中国でのいろいろ

中国での生活、出来事をぼちぼち綴っていければと思っています。

上海・蘇州 2020年の春節(新型コロナウイルスで大騒ぎ)

2020-01-30 00:01:30 | <蘇州>生活

今年の春節休暇は、新型コロナウイルスで中国各地大騒ぎです。

観光地や映画館など人の集まる場所は全て営業停止になっています。

 

 

普段の連休なら観光客で溢れる蘇州の観光地もこの通り。

旅行ブームが訪れる前の蘇州に戻った感じです。

連休ともなると大渋滞の高架道路もご覧の通り。

 

 

せっかく梅の花が咲き始めているのにそれどころではありません。

 

 

公共交通の利用や人の集まる場所でのマスク着用を義務づける都市も増えていますので、

もし中国へ来る必要がある場合には必ず多めにマスクを持ってこないと、

移動にも支障が出ますのでご注意を。

 

 

先日乗った飛行機の中もこんな感じです。

この時はマスク着用の義務はありませんでしたが、

乗務員も含め全員マスクを着用していました。

 

 

マンションの管理会社から消毒作業中のお知らせがSNSで発信されていました。

エレベーターや建物の出入り口、駐車場などの消毒作業中です。

 

 

高速道路の出口や料金所などでは検問が設置されており、

どこから来たのかなど尋問され、場合によっては検疫を受ける必要があります。

湖北省のナンバーだと間違いなく検疫です。

 

 

上海の場合、地方から出てきている人達は田舎へ帰るので、

観光地以外の場所では普段より静かになるのですが、

今年は今まで以上に人がいません。

 

 

地下鉄駅にも乗客の姿が全くありません。

こんな光景は初めて見ました。

 

 

最近の国営中央テレビでは、

各地の病院で治癒後退院しているニュースを多く流しています。

これから爆発的に感染者が増えてもパニックを起こさせないための措置だと思われます。

 

 

いつもは日本の報道は大袈裟だなぁと思うことが多いのですが、

今回はとても控えめな感じがします。

こちらでは、信憑性が疑わしい話もSNSなどを通して発信されていたりしますので、

正しい情報を見極める必要もあります。。

例えば、蘇州の企業が抗ウイルス製剤を既に開発したなどなど。

 

 

各地でマスクを買い求めて行列をつくる様子もSNSにUPされています。

2枚で100元(日本円で1500円)以上の値段で売る悪徳店もあり、

公安が取り締まりをしているようです。罰金30万元以上だそうです。

以前のSARSの時とはもう比べ物にならないぐらい情報量が多いので、

これはこれで逆に注意が必要です。時代の変化を感じます。

 

 

春節休暇は政府通達で、2月2日まで延長されました。

既に27日から国内外の団体旅行が禁止されています。

さらに上海や蘇州では個別に2月8日、9日まで出勤を禁止、

登校は2月17日以降としています。

今後、他にも新しい通達が出される可能性もあります。

 

 

長春は、今のところ上海や蘇州と比べると騒ぎは大きくありません。

蘇州では武漢から来た人や発熱のある人はすぐ届け出るようになど、

緊迫した雰囲気のメールが毎日のように届きます。

長春の場合、メール自体は毎日届くのですが、

内容は、手洗い、マスクをしましょう、具合が悪ければ早めに受診しましょう、

そんなに大袈裟に心配しくても大丈夫ですよという感じのレベルです。

 

 

中国では、まだまだ手洗いやうがいの習慣がない人が多く、

これが感染拡大の理由のひとつになっているかと思います。

日本製のマスクが手に入らないかと聞かれることもありますが、

心の中でついつい”日本製のマスクを探す前に、まず手を洗おうよ。。”

と呟いてしまいます。

日本製品を信頼してくれているのはありがたいことなんですが。

 

 

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上海 上海環球金融中心の展望台

2020-01-23 00:01:23 | <上海>観光

上海の浦東新区にそびえる上海環球金融中心。

日本の森ビルが出資、設計、監修した高さ492mの超高層ビルです。

 

 

中国ではビルの形状から”栓抜き”の愛称で呼ばれています。

地上101階、地下3階の建物は2008年の竣工当時、中国で最も高いビルでした。

 

 

今はお隣の上海中心ビル(632m)が最も高いビルです。

元々の設計は460mだったそうですがアジア通貨危機などで建設が中断、

その間に設計変更を行い、現在の高さと穴のある特徴的な建物に変わったそうです。

 

 

展望フロアは94階、97階、100階にあります。

最上階まで行くことのできる入場料は180元です。

上海環球金融中心の店舗で使えるクーポン券が付いてきます。

 

 

夕暮れ時から夜になるタイミングを狙って展望台に行ってみました。

 

 

やはり一番の見所は、東方明珠と外灘の方向でしょうか。

 

 

暗くなるにつれ、明かりが増えていく様子が楽しめます。

 

 

殆どの人は観光バスでやってくる団体旅行の人達なので、

少々混むことはあっても長時間居座る人は少ないです。

ちょっと待てば窓の前は必ず空きます。

 

