脳機能からみた認知症

エイジングライフ研究所が蓄積してきた、脳機能という物差しからアルツハイマー型認知症を理解し、予防する!

友人が書いた本式のLiving Will

2017年05月25日 | エイジングライフ研究所から

前のブログ「宣誓記述書ーターミナルの迎え方」を読んでくれた友人のM子さんから、「私のも読んで」と届いたLiving Will。
 
一読して、「これなら完璧!言いたいことも細かくいえてるし、周りの人たちへの配慮も十分だし。すごいな」と思いました。参考になさりたい人もいるかもしれませんので、友人の許可をもらって掲載します。
参考になりますよ。前文と、最後に署名がありましたが省略しています。

「私が高齢となったり、病状が悪化して自分の意思で伝えられなくなった状態になった時、自分の身の回りのことができなくなったときには以下のようにしてくださることをお願いします。

私が自分の力で水も飲めず食べ物も食べられなくなったら無理に飲ませたり、食べさせたり、点滴や栄養補給をしないでください。ましてや鼻管を入れたり、胃瘻は絶対にしないでください。

自分の力で呼吸ができなくなっても人工呼吸器をつけないでください。万一人工呼吸器がつけられれている場合でも、一旦、電源を切っていただき、私の自発呼吸が戻らなかったら、人工呼吸器を取り外してください。
少々の意識があっても、場所や日時をはっきり言うことができなければ、同じように扱って下さい。
そのような状態になれば一切の治療行為をやめてください。

私の痛みなどの苦しく見える状態を緩和していただける治療をしてくださるなら、喜んでお受けします。
ただし延命のための昇圧薬や脳圧低下薬などの治療はやめてくださるようお願いします。

私の命を長らえるために努力をしてくださっているお医者様。看護師様、医療・介護スタッフの方達には心から感謝しています。努力をしてくださっている方達には大変申し訳ありません。どうか私の意思を尊重してくださいませ。

私はこの終末期の医療・ケアについて、私の意思表明書を意識も声明で、書いている内容を十分理解している状態で書いています。どうか私の意思を尊重していただけることをお願い致します」

誇れる友人を持ったものだと思います。

暖かくなったころ「二人で女子会しましょ」とウッドデッキでのランチ会に呼んでくれました。家の隅々にまでM子さんの感性が行き届き、いつお邪魔しても居心地がいいのです。
この時も「パラソル見てね」といわれました。確かに赤と緑のパラソルは気持ちがパッと明るくなりました!
パラソルをほめながら、あの時もこんなことを話しました。私たちにとってこのテーマはけっこう日常茶飯事です。
「如何に死ぬか」ではなく「如何に生きるか」
「満足して生きていった先に、別れがある」
「楽しく生きなくっちゃあね」



ごちそうさまでした!

M子さん丹精の今年のバラたちを付録に。


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