以前は「旧いメルセデスの電機屋」。。。現在は、、、「隙間風産業の超零細企業」の業務日報。。。

旧いメルセデスの電機屋のニッチな仕事のお話。。。http://jun3104.shop19.makeshop.jp/

旧いんだから仕方ありません❓❓

2021-06-29 18:42:00 | 日記
またもや『旧いんだから仕方ありません。』の常套句で逃げの一手のお話を耳にした。。。

神奈川県の某所のW124専門店を謳う会社。。。

業者請けでW124の電気系統のヒューズBOXの『ヒューズが沈む』と言うトラブルにて入庫。。。

結果、、、全く治らず他の電気系統にまで影響を与えて更なる不調に見舞われて車が帰って来たと言う部類のお話。。。


☆画像はイメージです。

結局請けた方も何でヒューズBOXの筐体が溶けて沈むのか原因が全く分かってない、知識も無ければ全く勉強していない謂わば素人の付け焼き刃な仕事だから根本的な解決など出来る訳が無い。。。
それどころか素人の小手先の誤魔化し仕事で車両火災に繋がる事も実際にある。。。

以前、東京都M市のW126やW124の専門店を謳う某業者の素人以下仕事の尻拭きをさせられたが素人のDIYにも劣る半端仕事でフロント周りをファイヤーさせるトコだったのを記憶している。。。

そんな仕事して大金を貪って、オーナーは治らない症状に辟易として。。。

最後にウチに辿り着いて診てみりゃあ大変な事になっていた何てよくあるお話。。。

初めの段階でウチに辿り着いていりゃあ50万円も掛からなかったのに変な修理屋で初回に70万円ボッタくられーの、同じ修理屋に再修理を依頼しようものなら本来クレーム扱いな筈の案件に80万円更に奉納させられ、、、😱

それでも完治せず、そりゃオーナーも文句を言うわな。。。

そしたら、、、『旧いんだからしょうがない‼️』と、常套句を吐いて逃げ口上。。。
だったらW124専門店の看板何か出してんなよ‼️🤣🤣🤣

結局、ウチが何故か最後の砦状態で辿り着くも、、、オーナーは予算を使い果たして資金が無くて車を手離す状況。。。つまりケツの毛までキッチリエステされた後にウチに来られても車も資金も終末期状態だったってのがよくある話。。。😱

雑誌やインターネットで派手に集客して治せもしねえ癖に修理を請負って、結果クレームになるべきところに更に重ねて請求を行うと言ったエグイ商売が相変わらず横行してる様ですな。。。

コリャ、確かに旧いが故にお金が掛かる個体に更に治らねえ修理に無駄金出して痛い目に遭う毒車乗りが続出するわな。。。
正に車屋馬鹿ばっかの業界で馬鹿そのものの診断やら修理行為でユーザーが地獄を見てまうお話やわ。。。😱

連日バタバタ。。。(汗)

2021-06-28 10:31:00 | 日記
昨日は朝イチに先日、モジュールO/H、メーターリメイク&計器類O/Hを施したW124 500E君を目出度く納車引渡し〜。。。


当社車両置場の社用車の差し替えやら何やらであっという間にお昼過ぎ。。。

して、、、午後の一時半から暫しの昼休憩〜。。。

そしたら電話のベルが♪リンリンリン📞。。。

電話の主はお初のユーザーだが正直言って何だか感じが悪い。。。😖

聞けばW124の300TEを格安で手に入れたのだがエンスト症状が頻発している上にメーターの燃料計の針が右に左にメトロノーム状態で踊り出すと言う。。。
終いには『僕は燃料系統に異常があると思うのでその修理には幾らかかるか❓』などと意味不明な口を叩く知ったかさんでしたな。。。
よってオイラは『診なけりゃ判らんし、燃料系統じゃないかも知れないので修理予算はココでは回答致しかねます。どうしてもと言うのならば基本で100万円の御予算をお考え下さい。勿論、更に追加も有り得ます。』と、ピシャリと回答したが。。。

その面倒臭い系オーナー『ふざけるな❗️車両価格を上回る修理代何て誰が出すか⁉️第一に旧い車に湯水の如く金を出す何て有り得ん❗️おたくはボッタクリ会社だ‼️』だって。。。🤣🤣🤣

