脳機能からみた認知症

エイジングライフ研究所が蓄積してきた、脳機能という物差しからアルツハイマー型認知症を理解し、予防する!

(続)思いの中には生き続ける

2019年07月30日 | エイジングライフ研究所から

1週間ほど前に、今年お別れした友人のことを書きました。

思いの中には生き続ける

A.郁さんから、すぐにお返事をいただきました。ショートメールを続けて二文・・・、おしゃべりしていたのだったら、もっともっと言いたいことがあったでしょうね。
「思いの中には生き続ける、読ませていただきました。感謝しかありません。天国からも絹ちゃんありがとうございます~と大きな声で言ってると思います。
これから秋の展覧会に間に合うように100号の制作、頑張り中です。旭川も暑い日が続いています。ありがとうございました」

私はこのメッセージを読みながら、荒川先生のやさしい、ちょっとくぐもったような声が聞こえました。それだけでなく、頭いっぱいか、胸いっぱいかはっきりしませんが、先生が大きく浮かんできましたよ。いつものようにダンディでかっこいい先生でした!そして、いつものようにシャイな笑顔でした。懐かしい・・・
こうして書いている時も同じ。やっぱり思いの中には生き続けてくださってます。

M子さんの、ご主人様へはブログ掲載のお知らせメールを差し上げました。
ブログ掲載の24日が49日忌になったのではないかということを書き添えたのですが、お返事は
「高槻さま いろいろとお気遣いありがとうございます。49日は23日でした。後略」そして追伸で
「追伸;タオルを干す時には、必ず10回以上(通常15回)振ってから干しています」と書き添えてくださっていました。これを読みながら、不覚にも涙がこぼれました。
すぐそばにM子さんの息遣いが感じられるだろうなあ…胸中にはM子さんの笑顔があふれてるだろうなあ…

日常のほんの小さな瞬間に、共に生きた実感はまざまざとよみがえってくるものだと改めて思いました。
そして、残されたお二人が楽しく生きていらっしゃってる様子を、先に逝かれたお二人に見せてあげたいと心から思いました。




思いの中には生き続ける

2019年07月24日 | エイジングライフ研究所から

旭川の友人から、お便りが到着しました。

そのA.郁さんは、年初にご主人様とお別れされたのです。「北海道はお盆は7月ですか?8月ですか?」とお伺いのお電話をしました。
「半年たっても、寂しさは変わらないけど『きぬちゃん』のブログ
さようなら A川先生
は読めるようになったのよ。友達が誘ってくれると顔を出すようにしてるし、今度は札幌に東山魁夷展を見に行くことになったの。しかも、私の方が土地勘があるのでお友達を連れてね」

私「よかった!、寂しさはまだまだひょこっと顔を出すに決まってるけど、もう半年もたったのだからそろそろ楽しみを見つけるようにしないと小ボケが忍び寄ってくる・・・家にこもって寂しがってる郁さんを見ると先生が心配するでしょ!東山魁夷展、いいと思うから絶対行ってください」
いろいろよもやま話に花が咲きました。
月桃の花(城ヶ崎海岸Jガーデン)

それから、ほんの1週間ほど後お手紙到着。
「東山魁夷展行ってよかった!制作の過程がよくわかった気がしました。あんまりうれしかったので」と。

6月に北海道新聞に掲載された記事も一緒に送ってくださいました。
この記事を見るまでもなく、先日の電話の後「あ!私も行った」と気づきました。あまりにも前だったので直接つながりませんでした。私は2017年2月に水戸で見ました。
遅ればせですが。2月の右脳訓練ー東山魁夷展

プルメリア(Jガーデン)

上のブログに書いてある、小学校からの幼なじみのM子さんも、6月5日に天国に旅立ちました。
こうして思い出すと、寂しさや悲しみは間違いなく心をよぎるのですが、それと同時に亡くなっても心に生き続けるということも、また真実だと実感します。
このときの電話のやり取りもまざまざ耳に残っています。それだけではなくて、面白いところでたびたびM子さんの言葉を反芻しているのです。
ハイビスカス(Jガーデン)

