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昭和のプロレス:最終戦に出番なし

2024-03-29 06:29:29 | 日記
4番目の戦績

 「甦れ!金曜8時の昭和のプロレス」ではリング上を盛り立てた脇役達
を振り返っています。
今週は「人間起重機、ビッグ・ジョン・スタッド」です。
 2メートル4センチ、150kgの巨体は1980年に32才で馬場が
率いる全日本プロレスに初来日。
 3年後に猪木率いる新日本マットに転じ、世界中の強豪を集めて真の
チャンピオンを決めると高らかに宣言された第1回IWGPに出場。
 アンドレ、ホーガンの新日常連に全日経験者のスタッドが加わったことで、
顔ぶれにグッと厚みと豪華さが増しました。

 5月7日の開幕戦ではアンドレと組んで猪木・ホーガン組とのタッグ
マッチに出場。
いきなりの4強揃い踏みの対戦は両者リングアウトの引き分け。
 13日には猪木とシングルで激突し、巨体を生かして攻め込みながら
アリキックの連打から延髄斬りを浴びて9分18秒にフォール負け。
エースとの力の差が暴かれてしまいました。
 それでもリーグ戦の戦績は主役3人に次ぐ堂々の4位。
次回の登場が待たれる選手のひとりになったのでした。

外人選手は2人だけ

 3度目の来日は意外にもすぐに実現しました。
同年秋の闘魂シリーズに招聘されたのです。
主力選手の顔写真が2段に配されたシリーズポスターの上段中央はもちろん
猪木ですがその真下はスタッド。
シリーズの主役であることが伺われます。
 ところが10月7日の開幕戦で、オーンドーフと組んで坂口・前田組と
対戦したスタッドの出番はセミの前。
注目のメインは猪木・藤波組対長州・浜口組。
この頃のファンの関心は日本人対決に集まっていたのでした。

 スタッドが漸くメインに出場したのは10日の6人タッグ。
猪木・藤波・星野組対スタッド・ブレアー・ライト組の顔ぶれで、猪木が
ライトに勝利した一戦です。
 猪木と藤波にもうひとりを加えた日本組対この外人3人組の対戦パターン
はその後繰り返され、スタッドが注目されるようなシングル戦はなかなか
組まれません。
 漸く10月28日に坂口と当たりましたが6分57秒に両リン。
11月1日には前田と対戦し7分54秒にスタッドの反則負け。

 最終戦の蔵前大会のポスターにはスタッドの写真が大写しなので、3日は
猪木との再戦と期待されました。
ところが当日は第4試合にオーンドーフ、第5試合にスミスが登場した後、
外人選手の出番はありません。
 第6試合からは「4大シングルマッチ」と銘打たれ、猪木率いる正規軍対
長州以下の維新軍の対戦続き。
シリーズの主役と目されたスタッドはなんと最終戦の出番が無かったのでした。


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