以前は「旧いメルセデスの電機屋」。。。現在は、、、「隙間風産業の超零細企業」の業務日報。。。

旧いメルセデスの電機屋のニッチな仕事のお話。。。http://jun3104.shop19.makeshop.jp/

順次出荷。。。

2022-11-27 10:33:00 | 日記
ここのところ集中製作が続く無接点リレー。。。




昨日までのロット分は完成したので後は養生してケースにラベルを貼って出荷準備。。。








無接点リレーの製作は一段落したので次はW201 2.5-16Vのメーターリメイク&O/H×2台。。。

どちらもメータークラスターの粉吹きが激しいので結構手間が掛かります。。。

さて。。。今日もスタート❗️🤗



無接点リレー屋さん。。。

2022-11-25 10:19:00 | 日記
当社独自のお家芸。。。無接点リレー用の半導体が長い納期を経て入荷。。。

ほんでもって、、、お待たせしていたオーダー分の製作を開始。。。😓

半導体の品番等は企業秘密なので画像は掲載出来ませんが。。。

この半導体が欠品すると無接点回路が成立せず、製品自体が製作出来ない。。。😱

正に達磨さんである。。。

更に生産は海外生産で現在は大手の需要先優先的供給があからさまでよっぽど調達ルートに太いラインが無いと納期ばかり延ばされて此方は仕事にならなくなる。。。

コロナ禍前は標準で一週間の納期であった。。。
其れが段々と二週間になって一ヶ月になり。。。

最近に来て二ヶ月、三ヶ月は当たり前と言う世界に突入。。。😤

半導体に限らず高精度な車載用途用電解コンデンサーに至ってはモノによっては標準納期六ヶ月と言うモノも出て来ている。。。

納期だけではない。。。原油価格の高騰によって半導体を含めた電子部品、、、材料、部品全体の調達コストが既に五年前から比較して倍額以上に跳ね上がっている。。。

毒車の部品も然りである。。。

とうとう価格がどうのと講釈を垂れる生き物には旧車は維持できない時代の到来ですな。。。😎

其れを証拠に最近当社に御依頼になられる個体も結構様変わりしておりますわ。。。

何故か最近全国的にW201 2.5-16Vのリレーの無接点化の御依頼がココ二、三ヶ月で多くなっております。。。
後は現車の電気系統のモジュール修理は1995年式〜1996年式のW463が続いてますな。。。

今月に入って毒車の代表格、W124のユーザーさんは静かですな。。。🤣

弊社内が手隙の時に予めモジュール類のドナーを探しておいたり、W124のCAN BUSネットワークテスト用の中古のスロアクM16/1をテストして整備しておいたり、新品のW124のスロアクM16/1を輸入手配掛けたり、新種の工具🛠を買い漁ったりと今後の様々な需要に対応出来る体制を更にアップデートしておいたりもします。。。

さて、今日から今週末は無接点リレーの製作で寅🐯の秘密の部屋に引き篭もりです。。。

無接点リレーが終わったら次はW201 2.5-16Vのメーターのリメイク作業。。。😓

まるでW201 2.5-16V屋さんみたい。。。🤣🤣🤣


¥高い授業料。。。

2022-11-21 23:30:00 | 日記
ウチで請け負う仕事全般の中で過半数を占めるのが電気系統、、、それもエンジン制御に絡む不調修理に金看板業者やDさんに掛かったが治らず終い。。。
何処かでウチみたいな怪しい隙間風零細企業の噂を聞いて藁をも掴む様な気持ちでアプローチ。。。😓


此方も請け負う以上は対象車の入庫前のヒストリーやらウチに行き着く以前に受けた修理について事細かく問診する。。。
ウチへの入庫まで日数が有る様ならば車検証等のデータから対象車の技術情報を出来るだけ掻き集める。




その対象車の型式、エンジン型式、インジェクションタイプによって過去の症例と照らし合わせて理に適った仮説を立てる。。。
この時点でウチに提供される情報が不十分だと現車入庫後に検査確認に時間を要する場合もある。。。





ウチに行き着く前に診断を行った業者の診断結果も実に参考になるが、、、
1990年代の毒車のCAN BUSネットワークの自己診断で示されるフォルトコードが発生している症状に対して百発百中では無く、単なる道標でしか無い事も多い。。。
だから診断機による診断結果がピンポイントになる事も僅少である。😓




