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電子書籍100社連合

2015年02月27日 | 宿主からのブログ

おはようございます。旅人宿 会津野 宿主の長谷川洋一です。

今朝の会津野は、雨、気温0℃です。冷たい雨は、これから雪に変わりそうです。

本日の朝刊に、「電子書籍100社連合」という記事が出ていました。いま、日本の電子書籍市場は、Amazon Japanの独壇場となっています。電子書籍はサーバに格納されている本にアクセスする権利を販売するものなので、サーバを運営している会社がサービスを終了すると、買ったはずの本が消えてなくなってしまうということが起き、近頃、社会で問題化されてきました。

本という媒体は、いままで印刷物という形でしたので、本を買えば、その印刷物は買った人のものであり、保存しても良いし、読んだ後にもういらないと思えば古本屋へ売っても良いし、処分するのも自由です。その点電子書籍は、処分についてが買った人の意向が通らず、電子書籍の古本市場というものは存在していません。

同じようなもので、ゲーム市場では、ソフトウェアとしてのゲームを買うのに、かつてはカセットのような形になっている媒体であったものが、電子書籍のような電子取引へと変わってきました。電子化されたゲームソフトの売買は、電子書籍と同じようにクレジットカード決済で行うものの、この方法だけではクレジットカードを持たない子供などの層にビジネスを拡大できないので、コンビニ店頭に商品を記したカードを並べ、レジで現金決済してアクセスパスワードを渡すような形式へと進化してきました。

今回の電子書籍の100社連合は、既存の書店にこのゲームと同じようなカードを並べ、書店のレジで現金決済をするもの。さらに、アクセスできるデータを100社共同で管理し、販売した電子書籍書店の都合でアクセス出来なくなってしまうという問題点を解決しようというものです。

今回は、クレジットカードを"持てない"顧客層への対応というよりも、自分の意思で"持ちたくない"層への販売拡大を目指しているところがいままでと違います。

Amazonは、実店舗を持たないビジネス形式ですが、AppleのようにAmazon Storeみたいな実店舗を開設するか、コンビニに本のカードを販売したら、この100社連合が目指す差別化する部分はすぐに競争力を失います。さてこの先どうなるでしょうか。

競争力といえば、もうひとつ見失ってはいけないことがあります。

Amazonは、セルフパブリッシングという方法で、本の知的コンテンツを供給するサイドのシステム化も行っています。近頃は、出版社を介さずに著作者自らが校正を行い販売できる形式まで整えたうえで、セルフパブリッシングで出版する本も多数お目見えしています。

ケータイ小説と呼ばれるライトノベルの分野やノンフィクションの分野などで、このセルフパブリッシングが広く行われています。

100社連合は、出版社も入っているので、この出版社を排除してしまうセルフパブリッシング方式を電子書籍に取り入れることは、彼らの利益に相反します。

電子書籍により新たに開かれた出版方式を否定してしまうような100社連合は、売る側の製品作りを一部否定する形で始めることになります。

セルフパブリッシング市場は、まだ小さな市場ですが、書店としては素晴らしい書籍を顧客に奨めて利益を上げる分野としてこれから期待できるものです。

セルフパブリッシングを実店舗の店頭で紹介して販売するビジネス。こういう書店連合が誕生する方が、世の中のためになるような気がするのは、私だけでしょうか。

今日も楽しい1日を過ごしましょう。

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