以前は「旧いメルセデスの電機屋」。。。現在は、、、「隙間風産業の超零細企業」の業務日報。。。

旧いメルセデスの電機屋のニッチな仕事のお話。。。http://jun3104.shop19.makeshop.jp/

巷はG.Wで御座居ます。。。

2017-04-30 10:40:00 | 日記
さて、今年は休み明けの点検 、調整、修理依頼が既に入って来ておりますが、、 、

今年はどんなイレギュラー故障が入庫すっかな。。。(笑)


さて、イグニッションキーが回らなくなって休み明け修理になったW124。。。

キーの関係はセキュリティが絡む部品なので手続きが結構細かい。。。

最近、旧車、、、毒車で頻繁に発生しているイグニッションキーの不具合。。。

そろそろそんな時期の様ですからチョイとシブかったりガタが出てると感じたら早目に手を打ちましょうね。。。

実際に昔々、当時オイラが載っていたW126 560SELで箱根の大観山の駐車場でイグニッションキーが回らなくなって積載車のお世話に。。。
箱根の温泉♨️に一泊したつもりが高級温泉旅館のスイートルーム二泊分の宿泊費並のコストを支払った事があるので大事に至る前に早目に手を打ちましょうね。(笑)

動けない故障は最悪ですからね。。。

いつぞやは大渋滞の東名高速道路の上り線、秦野中井で力尽きた500Eが積載車でドナドナされて来たな。。。オルタネータ死亡。。。

その翌々日には町田街道の町田市街で突然死した500Eも積載車で。。。GMモジュール死亡。。。


今年はどんなのが来るかな??(笑)

だけど5月3日と4日は行方不明になりますから探さないでね。。。(笑)

まあ、今日〜明後日の5月2日位までと5月6日位の電話が不幸の電話の可能性が高いね〜。。。(笑)

それでも毒車が好きならば笑って慌てず対処しないとですね。。。オーナーさんもラテンにならないとやってられんでしょう。。。(笑)







ステアリングアングルセンサー

2017-04-29 10:43:34 | 日記
先日さんざん嵌った1998y R129 SL600のケース。。。

この時代のモデルで多く採用されて来たステアリングアングルセンサー単品交換が可能な車種によくある定番故障。。。

ADS,ESP/BAS,ABSの不吉な三種の警告灯が点灯して消えないと言うもの。。。

この場合、多くはステアリングアングルセンサー自体のトラブルであれば診断機によるエラーとして「ステアリングアングルセンサー N49」がフォルトメモリーされる。。。



で、、、この場合はステアリングアングルセンサーを交換した上でエンジン始動→ステアリングを右左にロックtoロックで二回回せば三種の不吉な警告灯は消えてくれるのが一般的な当たり前と言いたくなるケース。。。

が、、、それで解決しないのがウチに依頼が来る泥沼直行便になりかねない寒風吹きっ晒しになったケース。。。

勿論、この場合はME,ESP,GMの各モジュールが自己診断のフォルトメモリーコードを車側を人間が何ら触らなくとも診断機をかける度に違った故障を示すコードで答えてくれるなど、、、

人間で言えば昨日は右足が痛い。さっきはお腹が痛い。今は頭が痛いけどお尻も痛い。などと、、、

「何処をどないせいっちゅうねん?!」という状況でしたので診断機による故障箇所特定が困難な状況でもあった事から、、、困り果てたベンツ屋さんが検査&修理を御依頼された芝浦のデイーラーさんもお手上げになってウチに熱いラブコールという経緯であったのは言うまでもない。。。

先ずはモジュール検査としてGMとMEを適正化、ESPを検査の結果。。。



やっと正直になったか。。。(笑)

で、、、何処が痛いんだい?