と、まあ再三の検査と検討を重ねて故障原因に行き着く訳だが高額部品の不良が原因な場合、、、オーナーの顔が青褪める事も少なく無い。。。😆
大半のオーナーはその個体にまだ乗り続けると言う決心の基にウチを訪れているので『Go❗️』サインとなるが、、、

『アンタのトコに来る前に◯◯万円掛かったんだ❗️もっと安くして貰わないと困る❗️』
と、言う身の程知らずも未だ未だ実際に居る。。。

その場合はトラブルシュートに掛かった実費をお支払い戴きお帰り戴く様になる。。。
でもね、、、トラブルシュートが一番工数が掛かるって事を御存知無いユーザーが多いのよね。。。
点検、検査だけで六桁万円何て事も普通にある。。。😎
だけど、此方は後はトラブル箇所の修理、部品交換をすりゃあ完治する手前迄導いてやってるんだから当然の報酬やん。。。

調子の良い輩はトラブル原因が分かった段階で『来週入庫するよ。じゃっ❗️』と逃げ帰ろうとするが此方もそうは問屋が卸さない。。。そんな輩に二回目は無い。。。

『今日車置いて行かないのならばトラブルシュート料金をこの場で清算して下さい‼️』
の一言が寅🐯の口から出る。

『給料前でお金が無いんだよ。次回払うからさっ‼️』と言った逃げ口上も想定済み。。。🤣

『クレジットカードを出して下さい❗️割引き無しで決済致します‼️』
そう、普段は端数を切ったり部品値引きもするがこんな踏み倒し同然の計画を練っている様な輩に情け容赦はしない。。。🤣🤣🤣

後は、、、『お宅に来る前に掛かった業者◯◯を訴えるから協力してくれ❗️』って訴訟マニア。。。😎
此奴等の『協力』って訴訟に纏わる証拠書類等の作成やら訴状の作成に無料で協力しろってコトなんよ。。。
仮に民事訴訟で勝っても大した損害賠償金は取れねーから此方はマジで無料奉仕でしかない。😤
ウチもボランティアで商売してるんじゃねーから他人の争い事に無償で協力何かしとる場合じゃねーのよ。。。

実際に法廷闘争になれば証人として出廷を求められるし、仕事が止まる。。。😤
こんな馬鹿馬鹿しい他人事に付き合っちゃいられない。そう、所詮他人事。。。
弁護士だって所詮他人事。。。🤣🤣🤣
弁護士は弁護士報酬が出るが証人に報酬は無い。
だから寅🐯は言う。
『此方も仕事が止まるので1000万円/月営業保証して下さい。勿論、入金確認後の協力になります。』

訴訟マニアは自分の事しか考えない自己中な輩が多いから大抵この段階で逆ギレする。。。自己中を怒らせるのって実に面白い。🤣🤣🤣🤣🤣

つまり結論。
当社はお客様が本当に毒車を治したくて駆け込む企業であって、それには当然にお金が掛かると言う事です。
他社で幾ら掛かって様が当社には全く関係の無い事で他社で支払った代金を回収しようだとかの争い事には一切関与致しません。
以上を御理解の上で健全な毒車ユーザーさんからのお問合せをお待ち致しております。



W463残酷物語。。。

2022-11-21 19:20:00 | 日記
前回のブログ記事の続き。。。




目出たくスロットルアクチュエーター交換となりましたが、、、

スロットルアクチュエーターを外してみると。。。




またもや金看板業者のリペアシールが。。。😓








しかも、スロットルボディの蓋ドメのトルクスネジを舐めた形跡が。。。😱

で、、、もって寅🐯の秘密の部屋で分解検証。。。



やっぱりか。。。ほぼほぼ寅🐯の見立て通り。。。

ポテンションメーターユニットの8Pに半田付けされているフィーダー線を脱着したらしく、、、芋半田に半田ブリッジ。。。
オマケにフィルム製フィーダー線も溶かしとる。。。😓

