以前は「旧いメルセデスの電機屋」。。。現在は、、、「隙間風産業の超零細企業」の業務日報。。。

旧いメルセデスの電機屋のニッチな仕事のお話。。。http://jun3104.shop19.makeshop.jp/

精密部品に絡む起承転結。。。

2014-02-26 09:54:10 | 日記
W124のクライメートコントロールパネルのO/H。。。

マニュアル式コントロールパネルを全て分解。

で、、、勿論パネルのど真ん中に位置する三つの押しボタンスイッチも分解。。。

すると、、、お約束とでも言いましょうか。。。

通常、あまり使用頻度が高くない内気↔︎外気の切替スイッチの接点が酸化し易いんですよねー。

この接点。。。あまりにも小さく、、、接点の接触不良だからと言って磨く様なレベルでない位のデリケートさを持っていて、変形などさせようモンなら。。。
悲劇のヒロイン間違え無しと言ったシロモノです。。。(・・;)

だから、、、通常は薬品洗浄となりますが、コレもかなりの手間。。。

最悪は部品を作って交換。。。

とんでもない大騒ぎに。。。

精密部品の部類なので、専門の会社さんに依頼して打ち変え。。。

スイッチ一つで、、、只今出張中です。。。

アホな会社ですけどね。。。いつまでも大きくならないですけどね。。。

全ては、毒車好きでお任せ下さっているユーザーさんの為に。。。

ウチの仕事の結果に喜んでくれりゃあええでごわす。。。d(^_^o)

久々のブログ更新であります。

2014-02-25 08:31:57 | 日記
御無沙汰致しております。

2月も既に月末近くなり、、、開催前から色々と開催を妨害する様な横槍との闘いになっていたソチ五輪も無事閉幕し、、、ウクライナではヤヌコビッチ君の政権崩壊で今度はヤヌコビッチ君が市民を大量に殺害した罪で指名手配される始末。。。

ヤヌコビッチ君の公邸のシャンデリアは42億円だったって会計文書が公邸の庭から出て来たらしいですね。。。


今朝のニュースでは小保方姉さんのSTAP細胞の論文に掲載された画像に取り違えが発覚し、小保方姉さんの研究自体まで疑われるという、まさに「鬼の首でも獲ったかの様な」事態になっているみたいですね。。。
結局、、、晴れ舞台に上った小保方姉さんに対して妬みややっかみを持つ者達が横槍を刺して小保方姉さんの足を引っ張ろうって計画が見え見えなドロドロしたニュースですな。。。

他にも名古屋市でレンタカーで暴走した挙句、13人もの関係の無い一般市民に重軽傷を負わせた事件。。。

2008年6月に東京 秋葉原で発生した「秋葉原 通り魔事件」と同じような無差別殺傷事件と同格なパターンですね。。。

今後、こんな痛ましい事件が発生しないことを祈るばかりです。。。

まあ、今月も笑えないニュースが多過ぎですね。。。


今年は関東地方にも記録的な大雪が降ってしまい、、、豪雪の爪痕はまだ残ったままで。。。

大雪に閉ざされてしまい、孤立してしまった集落もまだ幾つか残されていると聞きますし。。。

現在のところ、この大雪での死者は21人と発表されてますが。。。

不幸にも亡くなられた方々の御冥福をお祈り申し上げます。


さて、、、木枯らしから地吹雪まで極寒のニッポン経済の中で滝登りの様な生き方を好むM気満載の弊社ですが。。。

やはり、、、雪の影響はかなりのもので。。。

車が出せない。引取入庫も不可能。納車も勿論不可能。物流が止まって部品も修理品も届かない。

昼飯調達に行ったコンビニの棚にはモノが無い。

入庫予定も滅茶苦茶で、、、製品製作用の部品は今月半ば到着予定の物がモロに遅れて今頃届いたり。。。

止まって、溜まってた仕事が一気に結界が崩れて、、、Σ(゜д゜lll)