って具合でESPモジュールはブレーキマスター下に合体しているY61のソレノイドバルブ故障を告げると共にESPモジュール自体が故障していると宣言していた。。。

で、、、ESPモジュールの品番をデイーラーに勤務する仲間に確認したら、、、

このSLの年式が1998y式なのに、1997y式のESPモジュールが装着されている事が判明。。。

正規の1998yモデル用のESPモジュールを手配するも在庫はドイツの本国在庫。。。

取り寄せにて入手し、ESPモジュールを交換対応。。。

更に問題はY61のソレノイドバルブ。。。

WISにも記載が無く、純正部品で調査すると「VALVE」名称で現行部品品番が。。。000 420
1171。。。




しかもたかがバルブですよ!このバルブが、、、285,700円也!!(笑)





でも、このバルブの電磁コイルがショートしてたらバルブコントロールをしているESPモジュールが即死することは必至なので交換するしかない結論に。。。

で、、、モジュール関係と周辺のアクチュエータのトラブルを追い込んで絞り込んで行った結果。。。

ステアリングアングルセンサーN49の故障でアングルセンサーの初期化がされないと訴えていた。。。

御依頼の業者さん曰くステアリングアングルセンサーもアングルセンサーに組み合わされるスパイラルコンタクトも新品だと言う。。。

しかしですね。。。ステアリングアングルセンサーもスパイラルコンタクトも異国の製品ですから日本製の様な品質管理はされてませんのよ。。。

で、、、ステアリングアングルセンサーを交換前の旧部品に組み替えしてテストしたらステアリングアングルセンサーは初期化されて一旦不吉な警告灯三種は消灯。。。

現車を試乗して点灯しない事を確認したが数時間後にまた再発。。。

で、、、ステアリングアングルセンサーに繋がる四極ソケットをチェック。

この症状が電気的な流れのモノなのか物理的なモノなのかを判断する為である。

端子1はステアリングアングルセンサーの信号。
端子2はボディアース。
端子3はGMモジュールからのイグニッション電源。
端子4は常時供給+12V電源。

これらの電圧と車台側の信号経路の導通検査を行い、車台側の疑いはシロ。。。

で、、、結論はステアリングアングルセンサー自体なのかそれとも何か物理的な問題が発生しているのか。。。

試しにステアリングアングルセンサーの四極ソケットを抜いた状態で診断機でフォルトを拾う。。。

すると。。。



ESPのステアリングアングルセンサーのフォルトコードの枝番が電源断裂のセンサーシステム休止を示すエラーを宣言。。。

ってコトはステアリングアングルセンサーの存在も認識されていてステアリングアングルセンサーはスタンバイ状態になるって判断が出来るからクルマ側は正常。。。

では、今度はステアリングアングルセンサーとスパイラルコンタクトを分離して診断機でフォルトを拾ってみる。。。



今度はESPのフォルトコードはステアリングアングルセンサーの信号不良を示す枝番に。。。

ってコトはステアリングアングルセンサーの信号取得部に何か問題があると考えられるってコトで。。。

スパイラルコンタクトの可動する円盤の円周上に生えている遮光部分がステアリングアングルセンサーと組み合わされてハンドルの位置に応じてアングルセンサーの複数ある受光部分が幾通りもの組み合わせ反応を行うことで舵角信号を出力しているシステムであることからこのスパイラルコンタクトの遮光部分が正規の位置で可動しなければ当然舵角の信号が正常に検出出来ない。

そこで、スパイラルコンタクトの観察結果、可動部分のはめ込み箇所のガタが大きい事に気付いたオイラ。。。
誰しもが「まさか〜!」と笑ってしまう様な話であるがウチに御依頼のあるケースってのはだいたい「そのまさか〜!」が着陸地点だったりするから電機屋の目線で疑いを潰す必要があるのですわ。(笑)

クライアントさんは上程度のメルセデスの中古車を売る程在庫してらっしゃる会社さんなので、横にあった別の在庫車からスパイラルコンタクトを外して試しにステアリングアングルセンサーと組み合わせて試用してみた。。。

まずは初期化前。。。



イイ感じ。。。

で、ハンドルをロックtoロック×2回で初期化。。。

不吉な三種の警告灯は消灯してくれて、、、更にフォルトチェック。。。



はい。問題は完璧に消えました。ビンゴでした。。。

最終的な不具合はステアリングのロックtoロックによる安全装置の初期化が行えず、ADS,ESP/BAS,ABSがシステム休止になった状態のままになるって話でした。

初期化動作が行えないってコトはステアリングのロックtoロックによる左右の最大舵角値がESP,ADS各モジュールに入力されていないってコトなので、、、

恐らく、ステアリングアングルセンサーの円周上に存在する複数の光学センサーの発光部と受光部を行き来するスパイラルコンタクトの可動部分に存在する遮蔽壁が均一に同じ高さで移動していない状態だったと考えられます。
外した問題のスパイラルコンタクトの本体と可動部の異常なクリアランスから考察するにスパイラルコンタクトの可動部分の円盤が最大舵角位置で歪んで回った事でセンサーの正規のあるべき位置から逸脱していたのだと思われます。


