスマホへ変更。

使わない時は月額0円の楽天モバイル、中国~日本の通話もアプリを使えば無料というのも魅力です。

無料のアプリ通話が実用に耐えうる通話品質なのか中国へ戻ってから試してみます。

 

 

コロナに感染すると搭乗券も含め、検査費用もろもろ数十万の費用が無駄になるので、

油断せずに気を引き締めてはいますが、所用をこなすのに人が多い場所へ出る必要もあったり。

気にしすぎるとどこにも行けないですけどね。

 

 

久しぶりに散歩がてら天保山の渡し船にも乗りました。

明治38年に開設された天保山渡船は料金無料です。

 

 

日中の利用者は少ないですが、朝夕は通勤、通学で結構混みます。

徒歩よりも自転車で乗船する人の方が多く、USJで働く外国人の姿もよく見かけます。

 

 

現在、大阪市内で運行されている渡船場は、天保山、甚兵衛、千歳、落合上、落合下、

千本松、船町、木津川の8ヶ所あります。

此花区と港区の間にある安治川の渡し船が天保山渡船です。

 

 

安治川の上には阪神高速湾岸線の大きな橋が架かっています。

近くに人が歩いて渡れる橋がないのできっとこの渡船はこの先もまだずっと続くのかと思います。

 

 

天保山側には、日本一低い山の天保山と海遊館、天保山マーケットプレイスがあり、

桜島側にはUSJがあります。

 

 

天保山にも登りました。

登ると言っても標高4.53m、登頂までの所要時間は30秒ほど。

Wikiを見ると、今は仙台にある日和山が震災の影響で天保山より低くなったそうです。

 

 

天保山の周りは公園になっており、近所の子供たちの遊び場になっています。

山頂にはベンチも置かれていますが、この日は雪もちらつく寒い日で誰も座っていません。

全く疲れない登山ですし。

 

 

現在の日本の新型コロナ感染者数は、中国ではもう完全にロックダウンレベルです。

蔓延防止措置で確かに人出は減っているようですがちょっと拍子抜けする感じでした。

蘇州では先月からオミクロン感染のクラスターが発生し、

100人ちょっとの感染者で全市民の複数回PCR検査や濃厚接触者の隔離、

マンションの封鎖、デパートやショッピングモールの閉鎖、学校はオンライン授業などなど。

結構大変だったようですが、今は新規感染者の増加も減ってだいぶ落ち着いてきたようです。

以前にも書きましたが、ゼロコロナか共存か最終的にどちらの政策が成功だったと言われるのでしょうね。

どちらにせよ、今年こそは自由に往来できるようになることを切に願っています。

 

 

コメント (2)
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