 

全面ガラス張りの展望フロアでは、足元から地上の景色も楽しめます。

 

 

上海環球金融中心の展望台は誕生日割引があります。

以前は、誕生日の人は無料、同伴者1名は半額とかなりお得だったのですが、

昨年からちょっと改悪されて、誕生日の人+同伴者の2名で180元になっています。

(尋ねてみると誕生日の人が一人で行っても割引がないと言われました)

 

 

こちらは東側の世紀広場方向。

 

 

天気がいまいちで霞んでいましたが、夜になるとこんな風に。

 

 

日本で見る夜景の場合、見渡す限り街の明かりが続いている感じですが、

ここで見る夜景は明るい範囲が狭いがとても狭いです。

ポイントごとに明るいのですが、暗い部分の方が多いかなぁ。

 

実は今まで日本でも超高層ビルやタワーに上ったことはありませんでした。

夜景を見るのは、六甲山や長崎など山の上からばかりで、

スカイツリーも東京タワーもハルカスも通天閣もまったく。。

そこの下には何度か行っているのですが何故か上る機会がなく、

上海で初体験となりました。

 

 

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厦門(アモイ) 海湾公園

2020-01-16 00:01:16 | <福建省>

長春は言わずもがな、上海、蘇州も今週はすっかり寒くなりました。

ちょっと気分転換に暖かい場所の公園をご紹介。

 

 

実際に行ったのは11月のはじめ、まだ半袖で十分でした。

1月でも暖かい日なら最高気温は20度以上あるので、厦門は南国です。

 

 

海湾公園は、厦門島の西側にある無料の公園です。

 

 

特に見所があるという訳ではありませんが、

南国らしい感じの草木がたくさん植えられていて気持ちのいい場所です。

 

 

バス停の目の前が公園になっています。

バス路線も多いのでどこからでも行きやすいかと思います。

地下鉄だと少し歩きますが2号線の郵輪中心が最寄駅です。

 

 

近くにある観光名所のひとつ鼓浪嶼からほんの少し外れただけで、

観光客はとても少なくなり、近所の人達のような感じの人しか見かけません。

 

 

海岸の方に出ると、北西の方向に海滄大橋や、郵輪中心に停泊している船が見えます。

 

 

魚釣りをしている人もちらほらと。

対岸がちょっと近いのでもあまり海辺の公園という雰囲気にはなりません。

 

 

綺麗な芝生の広場、ここでお弁当を食べると気持ち良さそう。

平日の昼間に行ったせいなのか、芝生の広場にいるのは、

お昼寝中のおじさんと私だけ。

 

 

食事ができそうな建物があるにはあるのですが、宴会用のお店なのか、

予約なしでふらっと入っても大丈夫なかは分かりませんでした。

 

 

子供向けの小さな遊園地もあります。

中国では小さな公園でも子供向けの遊園地があることが多いです。

 

 

朝夕の散歩が気持ち良さそうな感じです。

西の方向が海なので、天気が良ければ対岸の大陸側に沈む夕日を眺められそうです。

 

 

今回は仕事の合間に1時間ぐらいで一回りできて、

海の近くで交通の便がよさそうな公園を地図で探してみました。

観光名所の近くまで行くことはあるのですが、

未だに厦門で観光したことがありません。

果たして観光のチャンスは訪れるのでしょうか、まだその気配はありません。

 

 

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上海 2020年のお正月

2020-01-09 00:01:09 | <上海>生活

2020年は元旦から出張ですっかり忘れていましたが、

そういえばここ数年は年末年始の記事を書いていたハズ。

 

 

ということを思い出したので、

特別なことは何もないですが、自身の忘備録として。。

 

 

31日は仕事をお休みして、年末らしく部屋の掃除と、

掃除をした自分へのご褒美に年越しそばを食べにお出かけ。

鳥元さんの鴨つけそばを美味しくいただきました。

 

 

夜になるとあちこちの高層ビルの壁には新年のイルミネーションが灯ります。

上海の市街地では花火が禁止されてしまったので昔のような賑やかさはありません。

 

 

中国の年末年始は1月1日だけがお休みです。

例年なら都合をつけて2~3日サボるのですが今年はそういう訳にもいかず。

出張を終え週末に上海へ戻ってきて、近所のお散歩と買い出しに。

 

 

梅園公園は浦東新区にある小さな公園です。

 

 

小さな公園ですが草木も多くて、

散歩の途中にちょっと寄り道するのにいい感じの場所です。

 

 

お年寄り達の憩いの場になっています。

蝋梅の花も少し咲いていました。

 

 

ここの猫たちは、餌をもらっているようで、人を見ても逃げたりせず甘えに来ます。

なので近づきすぎて写真を撮るのが難しいです。

 

 

年明けの上海はとても暖かかったです。

今週前半は20度ぐらいまで気温が上がりました。

 

 

梅園公園の近くにある、福山菜場(野菜市場)は、

年末にリニューアルオープンしました。

 