はい。ココでオイラのナイフスイッチがパワーON‼️
『アンタさ〜。持ってる車何だと思ってんの❓メルセデスだよ。ベンツだよ❗️古くたって新車時は900万円もした車やで。当然に新車から何年経とうが部品代も国産車何かと比にならねえ程高額なんだよ❗️其れが出せねえならそんな車、とっととやめちまいな‼️』
と、、、ピシャリとやっつけときました。
更に、、、『ウチに点検依頼するなら点検料金44,000円。見積料金は別途27,500円を前金で頂くし、ビタ一文値引きは無いから❗️嫌なら他行って下さいね‼️』と、まあやりたくねえオーラ全開っちゅうかお前みたいな面倒臭い奴とは付き合ってらんねえオーラも超全開上乗せで回答しときました。。。コレで大体は諦めてくれるであろう。。。🤣🤣🤣🤣
だって、、、面倒臭い人は相手にするだけ時間の無駄になるんだもん。。。🤣🤣🤣🤣🤣

さて、、、その後は佐川急便でメーターの修理品の到着。。。

速度計が全く動かない❓❓何でしょね❓旧いから何が起きても不思議は無いが。。。

依頼主に直接聞いてみれば速度計は40km/h位迄しか上がらず、ODO&TRIP計はウントもスンとも言わずと言うお話。。。
ODO&TRIPのモーター動力伝達部は全くもって問題無し。。。
って、、、コトは電磁コイルか❓いや、電磁コイルのリアクトル値は正常。。。
後はドライバーIC❓余り考えられんな。。。

と、色々と調べてたら明け方に。。。夕飯食い忘れた。。。😱

仮眠から先程目覚めたのでシャワー浴びて、オイラのW126引っ張り出して来てメーターテストしてみっか。。。

その前にオイラのW126。。。バッテリー上がってるわ。。。
交換用バッテリーの在庫も尽きているが、、、部品屋の大馬鹿野郎は馬鹿中の馬鹿の真髄なモンで今迄普通にヤナセ出しの部品屋経由でウチに発送していたモノだったのが突然運送屋の荷受拒否に遭ったらしい。。。 
飛脚の会社では自動車用バッテリーはグレーゾーンなのでドライバーが自動車用バッテリーのソレと判る様な梱包状態じゃ無い配慮をすれば大体は取り扱って貰えるのだが、、、
どうやら、その部品屋、、、バッテリーのパッケージ箱にそのまま宅配便伝票を貼り付けて荷受けを依頼した様だ。。。
よって、発注後一週間経つがモノはウチには届かず、、、部品屋の大馬鹿タレはそのまま放置‼️ウチに持って来いと言えば『小平市は自社配達対応エリア外なのでお届け出来ません。』とか抜かす始末。。。😤

ウチのレベルで年間数百万円〜数千万円の売上があってもこの態度‼️
こんな殿様商売と付き合う気にはなれないので現在、部品屋の差替えを検討中である。。。

至急で関西のバッテリー販売専門業者に手配を掛けたら今日の発送で明日着だと言う。。。
まあ、最短の対応で一晩待ちなら上出来ですな。今後バッテリーはこの業者さんにお願いするか。。。ヤナセが入れてる腰抜けド怠慢部品商などアテにならんしな❗️
以前は至急で手配したメルセデスの部品がこの部品商で未発送のまま止まり、俺が直接引き取りに行って半日潰れた事があったからな。
つまりW126お嬢様のお目覚めは必然的に明日以降に持ち越しとなる。。。
よってメーターの動作試験は明日以降に持ち越し。。。

さて、今日は月末処理でもしちまいましょうかね。。。




メーター修理が大盛況。。。(笑)

2021-06-25 20:36:00 | 日記
ココ数日でW124,W126のメーター修理が立て続けに。。。

先日の500Eのメーターリメイク&O/H作業完成〜から次から次へと。。。😓

お次はW124 300TEのメーター計器類O/H作業一式。。。


先ずは照明が暗い。暗過ぎると言うお題。。。










イルミネーションの球を90°回して外そうとしたら左側が回らない。。。

導光板が水飴状に溶けて電球と一体化しとった。。。

仕方が無いのでクラスター側から分解して導光板を摘出したら電球が割れた。。。😓

オーナーさんにはこんなトラブルが二度と起こらない電球色LED照明で明るくもなるし熱も殆ど放出しないメリットを御説明差し上げてウチの定番製品のLED基盤を組み込み。。。