これにて試乗の結果、複合原因の故障は解消致しました。

モジュールやソレノイド、スイッチ等の部品故障に上乗せして事を更に難しくしてくれていたのはスパイラルコンタクトだったと言う訳です。

新品だからって外国製品は信じきっていると地獄を見ます。。。(笑)

新品部品は発注すればそれらしくもっともらしいお姿でメーカーから入荷しますから疑いの範疇から遠ざけても仕方無いですよね。。。

ってか、、、此処まで安全装置のシステム全体に不具合を抱えていると極論に行き着くのに各駅停車の長い旅になるわな。。。

現場で資料の提供や一緒に勉強して下さったクライアントさんの担当整備士さんにこの場を借りて感謝致します。

担当整備士さんも今回の様なケースは初体験なところにこの当時の安全装置のシステムについてかなり頭に入って相当スキルを上げたと思いますよ。(笑)

検証の為のフローを進めて行く中でのウチの仕事の手順に度々サプライズされてましたが。。。

オチを知った時のズッコケに苦笑いでしたね。。。(笑)

今後ともよろしくお願い申し上げます。m(_ _)m

ねっ!ウチって隙間風産業の変な会社だからこういった整備士さん泣かせのお話が舞い込んで来るんですわ。。。(笑)
もっともソレを解析するのも面白いから仕事の条件さえ納得出来ればやってますけどね。。。(笑)








御断りしてます。。。( ̄∇ ̄)

2017-04-26 08:45:12 | 日記
DIYで電装を修理しようとして配線図面を要求して来るケース。。。

多いんだ。。。

しかも、ウチの過去のノウハウの蓄積を¥タダでよこせと宣う人。

ウチは資料館じゃ御座居ません。

自分でDASでもWISでも購入して勉強しなさい。


以前、オイラのお人好しから配線図面をFAXしてやったら記号の意味やら検査方法、良否の判断に至るまで何度も電話をよこして来るモンだからオイラの仕事が止まった事があったのよ。。。

結局、この人は電気の知識など中学校の技術家庭レベルで専門知識の基礎も解っていないド素人だった。。。
修理費用が無いものだからインターネットのいい加減な根拠の見えない情報で我々プロから資料やノウハウを入手して¥タダで何とかしようとした事例である。

このケースは診断機によるエラー確認とデータストリームによる状況把握が必要なケースで電気だけでなく自動車の内燃機関のプロセスとインジェクションシステムの機構とセンサー類の制御に必要な情報の処理までを追っかける必要があるお話だった。。。

コレが出来ないとよくあるのが闇雲に山勘で部品交換に走って嵌ることとなる。。。

山勘でたまたま治ればヨイが状況改善にならず、むしろ症状悪化になって電話でウチに食い下がる非常識なオーナーが未だに多いことに驚くね。(笑)

プロが経費を掛けて得たノウハウを素人の軽率な行動の為に無償で提供など有り得ない。

結局行き詰って修理方法を教えろと勝手に逆ギレする貧乏客も居る。

もっと意味が分からないのは「アンタのせいで嵌ったのだから出張して来て無償で治せよ。」と宣うアホユーザー。さっさと車を棄てて下さいませ。(笑)

こんなコトをしているユーザーに御慈悲など有り得ない。

結局どうにもならなくなってウチに後始末依頼。。。あー面倒臭え。。。(笑)

素人が弄った後の間違い探しと不作の後始末ほど面倒臭いモノはない。

その手間賃を提示すると挙動不審になった上に「俺は触ってない。」と苦し紛れに宣うユーザー。。。

じゃあ、素人配線が追加されていたり純正配線に加工傷や分岐タップが嵌っているのは車が勝手にやったんかい?