それは洗濯したタオルを干すときなのです。
「もっと、もっとパッパと捌くのよ。そうしないとお日様で板みたいになっちゃうでしょ。柔らかくない時はパッパが足りないの」と、我が家に遊びに来てくれた時、一緒に洗濯物を干しながら教えてくれたM子さん。
ひたち海浜公園にも連れて行ってもらい、一緒にドイツにも行ったし、熱海で遊んだりもしたのに、どういうわけかこのシーンとこの言葉が一番身近です。
だから、私はM子さんのことたびたび思い出しています。もしかしたら、それは亡くなった後の方が、よりクリアかもわかりません。

去り行く人は、親しい人の胸に生き続けることを信じて、見送る人は胸の中に生き続けさせることを誓ってお別れしましょう。
そして別れの後半年くらいを目途に、残された人は何らかの生きる意味、やっていたら楽しいと思えること、を探し始めるようにしてください。認知症に足を踏み入れないためには必須の条件ですから。

 

 

 

 


たけしの家庭の医学ー二次性認知症

2019年07月18日 | これって認知症?特殊なタイプ

夫から声がかかりました。「急激に進行する認知症だって。見てみたら?」
「たけしの家庭の医学」というテレビ番組です。

急激に進む認知症といえば、遺伝子異常を持って生まれてきた真の意味での「アルツハイマー病」。若年発症で急激に進行し、対応するすべがない大変な病気ですが、これは本当に珍しくて認知症の中でも1~2%といったところでしょう。
それから、脳の中に水がたまる「正常圧水頭症」、頭を打った後3か月ほどもたって急に認知症の症状が出てくる「慢性硬膜下血腫」、「脳腫瘍」の場合もあります。これらはみんな、まず「病気」があって、認知症の症状を出してくるので「二次性認知症」といいます。
これも、まれなケースで認知症全体の2~3%。
興味がある方はお読みください。
正常圧水頭症の診断には「急激な変化」が必須条件

テレビはドラマ仕立てでした。一緒に家業の縫製の仕事をしている仲良し姉妹の話。姉が50代の妹の変化に気付き受診するところから、私は見ました。
記憶が飛んでしまう。ボーとしている。ぐったり机に伏せていることも。ほとんど意識がないような時もある(交通事故を起こす)。椅子からさっと立てない。倒れたことも。食事の量が少なく体重の大幅減少。一口の量があまりにも少ない。縫製で縫い目がそろわないなどなどの症状がみられました。そしてほんの数か月で進行していくのです。
姉が心配のあまり受診を進め、最初の診断は「ストレス・過労」だったか。
この多彩な症状の原因として、納得のいく診断が出ないため受診を重ねます。多分3度目か4度目の病院で「ビタミンB12欠乏症」という診断が出たのです。そのドクターは、訴えを確認するために「秘密の武器(CTやMRIのような最新鋭の機器ではなく、ごくありきたりの検査用具)」を繰り出して検査をし、その原因を究明されました。痛覚異常のためには細い針が二本ある器具で指先を刺すという「原始的な検査」をされました。食べにくさに関しては舌をしっかり出させてよく観察、手指の運動状態もチェックされて頸椎神経の異常も指摘され、患者さんたちも症状を起こす原因が納得できたようでした。
唯一、科学的というか近代的だった検査は血液検査。これでビタミンB12の欠乏が数値で証明されたのです。ビタミンB12の投与が治療です。

どの病院でも、CTやMRI検査を行い特別異常なし。そして認知機能検査(長谷川式のようでした)を行い、「認知機能には問題がない」とドクターがつぶやきます。
不思議ですね!
「生活上では認知機能に問題があるが、少なくともドクターの診断では認知機能に問題がない症例」を、「急速に症状が進む認知症」として紹介しているのです・・・
その理由を考えてみました。
1.記憶に問題があるから。
世の中には認知症は記憶障害から始まるという大きな誤解がありますからね。ただしこのケースの記憶障害は、受診するほどにはっきりと問題を起こしていながらも、ドクターの認知症検査には引っかからなかったのですが。
ちなみに認知症の始まりは前頭葉機能が年齢相当の能力を超えて低下してしまうことから始まります。つまり、測らなくてはいけなかったのは、左右脳の後半領域の働き方をチェックする長谷川式検査ではなくて、前頭葉機能検査だったということです。
2.急激に進行することそのものに興味があった。
普通と違うケースをセンセーショナルに取り上げて、皆さんの耳目をそばだてようとする制作者側の意図があからさまです。