さて、お次は速度計のO/H。。。







酸化して硬くなったグリスが機械式メーター駆動部分に固着。。。
コレがいずれは大きなトラブルを引き起こす。。。

よって、古いグリスを搔い出して洗浄油でゴシゴシと洗浄。。。

洗浄が完了したらクリーニング済みのシャフト類に新しいグリスを塗布して再組立。

今回は速度パルス変換器も新品交換。
コレも壊れるとエンストの原因になります。。。

アースプレートも酸化して変色しているので一旦外してシコシコと研磨。。。

ピカピカになるまで磨いて組み付け。。。

速度計は完成〜。。。🤗

お次は水温計、燃料計、油圧計ユニット。。。

いつも通りのメニューでコイルも全数外して全ての接点を研磨。。。

コイル接点の接触不良対策を施して実装消耗品の交換。。。

半田の劣化部分の半田の打ち直しを施工して電解コンデンサーの交換。

おやおや47μFのコンデンサーが容量落ちしてますね。。。

新品の電解コンデンサーに交換して完了。

再組立をして完成〜。。。


お次は回転計&時計ユニットのO/H。。。

時計ユニットを摘出。。。

ユニットのスペースを確保して回転計基盤のO/H。。。

回転計コイルのリターンスプリングのヘタリを検査して必要に応じて調整。。。

回転計、時計の両基盤上の電解コンデンサーは見事に全滅。。。

電解コンデンサーの交換完了後、文字盤の位置調整を行いながら文字盤を装着。。。

針の位置やらノウハウ満載の仕事なので素人は手を出すなと言う部分です。🤣

O/Hを終えて組み終えたメーターのイルミネーション点灯試験。。。

点灯頻度の高いウインカーL,Rインジケーター、燃料残量警告灯、サイドブレーキ警告灯、ハイビームインジケーターは球切れ対策にLED化。。。
加えて外気温度計の基盤の電解コンデンサー交換と同時にバックライトも電球色LEDに。。。

ココ迄が昨晩の明け方までの話。。。

綺麗な月夜が明けて少しの仮眠後、、、

今度はW126のメーターのODO&TRIPメーター不動の修理。。。




先ずはピニオンギヤーが粉々。。。

2ndギヤー48T-12も歯欠け。。。

その下の飴色の3ndギヤー48T-18に至っては18枚の歯が12枚丸坊主。。。

原因は古くなったグリスが固着して駆動ギヤーBOXをロックさせていた。。。

オマケに歯欠けした異物が混入していて大掃除を余儀なくされた。。。

恐らくODO&TRIP計の動作不良が出てから暫くそのままで乗っちまったってトコですな。。。

こうなるとギヤー全数を交換となる訳だが単にギヤーを交換すると今度はギヤーの作動音がカチカチと響く様になってしまう。。。
高級車でコレは頂けないと考えたオイラは某ギヤーメーカーの技術者の論文などを参考に一手間掛ける事でカチカチ音を静音化する技術を見つけた。。。

即ち、オイラ独自のノウハウで問題解決を図ったと言う訳であります。。。🤣🤣🤣


速度計ドライブ基盤も老朽化が激しいトコな上にある日突然トラブるトコなので検査の上で清掃と補修、実装部品交換を行なって転ばぬ先の杖。。。
ってか、、、この状態じゃ速度指示も結構いい加減になっとったと思われるね。。。🤣🤣🤣

速度計を組み上げて依頼主の元へ出荷。。。

この時点で本日は昼休憩を逃し、昼食にありつけたのは午後3時。。。😅

昼食後、明日納車の修理預かり車のW124 300Eを出庫前点検していたら不具合発見。。。

ヘッドライトR側のポジション球の不灯。。。

球切れではなく、、、ライトコントロールユニットを外してF7ピンとC6ピンをリード線で直結したら普通に点灯。。。
定番のライトコントロールユニットの不具合である。。。
旧い上にエゴ半田の塊の様な物体である。。。
此方は既に新品供給が終わっているので修復対応しかない。。。
まあ、オイラの得意の分野だが。。。🤣🤣🤣

オイラの秘密の工房でユニットの基盤修復作業を行い、再び現車に装着。。。
ヘッドライトR側のポジション球は普通に点灯。。。

この車は明日夕方の引渡し待ち。。。

明日は運転席のパワーシートのスライドがロックしてしまった凶悪な故障の検証作業である。。。

続きはまた次回。。。
To Be Continued…….


