。*.☆ぱちょのイケメン王宮ブログ☆.*。

iPhone版イケメン王宮にハマりました!!現在攻略中ー(^^)

*イケメン王宮 恋するメロディー♪ アラン編*

2013-03-01 23:48:57 | イケメン王宮☆恋するメロディー♪
こんにちは

イケメン王宮のイベント、恋するメロディー


続いてアラン編です



画像なしです




--------------------



前編



音楽会に向けヴァイオリンの練習することを決め、

私は部屋で一人、弦をはじいていた。

(何だか、綺麗な音が出ないな・・・・・・)

(どうしたらいいんだろう)


するとそこに、どこか呆れた様子のアランが顔を出す。

アラン「下手くそだな、お前」

「難しくて・・・・・・」

弓を降ろし微かに顔をうつむかせると、アランが息をついた。

アラン「仕方ねえな・・・・・・」


近づいてきたアランが私の背中から腕をまわす。

アラン「首に、こうあてんだよ」

「・・・・・・っ」

アランが私の手を取り、ヴァイオリンを首元に当てた。

背中に触れるアランの体温に、私の鼓動がわずかに跳ねる。

「あ、ありがとう・・・・・・」

火照る頬を隠すように顎を引き、私は手にした弓をひいた。

すると先程とは比べ物にならない綺麗な音が響いてくる。

「わ・・・・・・すごい」

(もしかしてアラン・・・・・・ヴァイオリン弾けるのかな)

少し離れたアランを振り返り、私はその顔をじっと見上げた。

アラン「・・・・・・なに」

見つめ返すアランに、私は口を開く。

「アラン、良かったらヴァイオリンを教えてくれないかな」

アラン「は?なんで俺が・・・・・・」

「お願い」

アラン「・・・・・・」

微かに眉を寄せたアランが視線をそらし、はぁとため息をついた。

アラン「言っとくけど、俺は教えるの上手くねえからな」






後編


アランに教えてもらいながら、私はヴァイオリンの練習を続けていた。


やがて椅子に腰かけるアランが、私を見上げて呟いた。

アラン「まあ、聴けるようになったんじゃねえの?」

「うん・・・・・・」

首からヴァイオリンを外し、私は頷き答える。

そして、アランの思いのほか丁寧で優しい指導を思い出した。

(アランのおかげだよね・・・・・・)

「ありがとう、アラン」

アラン「・・・・・・・・・」


すると黙ったまま立ち上がったアランが、私の背中から手を回した。

アラン「肘はもっと、上げろよ」

「・・・・・・っ」

アランの吐息が首筋にかかり、私の背中が粟立ってしまう。

アラン「おい、聞いてんのか?」

「う、うん・・・・・・」

頷くと、アランが真っ赤になった私の頬に目を止める。

一瞬だけ目を瞬かせると、ふっと吹きだすように笑った。

そしてより身体を近づけて、耳元に低くささやく。

アラン「もう一回」

アランの身体の温もりを感じ、私の鼓動は早鐘を打っていた。

「ひ・・・弾けないよ・・・・・・」

私の掠れた声を聞くとくすっと喉をならすように笑みをこぼし、

アランが首元に唇を押しあてる。

突然の感触に身体を跳ねさせると、アランが意地悪な声音で告げた。

アラン「いいから、続けろよ・・・・・・」

「・・・・・・っ・・・」

手に持ったままの弓が弦をはじき、部屋に高い音を響かせた・・・。




-----------------------

以上です

最新の画像もっと見る