おはようございます。旅人宿 会津野 宿主の長谷川洋一です。
気温7℃、くもり空の会津野です。
昨晩は、「会津美里町観光振興計画」のワークショップに出席してきました。はじめてお目にかかる町の方々にもたくさん出会うことができ、この町の魅力を観光に活かすためのさまざまな意見に触れることができました。
会津美里町は「天海」というお坊さんの出身地で知られています。徳川家康の参謀(ご意見番)として、活躍された方です。かつて家康が健康に良い食事を天海に尋ねたところ、納豆を勧めたという逸話があります。当時も今も納豆は庶民が食すもので、将軍に勧めるモノとは考えられておりませんでした。しかし、発酵食品として身体に作用する納豆の本質を見極め、自信を持って勧めたとのこと。こういうホンモノを「長寿食」として観光に活かそうという意見は、ストーリーもしっかりとしており、素晴らしいなと思いました。
写真はいただいた「不身知柿(みしらずがき)」です。この柿は今の状態では渋柿ですが、さわして食べます。このあたりでは渋抜きのことを「さわす」と言います。
古い昔から、納豆は大豆を「わら」の力を借りて発酵させて食し、柿は焼酎の力を借りてさわして食す。
昨日の話題と同様に、スローな暮らし方ですね。こういうスローな「ライフスタイルを観光として売る」ということを商品化するにはどうしたらよいのか?
文字通り「スロー」に考えていこうと思います。
今日もすてきな一日を過ごしましょう。
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