認知症の9割を占めるアルツハイマー型認知症は、長い時間をかけてだんだんに症状が進行します。社会生活にだけ支障がみられる小ボケ(前頭葉機能だけが不合格)が3年、家庭生活にも支障が起きてくる中ボケ(前頭葉機能低下にプラス認知機能もやや低下)がさらに3年くらい。そして6年もたって、ようやくセルフケアもおぼつかなくなる要介助状態の大ボケ(一般的に言われる認知症)になるのです。
二次性認知症は先にあげたように、正常圧水頭症と慢性硬膜下血腫がほとんどです。そのどちらも急に症状が出てきたと思ったら、日ごとにといっていいくらいのスピードでどんどん悪くなっていきます。テレビで「手術で治る認知症」といった取り上げられるのはこのタイプです。
2.で制作者の意図を意地悪く表現しましたが、一方で私はこんな感想を持ちました。
制作者側だけでなく、一般の人たちが、このようなケースは「普通でない、珍しいケース」と思っているということなのです。
今回でいえば、50代という若さで、現職で働いていながらボケていく人なんかいない。しかもあっという間に進行するのも不思議だ・・・
認知症は、高齢者の問題で、しかも仕事をやめて第二の人生に入って生活に楽しみも変化もなくなった人に起きやすいと思っているということですね。
その通り。一般の人たちの感覚というか経験値というか正しいことに脱帽します。

大切なことですから繰り返しておきましょう。
ビタミンB12の欠乏が原因の認知症は、少ない!ということです。
少なくとも私の知る限りでは、ただでも少ない二次性認知症の中で、正常圧水頭症や慢性硬膜下血腫の陰に隠れるくらいです。

付録に、ついでですから、ちょっとチェックしてみた情報を書き添えておきましょう。
ビタミンB12欠乏症が起きる原因として、クローン病のような消化器官の病気や胃の摘出手術後。まったくたんぱく質を摂らないビーガンのような極端に偏った食生活。糖尿病薬(メトホルミン)投与。などがあげられていました。
可能性として一応知っておくことは良いことでしょうが、もともと極端に少ないということと、急激な変化は、最も多くを占めるアルツハイマー型認知症では起こりえませんから、心配は不要です。


隔靴掻痒

2019年07月13日 | 正常から認知症への移り変わり

政府が5月、認知症対策の新大綱として「70代で認知症の人の割合を10年間で1割減らす」という数値目標(「予防法は未確立」「発症した人が責められる」など反対意見があって「参考値」に変更された)を掲げたために、なんだか「認知症予防」がクローズアップされてきました。
次男から「ご参考」といって日経新聞電子版7/10の記事が送られてきました。

認知症予防は「夢のまた夢」? 発症リスク診断に活路 認知認知症と生きる(中)

エーザイがアルツハイマー型認知症薬の開発中止について陳謝したことから記事は書き起されていました。「約30社が65兆円かけて開発模索してきたアメリカでは原因物質は多岐にわたるのではないかという結論になり、フランスでは日本で認知症薬として認可されている薬が対費用効果の点から公的保険外となっている」と続きます。
その先に「生活習慣」という意見が出てくるのですが、「聴力低下」、「運動」、「禁煙」と、ちょっと残念な単語が並びます。
もう一つ、「脳の使い方」「生き生きと前頭葉を使い続ける生活」などの単語が並べば・・・靴の上から痒い所を掻くようなもどかしさを感じました。

2016年に書いた記事を貼っておきます。読んでみてください。

後家楽(ごけらく)

2016年04月25日 | 正常から認知症への移り変わり

 

今年(2016年)も、実務研修会はいつもと同じように開催します。
9月3日~4日に浜松市アクトシティ研修交流センターです。
2019年の実務研修会は9月5日~6日です。
(この研修会は、二段階方式導入済みか導入見込みの方だけのものです。参加ご希望の方は事前にFAX0557-54-2650でお知らせください。参加要項ができましたらお送りします)
今朝ベランダのナスのプランターで発見したカマキリの赤ちゃん。