今回のエラー原因は半田ブリッジでアイドルスイッチをショートさせたって具合やわ。。。🤔

さて、、、現車に代替品のスロットルアクチュエーターを装着。。。




エンジンスタート❗️

普通にアイドルアップしたが、何か回転が重苦しい。。。

診断機によるチェック❗️


お客さん❗️O2センサーがリーン固定になって燃料リッチになっとりまっせぇ〜。

後はデータストリームしてみると、、、


HFMユニット側はO2センサー以外はキチンと制御しとる。。。

T/LLRモジュールユニット側は、、、








アイドルスイッチs1,s2共に正常。😉

TPM〜T/LLR〜HFM間のCAN BUSネットワークも正常。😉

コレにてエンジン制御におけるユニット絡みの故障は解消。🤗

しかし、、、『制御系ユニットの修理します。』と謳い預かったユニットを破壊して納品するたぁエグイ金看板業者やなぁ〜。。。

この故障で対象のゲレンデのオーナーさん、、、どんどん深みにハマって一年もハマり続けたらしい。。。

ウチも本件は他社からの流れ仕事の途中参戦だったからイチから調べる様になったしねぇ〜。🤔

キチンとしたトラブルシュートが出来る業者さんにかかるのが必要な時間とお金を最小限にするって事やね。。。

コトにT/LLR搭載モデルはHFMとのやりとりを制御ダイアグラムで頭に入れていないととんでもない誤診をやらかしかねん。。。

まあ、ウチの範疇の修理はコレにて完了。。。
後は車屋さんでO2センサーを交換して貰ってくらはい。。。














有り得へん。。。

2022-11-19 18:16:00 | 日記
エンジン不調のW463が入庫。。。

エンジンスタート後、アイドル回転数300rpm以下→エンスト。。。😣

積載車での入庫となったが、、、積載から降ろすのにも一苦労。😓

何とかウチの駐車スペースに搬入して、、、


早速トラブルシュート。。。

イグニッションONでスロットルアクチュエーターのコントロール音がしていない。。。



T/LLRコンピュータのフォルトコードを拾ってみる。。。

セーフティコンタクト M16/2s1 → スロットルアクチュエーター内部のアイドルスイッチエラー。。。🤔

ブレーキライトスイッチ → ブレーキライトスイッチの破損。。。コレはエンジン不調とは関係無いので取り敢えず保留。。。

CAN BUS TPM N4/3 信号妨害され。コレはスロットルアクチュエーターとT/LLRコンピュータ間信号の通信不良。セーフティコンタクト関係のエラーに関連。。。🤔

HFM N3/4 フェールセーフ遮断信号→T/LLRコンピュータ制御異常を検出してフェールセーフに入れている。

と、、、まあ以上の様なフォルトコードがメモリーされていましたが、取り敢えず一旦リセット。。。

そして、再びイグニッションをONにして再びT/LLRコンピュータのフォルトコードを拾ってみる。。。

セーフティコンタクト M16/2s1 

完全にスロットルアクチュエーター内部のアイドルスイッチのトラブル。。。

でも不思議なのはこのアイドルスイッチはスロットルアクチュエーター内部の電磁クラッチでS1,S2の二つのアイドルスイッチをON-OFFしているので多くは電磁クラッチのトラブルでS1,S2,電磁クラッチのエラーがメモリーされるので今回のケースは非常に珍しい。

が、、、今回は確実にスロットルアクチュエーターのトラブルなので要交換となった。。。😓

さて、、、これから先は独り言。。。

このゲレンデバーゲン。。。
先日のブログで金看板業者の手に掛かったT/LLRコンピュータの死亡宣告を行ったタマである。。。
ウチでT/LLRコンピュータの再生品を入手して装着したが、相変わらず不調。。。
かかりつけの工場さんでも正確な診断が出来ない為にウチに転院して来たと言う訳。。。

対象のスロットルアクチュエーターは約三年前に交換しているらしく今回は何とも不思議な故障だと寅🐯もしっくりいかなかったが、、、かかりつけの工場さんの工場長さんのお話をお伺いしているウチにピンと来たわ。。。😓






T/LLRコンピュータの修理で金看板業者と何回かやり取りをしている内に金看板業者の要請によって現車に装着されているスロットルアクチュエーターも金看板業者に送る様に言われ、金看板業者に預けた様です。。。

預けたって事は当然に机上で通電試験を行う訳で、、、M16/2s1のアイドルスイッチ回路にも勿論通電。。。😏
ところが、微弱電流回路にも拘らずレジスタを挟まずに直電源を印加したか何かでアイドルスイッチs1を破損させた可能性も高い。。。
コレはスロットルアクチュエーター交換後に対象のスロットルアクチュエーターを検証してみる必要が有りそうだ。。。🐯