「前のユーザーがやった。」中古車だから可能性はありますけどね。しかし痕跡が妙に新しいですけど。。。

「ヤナセでやった。」嘘もそこまで言うと最早詐欺でっせ。。。デイーラーが純正配線に加工して芯線剥き出しなんて有り得ませんぜ。。。第一、そのラインは元の故障とは全く関係御座居ませんですよ。(笑)

「◯◯自動車修理工場でやった。」もっともらしく宣いますけど何の修理で依頼しましたか?街場の工場だって意味の無い配線加工何かしませんよ。普通。。。
一歩間違えれば虚偽風説流布、、、営業妨害になりかねませんから自分の自作自演を素直に自供しましょう。。。(笑)

てか、、、最初から素直に「やっちゃいました。助けて下さい。」の方が俺的には気が進む仕事になるけどね。。。

責任転嫁する人に限って、、、「今治して!」「明日から車を使うから何とかして!」「◯◯の板金屋さんでフェンダー加工の予約してるから安く、早く、完璧に治して!」などと馬鹿な冗談を真顔で言うものである。。。

「無理!」と回答すれば決まった様に「代車貸せ。」と宣うのよ。。。

しかも、、、「ベンツと同等の車格でナビとETCが付いていて何処に乗って行っても恥ずかしくない車を貸して!」とかよくもまあ図々しい要求を平気でしちゃうのよ。。。
酷いのは「社長のW140で我慢するから貸して!」と誠にふざけたユーザーも居る。。。

そんなんだったらレンタカーでも借りて下さい!レンタカー借りる金も無いのはウチの責任じゃありませんよ〜だ。(笑)

だからそんな客は先々の展開を予想して代車は絶対に貸さない。これ重要。

理由は修理見積を行なってから絶対に金にならない商売の邪魔以外の何物でも無い展開が待っていると考えられるからである。

修理の見積回答をメールですればナシノツブテ。。。手付かずの車を放置されちゃ迷惑だから電話やメールで回答を迫れば逆ギレ!!
「お前なんかに依頼しない!客を馬鹿にしている!」と誠に身勝手なセリフを吐いて「車を引き上げる」と宣うが「見積料金が掛かりますので現金引き換えにてお願いします。」と言えば、、、
「そんなもん払えるか!」と踏み倒し宣言をするのでその場合はウチもユーザー名を栄誉あるブラックリストに追加。。。
勿論、建前上は「見積料金をいただけないのならばお車はお返し出来ません。」と一点張りをして現車を隠します。
ほんでもって客も直ぐに引き取りに来ないのが常であるので。。。
現車を連絡後7日以内に現金引き換えで引き取りに来ない、或いは見積料金支払いの連絡が無ければ指定期限までの車両引き取りと代金支払督促を配達証明付内容証明郵便で行い着払いで車両陸送による返却を行う旨をユーザーに通告します。
それでもナシノツブテを決め込むのならば高級車専門の陸送屋に陸送依頼。。。
ウイング付積載車チャーター便で割引無しの超高額VIPコースの陸送で着払い車両返却となります。(笑)

後は野となれ山となれ。。。(笑)

筋に合わない話の対応は非常に疲れます。。。





作業も大詰め。。。

2017-04-25 23:05:46 | 日記
エンジンやら足回りやらと気合を入れたメンテナンスを受けて整備工場から御帰還のW124 E280TE君。。。

エアポンプレスにSCオルタネータとも相まってエンジン音もかなり静かになり、、、

後は電装系統のメンテナンスと運転席シートの座面のクッション材交換等のツメの作業に入りました。。。



運転席シートが内装屋さんに旅立った為に運転席はスッキリと。。。(笑)



エンジン周辺は再チェックを行い、、、



ファンレジスタもウチのオリジナルに変更。。。(笑)

と、、、まあ、オイラの仕事は更に続く続く。。。(((^^;)



極みはワイパーのO/Hやね。。。

さて、頑張ろー。。。(((^^;)


解決!