今日に至っております。。。


最近の需要は。。。

弊社の提案する変態商品、、、「電動補助ファン回路マイナススイッチング化kit」ですが。。。

まさかこんなに需要があるとは思えず、タカをくぐっていた私が阿呆でした。。。

このkit。。。ちょっと知識のある方ならDIY作業でも何とかなるので純正の古式ゆかしい、プラススイッチングコントロール方式によるリレーの負担をマイナスコントロールに変更することで軽減し、リレーの溶解事故等のリスクを回避させるにはもってこいってブツです。。。

同時に、、、「本当は怖いクライメートコントロール」の転ばぬ先の杖的O/H修理を同時施工される方も多いですね。ついでにA/Cリレーも。。。

20年選手の毒車ですから、クライメート内部の基盤がトラブっていても全然不思議は無いし、、、むしろ故障の兆候さえも無い方が怖いですわ。。。

これから訪れる季節の前にさっさと対策しちゃいたい方々も多いってコトですね。


現在、弊社入庫中のH様の1995年式のE320セダン。。。

今回は電動補助ファンの交換に始まり、、、マイナススイッチング化、PWMコントロール追加。

クライメートコントロールO/H、A/CリレーO/H、T/LLRコンピュータ修理、メーター水温計修理、ヒューズBOX換装と、実に内容の濃いメニューで進めさせて戴いておりますが、、、

クライメートのイルミネーションもついでに全て白色LEDにして欲しいとの実にお茶目なご依頼も戴きましたのでもっか作業中です。。。f^_^;)

新車からワンオーナーで大切に乗られているお車なので、元々程度も良く綺麗なお車です。

が、、、寄る年波には勝てず、、、特に電装系の劣化は否めず。。。

ウチの無接点F/Pリレー&OVPリレーに始まって、ウチのオルタネータ、ウチのヒューズBOX、ウチのメーターLEDイルミネーション、ウチの電動補助ファンシステムを装着し。。。

今回はT/LLRコンピュータを修復したのでアイドルも安定し、燃料がリッチ気味だったのも改善されました。

現在12万km。。。これからが更に楽しい頃ですかな。。。

さて、作業も大詰め。。。今日は電子回路と格闘っす。。。(((o(*゜▽゜*)o)))


コンピューターモジュール修理依頼前の鉄則・・・。

2014-02-09 19:04:32 | 日記
最近・・・LH等のモジュール修理を御依頼する際にLHやE-GAS単体だけを予告無しにいきなり送付して来るケースが多発しております。

酷いのは事前に何の連絡もよこさずにモジュールだけポンと送りつけて来てこちらから電話が行くのを待ってるケース・・・。確信犯ですね。。。

非常識極まりない行動です。ウチは2回やられたら手をつけずに着払いで返送しときます。


特に、修理工場さんに多いですね。。。

これじゃ・・・モジュールに故障を抱えていても全く情報が無く対処のしようが無いのでDAS等の診断機のデータの添付を必ずお願いしておりますが悲しいことに最低限のルールをお守り戴けないケースが多いのです。

電話で何度注意しても守って戴けず、相手の単に「O/Hして下さい。」の言葉だけで着手何ぞしようものならば・・・。

結局・・・返送して後日に「治ってない。」と、モジュールを黙って送り付けてこちらの責にしようとする・・・。

一度目でコチラから事前の連絡と修理に関する事前相談について必ず連絡を貰った上で診断機のデータを頂きたい旨をお話しますが・・・。

約束を守って戴けない。現場の自己都合を並べて逃げ口上を口にした方もいらっしゃいました。。。

ウチに返送の際も無連絡で黙って送り付けて来る。。。手探りで修理しろって?正直、、、放置したくなります。。。

泣くのは結果的にお客様ですよ。


コチラも送り付けてきた業者に電話を入れて色々と尋問するとヘタすりゃ診断機で調べてもおらず・・・。

ウチが万能だとでも思ってらっしゃるのですかね??