W124 500Eメーター装着の巻。。。

2021-06-20 19:54:00 | 日記
昨晩仕上げたW124 500Eのリフレッシュ&計器類O/Hメニュー施工のメーター。。。




本日、現車に装着と、、、その前にヘッドライトスイッチの劣化が始まっていてスイッチに節度が失われていたので純正新品部品と交換。。。

交換作業に必要な工具はプラスドライバー🪛、8mmのソケットレンチ、内装リムーバー、ウオータープライヤー。

交換作業はボンネットオープナーの取付ネジを外して、、、
ヘッドライトスイッチのツマミに布切れを噛ませてウオータープライヤーで掴んでツマミを手前に引いて抜く。
続いてヘッドライトスイッチを固定している大きなナットをプライヤーで掴んで半時計方向に回す。。。
回ったら後は指先でナットを外す。。。

ヘッドライトスイッチ周りのウッドパネルのステアリングコラムアーチを摘んで外してウッドパネルを手前に引き出す。。。

ウッドパネルスイッチに裏側から挿さっているヘッドライトの光軸調整用バキュームホースソケットとイルミネーション球ソケットを外す。。。

続いてキーシリンダー側のウッドパネルも内装リムーバでこじって手前に外して外す。



左右のウッドパネルを外して顔を出した8mmのタッピング×5本をを緩めて外す。

タッピングが全て外れたらダッシュボードのアンダーカウルを下側にこじって口を開ける。。。

アンダーカウル上部の開いた口に腕を突っ込み、ヘッドライトスイッチを掴んで半時計方向に回してダッシュボードの取付部からリリースしてヘッドライトスイッチを外す。
ダッシュボードから外れたらヘッドライトスイッチ後部に挿さっているコネクターをパワーで抜き、ヘッドライトスイッチ本体を取り出す。。。

交換作業は新しいスイッチを逆の手順で装着して完了です。。。




左右のウッドパネルが着いたらステアリングコラム上アーチをセットしてパネル周りは完了です。
最後にボンネットオープナーの取付ネジを入れてボンネットオープナーの装着を忘れずに❗️🤣

で、、、リフレッシュされたメーターの装着。。。



動作点検の結果OK‼️

メーターAssyを挿入してお次の仕事。。。

ラジオアンテナの収縮時のガリ音。。。
間もなくアンテナマスト(伸縮ロッド)がロックしますな。。。
究極の状況になるとアンテナが中途半端な伸縮状態でストップしてウンともスンともって状態に。。。

ロッドが動くウチにマストごと交換してまいましょう。。。

純正部品は部品供給が終わっているので社外同等品で。。。

先ずは現車トランクルーム左側の内装を剥ぐってアンテナユニットを取り外すが、、、
本体はプラスネジ2点で止まっているがコレが結構な高トルクで締まっているので新車から外した事が無いと普通に回らない。。。
よって、Blue Pointの焼き入れプラスビットとSnap-onの電動インパクトレンチの組合せで一気に、、、緩みました。。。
この場合はネジにピッタリ噛み込むビットの選択が肝です。
噛み込みが甘いと必ずネジを舐めてヘレンケラーになります。。。😱

リヤフェンダーのアンテナブッシュとも癒着が凄いので一筋縄では抜けない事が多いので根気良くですね。。。🤣

さて、外れたアンテナユニットを作業部屋に持参して先ずは分解。。。

機構部分を全分解してアンテナマストを引き抜いて、機構部分の各部の汚れを清掃してグリスアップ。。。

同時にアンテナマストを交換して再組立。。。




マスト交換と同時に内部のリール機構部分を分解清掃、グリスアップ。。。

机上の電流印加試験でアンテナの伸縮を確認して現車に再び装着。。。

スムーズな伸縮動作を確認して完了❗️

で、再びエンジン始動。。。


この度はモジュール類もキッチリとO/Hしてありますのでエンジン音もすこぶる快調。。。


マフラーからも水が生成されて理論空燃比でエンジンは回っている証拠です。。。

コレにて今回御依頼戴きましたメニューにつきましては完了です。

後は試乗して診断機のデータ取りですわ。。。



W124 500Eのメーター組立の巻。。。

2021-06-19 20:17:00 | 日記
先日のメーターリメイク&O/H作業の続き。。。

水温計、燃料計、油圧計のコンビネーションユニットを分解O/H。。。

兎角このモデルのメーターは色々と不具合を抱えたモノも多くて中には既にメーターのお役が全く成立していないタマも実際に多いですわ。。。😩

兎に角多いのが基盤の酸化による接触不良。。。

燃料計が燃料残量も無いのに満タン振り切り〜。。。そして変な位置でメーター針が止まって、、、ダッシュボードを叩くと大体の目盛りで針が止まったり。。。
水温計がいきなり水温120℃ブッチギリ〜。。。
ダッシュボードを叩いたら90℃に下がったり。。。
油圧計がエンジン始動状態でゼロかブッチギリを示す。。。
ブッチギリキープだと多くは油圧センサー側の問題だったりするが、ゼロ位置キープはメーターの問題な場合も多い。。。

