赤峰和彦の 『 日本と国際社会の真相 』

すでに生起して戻ることのできない変化、重大な影響力をもつ変化でありながら一般には認識されていない変化について分析します。

自公の選挙協力に亀裂 current topics(271)

2017-10-06 09:07:44 | 政治見解




current topics(271):自公の選挙協力に亀裂


自民・公明間の選挙協力にきしみが生じてはじめているようです。

両党は、表向き自民党が小選挙区で公明党の協力を得て票を上積みし、公明党は比例区で自民票の一部をまわしてもらうという共依存関係があります。

しかし、現場の選挙区では計画通りにはいきません。

自民党の各選対は、選挙協力を実効あるものとするために、創価学会の方面長、県長といわれる地域の最高幹部のもとへ挨拶に行きます。そこには当然多額のお金が動きます。

一方、創価学会幹部は、自民党に対し「比例は『公明党』」と書いて欲しい」と強く念押しをします。


かつて、自民党は池田大作氏のレイプ疑惑追及など反創価学会キャンペーンを展開するほど、公明党を嫌悪していました。

しかし、自民党だけでは単独過半数を確保できなかったために、宗教政党の公明党と野合し、以来、今日まで関係が続いているのです。


自民党は今回、希望の党の出現で苦戦を強いられています。

そのため自民の各選対は惜敗率で比例復活を担保せざるを得ず、従来のように比例票を公明党に回す余裕はありません。

また、創価学会頼みの公明党にとって今回の投票率の確実な上昇は致命傷となり、その上、自民の選対から手渡された名簿には内実がなく信用出来ないために、自公の関係に軋轢を生じています。

自公の協力関係は現場レベルではすでにギクシャクしており、これが選挙後の両党の連立関係などにも大きな影を落とすことになります。

お互いに得るものが無くなった時には簡単に解消されるほどの浅薄な関係だと言えるのです。



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