結果・・・話を聞けたとして最初のO/H依頼の段階で別の故障が発生しているケースが多く・・・。

不調の原因を勝手にモジュールのせいにしている話も多く、尚更診断機の検査データが欲しいところなのですがソレも添付しない。。。

それが、LHやE-GASユニットが原因ではなく故障の原因をキチンとトラブルシュートされていない話だったりします。。。


結構多いのが「燃料が濃いのが治ってない。」って話で電話でやりとりした挙句に「O2のON-OFFレシオがおかしい。」と言われソレをLHのせいにされてしまうケース・・・。

あのですね・・・LH側の積算部分の再生修理を行ってO2センサーが生きているのであればO2センサーはほぼ正確なデータをLHに送信しておりますよ。

もっと言うのであればLHに燃料を濃くさせる様な情報を送っているブツが他にもあるってコトを視野に入れず・・・。

診断機ではエラーとして「F」にもならないので結構放置されている部分があるってコトを忘れちゃあきまへんです。

そう、それはエアマスセンサーですよ・・・。

エアマスが旧くなって結果、LHが濃い目の制御命令を出してしまうケースがメチャメチャ多いんですよ。。。

症状はO2センサー不良とほぼ同じなので判断が結構シビアになります。

エアマスの動作状態と補正状況を診断機でキチンと確認して戴ければ大方の判断がつくと思われますが、案外そこに行き着かずにエンジンの制御状況をキチンと把握せずにLHモジュールをO/H依頼して後日大騒ぎされているケースが後を絶ちませんので事前のトラブルシュートをキチンと行い、モジュール修理依頼前に必ず発生している不具合、症状等を必ずこちらに連絡して戴けなければ御依頼をお断りしざるを得ませんです。


だって・・・キチンとしたトラブルシュートを工場さんの現場でして戴かなければ、万が一モジュールにトラブルを抱えていた場合に工場さんからの情報の申告が無いばかりにお客様に結果的に御迷惑をお掛けすることになりかねませんので御勘弁戴きたいのです。

ピンポイントで解決出来る修復も、御依頼者側からの何の申告も無いがばかりに宅急便で何回もピンポンするハメになったり・・・。

既に修理不能までやっつけてしまったE-GASモジュールのEFP不良を何とかしろだとか・・・。

ATのハーネスがショートしているのを見逃している上に「ASR」点灯の情報さえもフューエルセーフになっているのかなってないのかも情報として弊社に送らず・・・弊社にE-GASモジュールのO/Hを依頼して、修理が完成して装着したら「E-GASが治ってない。」・・・とか・・・。

そりゃそうですよ。そんな部分は机上じゃ判断出来ませんもの・・・。O/Hは一般的劣化部品の交換と基盤の劣化、酸化補修であって故障は故障で詳しく申告して戴かなければ対処のしようがありません。

もっと言うならば診断機のショートテストの「F」コードばかりじゃなくて各モジュールのデータストリームも行った上で不具合と思われる部分をピックアップして戴きたいものです。

シフトポジションSWやストップランプSWの動作不良でもエンジン不調が出る場合がありますし・・・。

コチラは現車を見ていないので出来るだけ多くの情報を頂きたいって話です。


この仕事をウチにお任せ戴いている愛知県の某有名チューナーさんは情報不足のオイタなどまず御座居ません。

四国の業者さんもお初の御依頼から当方のお願いをキチンと聞いて下さり、ほぼ完璧な情報を頂けましたのでモジュール4基全部を送って戴きO/H&修理も一発勝負で完璧になりました。


現車を診ていないところで不具合に直結するモジュール・・・しかも想像で何か修理出来ませんよ。

弁当箱だけ送られて不具合内容も聞いてないのに治せませんよ。

コチラからお願いして聞いてくれない方には着払い返送となります。これもお客様の為です。

私は神様ではありません。御理解賜りたくお願い申し上げます。


御興味のある方が・・・

2014-02-02 21:08:32 | 日記
結構いらっしゃる様で・・・。

そう、先日のブログでお話させて戴いた1993年式のW140 S280(D車) 右ハンドルの件・・・。



このお車ですね・・・。

お電話とメールで数件のお問合せを頂戴致しております・・・。有難いことに・・・。(笑)