ダッシュボードを叩いたら一旦正常っぽくなる様だとかなりの確率でメーター側の問題が多いですな。。。🤔

後はウインカー作動時のラッチ音がしなくなっただとか、、、
室内イルミネーションの照度調整ボリウムを回したら暗黒の闇になっただとか、、、

まあ、そもそもが30年選手の毒車なので計器類だって劣化故障して来ますがね。。。

で、、、O/Hスタート。。。

先ずはメーター針を抜いて文字盤を外して全て分解。。。


接触不良箇所を抜かりなく全てシコシコと研磨。。。


メーター基盤背面のアース接触プレートもしっかり磨きます。


コイルのアース部分も徹底的に磨きます。



燃料計のゲージ信号調整ボリウムも洗浄剤で洗浄。。。

基盤上の電解コンデンサーはマストで交換。

ウインカー作動時のラッチ音を出すリレー入力のダイオードも劣化破損し易いので同時交換です。。。

後は劣化したハンダの除去と車載向けハンダへの打ち替え。。。

最後にアース接触不良部分の修復を加えてメーターコイルを復帰させます。

メーター文字盤の基台を装着して文字盤を載せます。



警告灯類の電球の清掃と劣化チェックの上、黒くなった球はマストで交換です。

お次はタコメーター&時計ユニットのO/Hです。。。




時計ユニットを摘出してタコメーター基盤を脱着します。。。


この個体はタコメーターのリターンスプリングがヘタってましたので現品調整です。


時計ユニットの電解コンデンサーは破裂して御臨終後既に数年が経過しているかと。。。


底が抜けてました。。。

時計ユニットの基盤清掃の上復帰させてユニットの組立作業です。。。


続いて照度調整ボリウム(レオスタッド)のO/Hです。。。






スライド接点が見事に酸化してますね。。。
コレが室内イルミネーションの点灯不良の第一原因になります。

今回は超微粒子の研磨剤でシコシコと研磨。。。

本体側のスライドコイル抵抗も洗浄剤で洗浄して酸化取り。。。

中心のメッキ接点も炭化が始まっていたのでシコシコと研磨。。。


して、、、本体を組み立てて過電流時の溶断点になる半田接合部分の半田も酸化していきなり切れる事が多いのでハンダの打ち替え。。。

続きまして外気温度計の点検O/H。。。






特に大きな異常は見られませんでしたけど基盤上の電解コンデンサーだけは怖いのでマストで交換。。。

多くは電解コンデンサーのパンクによって液体が基盤に浸潤し基盤パターンを腐食させて断裂させてしまいます。最悪は電解コンデンサーの液体の浸潤が進むと基盤上のICまでもを腐らせて修復不能に陥ります。。。

外気温度計の外気温表示が出たり出なかったり、、、若しくは表示されなくなったら早い時期に修復作業を受ければ殆どは復活しますが、修理代にビビって長期に放置した場合には修復不能に陥っている場合が多いです。。。

ヤフオクとかで中古品を買っても所詮中古は中古❗️
購入時は実働品でも結局は短期間で再びトラブるケースが多いですね。🤣🤣🤣

さて、本日の本題。。。

メータークラスターケースが塗装から上がって来たのでクラスターケースの組立とシールドの接着。。。


ウインカー表示のグリーンフィルムを挿入して。。。

警告灯の表示フィルムをセット。。。


メーター照明の導光板をセットして接着剤を流し込んで固定。。。


クラスターシールドをクラスターケースと合わせながら接着。。。

コレ、とっても神経使います。。。😱


最後にトリップメーターのリセットノブを挿入してクラスターケースの組立は完了。。。

次に計器類をセットして行きます。。。




計器類が装着されて取り敢えずメーターAssyの組立は完了。

後はクラスター各部に使用した接着剤の完全乾燥まで放置プレイ。。。

本日はココまで。。。

To Be Continued………