2017-04-24 22:05:55 | 日記
先々月より過酷な故障と闘って来た1998年式のR129 SL600君の案件。。。

配線図面を♪追いかけ〜て 追いかけ〜て。。。

それでも現物と図面に大きく異なる部分があったり。。。



整備士さんじゃ厳しい制御信号のシュミレーションを頭の中で仮想しながら追う羽目になるトコまで追い詰められ。。。

本日万事解決しました!(笑)

本件は某業者さんの熱い御依頼で、、、元はメーターの「ADS」「ESP/BAS」「ABS」の黄色い不吉な警告灯が点灯したと言うもの。。。

最初は定番のステアリングアングルセンサーやブレーキランプスイッチを交換したが3つの不吉な警告灯は消灯することなく業者さんの整備士さんの頭をウニにしてくれた故、デイーラーさんに現車持込でバトンタッチしたが原因不明で解決せず。。。

で、、、この業者さんより不躾なこの私目に御依頼が飛び込んだと言う訳で御座居ます。。。

で、、、診断機のエラーコードから分析する作業から始まり、、、

故障の原因は単一では無く複合原因な故障であることを前提に検査をすると。。。

メインのコンピュータとなるMEの不正動作やらシステムに進入する度にメモリーされる異なるエラーも一筋縄ではいかないと判断して、、、先ずは電源の状態とMEの制御の適正化を図る為のユニット修理から開始。。。

で、、、そしたら漸く先述の各警告ランプのネットワークエラーに関する問題も車台側が自己診断してくれて、、、診断機のフォルトでメモリーされる様に。。。

ESP/ABSユニット本体の故障を示すフォルトと、、、ブレーキブースター下のY61バルブの不良を示すフォルト。。。更にABSとBASのCAN通信遮断を示すフォルト。。。

安全装置のユニットの故障の場合は下手な修理は万が一の保障問題で恐ろしいのでESP/ABSユニットは新品と交換。同時にY61も交換。。。

で、、、ココまでやっても不吉な警告灯三種は当然の様に点灯し続け、、、ステアリングアングルセンサーの初期化動作も受付けず。。。

ステアリングアングルセンサーの初期化はステアリングの右回し、左回しのロックtoロックで通常は初期化されて警告灯三種は消灯するが、、、初期化されない。。。

で、、、診断機で故障コードを探ると、、、「ステアリングアングルセンサー故障」「ストップランプスイッチ故障」を示すフォルトコード。。。

整備士さんによるとステアリングアングルセンサーは新品だと言う。ストップランプスイッチスイッチも。。。

先ずはステアリングアングルセンサーとストップランプスイッチの車台側配線の図面と睨めっこしながらテスターで電源、信号の導通を追った結果異常無し。。。

ステアリングアングルセンサーとESP、ADSとの通信ラインは異常が無い。。。

しかも、ステアリングアングルセンサーの舵角信号は診断機にデータとして表示されるが何かリアルタイムさに欠ける。。。

更にステアリングアングルセンサーの初期化動作を行うと診断機には「ステアリングアングルセンサー地絡」のエラーコードが入力される。。。

ブレーキランプスイッチのエラーも表示された。。。

で、、、ステアリングアングルセンサーの光学センサーの不良を疑い当初に装着されていた旧いステアリングアングルセンサーに交換。。。

更にブレーキランプスイッチはもう一回新品部品と交換。。。

その後、組立復帰させてステアリングアングルセンサーの初期化を行うと。。。

不吉な警告灯三種は何事も無かった様に消灯。。。

その後、診断機で安全装置系統のネットワークを検査するもエラーを示すフォルトコードは全てリセットもOKで問題解消〜。。。

試乗後も問題は無く不吉な警告灯の点灯は皆無。。。

この度の案件は故障に至る原因は複合原因であったが安全装置のシステムがステアリングアングルセンサーの初期化が行えない事でシステム停止となって本来の故障を把握しにくくしていた為にかなりの遠回りとなりました。。。

結論的には新品であっても外車の部品は不良が多いところに不良部品に遭遇し、更に交換作業上のケアレスミスも乗じてしまった事で二次災害を招いて三重四重の故障原因が積み重なってスパイラルに陥った事例でしたけど、、、こりゃ、、、デイーラーさんでも解決は難しいでしょうな。。。



新品で不良部品のオンパレードが遠回りの一因でもありますが、そこに勘違いモードが入ると。。。


と、、、まあ、トラブルシュートにさんざん悩んだ上に交換ユニットの調達に時間を要して何とか着陸地点に到達したというお話でした。。。(笑)

これにてめでたしめでたし。。。(笑)