当方が申し上げている通り・・・気合入れて本気で考えるのでしたら、水曜日以外の晴天の日にでも御一報の上で見に来るのも良いかと・・・。

ただ・・・当方・・・年度末に向かって外出や出張も多いので必ず事前に御相談下さいね。

基本・・・大古の毒車なので現車を見ないで購入って話はお奨めしないですし保証付販売等有り得ませんので対面での商談を全て優先します。

あまりに細かい方は絶対に買わない方が自己の精神衛生の為だと思いますので悪しからず。







昨日はコンピュータモジュール一式を下してO/H作業に入りました。



PMLコンピュータもパワステ制御の要ですのでキチンと手を入れて・・・。







兎に角、故障の鬼門になっているGMモジュールに関しましては熱と効率的対策を加え・・・。



勿論、メインのHFMも・・・。T/LLRモジュールに至っては転ばぬ先の杖を・・・。

技術に絡む部分なので全てを公開出来ないことを心よりお詫び申し上げます。

これだけで既に50万円コースの内容のモジュール修理を施工してしまいました・・・。(大汗)





メインハーネスは9万km手前で交換しちゃいましたし・・・。

エアマスもその時に同時交換済で・・・。

エンジンオイル交換も3,000km毎に・・・。













と・・・まあ、こんなお車です。。。

後は電動補助ファンの劣化配線の補修とレジスターの変更を行って、ウチの手入れは完了です。

後は外装四隅の傷と左Rドアの擦過傷等々の小傷をどうするかですな・・・。

バッテリーはY社のユーロブラックの新品を搭載します。


価格?応談ですよ。。。別に叩き売る理由も無いですし、価値観をもって大切に末永く乗って戴けるユーザーさんの手元に嫁入りして貰いたいですからね。




最近、、、増えました。。。

2014-02-02 09:42:41 | 日記


最近、、、自然故障で増加中のGMモジュール内部のリレー不良。。。

W124の500Eですとモジュールの中に機械式リレーが3つ入っていて、イグニッションONと同時にその3つが同時ONになりますが。。。

たまに、1つだけONにならなかったり。。。1つだけ遅れてONになったり。。。

症状的にはABSやASRランプが点灯して、、、
CP診断機をかけると「F1断線」とか「F2断線」とか出てくれて、「N16/1オープン」とか出たりもします。

こういった場合に疑わしきGMモジュールを単品で検査依頼戴くケースが増加傾向にあります。

机上では各ピンアサインに従って模擬電流を流してGMモジュールの制御状態を診るのですが、同時にGM側で積算され出力される電気信号の状態も詳細にチェックします。

で、、、内蔵されている機械式リレーの仕業でEFPコントロールに必要な電源やLHと各モジュール間の通信電源が正規に供給されていない等の原因を突き止めてご依頼者様に御報告となります。

この機械式リレーは部品単品の供給は無いので、通常はリレー故障=GMモジュール交換という図式になります。
が、、、しかしですね。。。
GMモジュールは本国での生産、供給が終了してますので新品の入手は厳しいと共に、、、中古品は近未来にまた同じ故障に見舞われるという可能性が高いので更なるリスクを背負いかねません。。。

そこで、弊社では過去積み重ねた技術力で機械式リレーを撤去して電界効果トランジスタ(FET回路)による無接点リレー化を行い機械式リレーに比較して高耐久性、高効率、長寿命といったメリットを生かすことに成功致しました。

お陰様で比較的需要の多い中部、北陸地域のユーザー様より好評を得ております。



自然故障してしまったGMモジュールは修復、O/Hを行い現在の技術を適用することで未来の故障リスクを軽減出来ますので現在不安を抱えてらっしゃるユーザーさんは早目の対処をお奨め致します。。。



一番怖いのは、モジュール過熱時にエマージェンシーストップをかける安全装置の回路までが熱暴走してしまうパターンです。
こうなると、修復不能の死亡宣告になりかねませんのでご注意下さいませ。。。