 

新鮮な野菜、肉、魚貝類などを扱っています。

リニューアルしただけあって中はとても綺麗になりました。

私はいつどこで採ったか分からないスーパーの野菜より、

地元産のものを多く扱っている野菜市場で買う方が好きです。

 

 

2020年は今までで最も年末年始感がないスタートになりました。

いつ見てもそう大きな変化がない日本と違って、相変わらず中国の変化は速いです。

この変化を楽しむ余裕をもって過ごせればと思っていますが、どうなることやら。

まぁ、仕事の方はうまくいくかダメなのかは誰のせいでもなく自分次第なのですが。

 

 

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小ネタ 中国のマナーあるある

2020-01-02 00:20:00 | 小ネタ

早いもので私の中国生活も現在8年目。。

年明けは中国の方々の文化やマナーを中国あるあるも含めて少しふり返ってみました。

 

 

まずは並ぶ編。

基本的にみなさんお行儀よく並ぶのと我慢するのが苦手。

なのに、列車の改札や飛行機搭乗口では何でこんな早くから並ぶの?

というぐらい前もって列をなしています。

その理由は後ほど。

 

 

ここ最近、確かにマナーは目に見えて向上していると思います。

私の行動範囲の中では、上海は特によくなってきていると感じます。

でも、上海にいるのは上海人だけではないので、

鉄道駅などではまだまだ今まで通り光景を楽しむ?ことができます。

 

例えば先日の虹橋駅の改札、殆どの人達は列を作って並んでいますが、

そこに1人のおじさんがしれっと割り込んできます。(もともと私は列の先頭)

 

 

しばらくすると、そこに当たり前の如くおねえさんが現れて、

他の方々も追従していきます。

 

 

これでここにも新しい行列ができたという既成事実が完成。

割込みでできた列にも熾烈な中国式割込みがスタート。

 

 

列は更に派生していきます。

増える増える、面白くて笑ってしまいます。

最初に割り込んだおじさんもどんどん割り込まれていきます。

 

 

最後はもうこんな感じに。

どちらかと言えば年配の方の割込みが多いですが若者だって負けません。

私が列の先頭だったことはもう遠い過去の出来事です。

 

 

まぁこれでもまだましな方です。

上海では地下鉄やバスなどの割込み乗車はかなり少なくなっていますが、

長春だとさきほどの改札のようなのは当たり前、蘇州でもまだまだ似たようなもの。

若い方には信じられないかもしれませんが、

ホームで並ぶことに関しては、昔は日本も似たようなものだったんですよ。

 

 

この争いはリスク回避の行動でもあります(肯定はしませんが)

席は決まっているけど他の人に取られるかもしれない。

荷物の置き場所が席の近くに確保できないと盗まれるかも。

地下鉄や軽軌の場合、降りる人を待っているとドアを閉められて乗れない(事実です、経験あり)

 

昨年話題になったのが、指定席切符を持っているのに満員で列車に乗れない事件多発。

こちらの理由は、長距離切符が売り切れで買えなかった人達が、

1区間だけの切符を買って、車内で乗り越し清算する(合法です)ので、

切符の販売枚数と実際の乗車人数がまったく合っていないから。。

 

マナーを守らせる側にもまだまだ改善の余地がありそうですね。

 

 

続いて移動編。

飛行機や高鉄も大都市間を結ぶ便では大声で電話をする人や、

大音量でドラマをみたりゲームをする人は減りましたが、こちらも地方を結ぶ便ではまだまだ。

でもみなさんあまり気にしませんし、子供の泣き声などにも寛容です。

日本と違ってこれでトラブルになることは皆無です。

子供が泣くと周りの人も一緒になってあやしてあげたりするのは、

日本人も見習っていいと思います。

 

 

隣の座席の人の膝が自分の足の上に乗ってるって経験したことあります?

密着することにあまり抵抗感の無い中国ならでは光景でしょうか。

 

 

飛行機の機内で肘に何かが当たってると思って振り向くと、

後ろの席に座ってる女性の靴底が当たってたことがあります。

あの隙間に足を突っ込もうなんて。。これはきっと中国でしか体験できないと思います。

加えて尋常でない貧乏ゆすり率の高さ。。特に男性。

 

 

飛行機や新幹線のシートポケットに入っている雑誌はうかつに触らないほうがいいかも。

こんな使い方された後かもしれないから。。

さらにシートポケットには何が潜んでいるか分からないのでご注意を。

 

 

そうそう、上海(蘇州も?)では歩行者に対しても信号無視の罰金制度ができたようですが、

せっかく横断歩道で信号を守っている人の先には。。

なんていうオチがあることも。

 

 

最近感じる大きな変化のひとつが、スマホの影響。

以前は、列車を降りる時もかなり押し合いへし合いだったのが、

今は、みんなスマホを見たまま動かないので、

なかなか降りられない、乗車できないということもあります。

まぁ、まだまだ自分のことしか考えていないという人が多いということなんですけどね。

 

 

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