山口県下松市の保健師さんから、要綱の請求が来ました。
「懐かしいこと!」下松に講演に行ったのは、かれこれもう20年くらい前のことです。

下松市と書かれた実務研修会受講要綱請求書に目を走らせているうちに、講演後の課長さんを交えての懇談のシーンが大きく思い起こされました。課長さんは男性でしたが
「よくわかる話でした。ボケるかボケないか(当時はまだ認知症の言葉はなかったのです)、確かに生活ぶりですねえ…『配偶者と別れて、半年たったら元気なのはどちら?』というのは面白かったです。みんな『おばあさん』って答えましたけど、確かに『後家楽』っていう言葉があるくらいですから、そう答えて当然というか」
そこで私は
「え~!『ごけらく』って後家さんが楽って書くのですか?初めて聞きました」
今度は課長さんが
「え~!『後家楽』って標準語じゃないのですか!」

「私は聞いたことがありませんから、たぶん違うと思いますよ。この辺りでは普通に使うのですか?」
課長さん
「普通に誰でも使ってると思います。内容から言っても当たり前の言葉だと思ってました」

「『後家楽』って内容が深いですね。夫がいなくなって世話を焼く必要がない。一日が全部自分の時間。さあ、何をして楽しみましょうか!という感じがありますね。『楽』という字のせいでしょうかねえ。とにかく、楽になったからといって何もしないでボーとテレビだけ見て居眠りしているという感じはしないのが不思議ですね」
課長さん
「確かに生活を楽しんでるという感じですね。『男やもめにウジがわく』かあ。男は大変だ!」

「自分で生活がちゃんとできることも必要。生活を楽しむすべや友達も必要。たしかに男性の方がハードルが高いかも」

みんなで笑いながら、ボケの正体について結構納得のいく楽しい時間を過ごしました。

アルツハイマー型認知症という、もっともふつうにみられる認知症のタイプは、原因がはっきりしないから治療の方法がまだ確定されていないことになっています。
A説ではアミロイドβというたんぱく質がたまることが原因ではないか(これは世界的にはもう否定されていますけど)、B説ではタウ蛋白のせいではないか、C説では脳の萎縮が原因と思われる…

世の権威ある方たちは上のように言われますが、エイジングライフ研究所は
「もともと、脳の力も老化が免れない。認知症はその老化のスピードが速くなってしまった結果である。なぜ老化のスピードが速くなってしまうかというと、種々のきっかけにより、それまでその人らしく生きてきた生活ぶりが変わってしまって、生きがいも趣味も交遊もなく運動もしない、ナイナイ尽くしの生活をし続けることで、脳の特に前頭葉の出番がなくなってしまい老化を加速させてしまう(その結果である)」と考えます。

カギを握るのは「きっかけ」です。定年退職、病気やけが、家族友人との別れ、心配事…
生きていれば、ほんとに様々なことが起きてきます。大切なことはその出来事をその人がどうとらえるか、それによって生きていく力がなくなるほどのダメージを受けるかどうかによって「きっかけ」となったり、ならなかったりするのです。

講演の時「きっかけ」の例としての「配偶者との死別」に対して、都会でも田舎でも、北でも南でも会場からは「半年後、元気なのはおばあさん」という答えが笑いと一緒に返ってきます。下松もそうだったのですよ。

私は「おじいさんに死に別れたことがきっかけで、ボケていくおばあさんもいますよ。そんなおばあさんが皆さんのまわりにもいるはずです。
おじいさんのことをとっても愛して、愛しぬいている場合は、胸のさみしさが埋められない。それは生きていく力がなくなるほどということなのでしょうね。
もう一つ別のケースもあります。それはおじいさんが何から何まで指図して生活してきた場合です。おじいさんが、おばあさんの前頭葉だったわけですから、おじいさんがいなくなるとどうしていいかわからない。ナイナイ尽くしの生活に入るしかないですよね。
ただ、このようなタイプは、例外的。少ない。だからみなさんは『半年たって元気なのはおばあさん』って答えられたのです。この答えは合格点ですが満点ではありませんね」このように話します。

本当に世の中の人たちは、ボケるかボケないかは生活の仕方そのものと思っています。(大正解!)
だからこそ、東日本大震災にあった高齢者のことを異口同音に「ボケるんじゃないか…」「ああいう目にあってしまって…ほんとにお気の毒…ボケたってしかたないよね」という風に心配しています。今回の熊本地震でもしかり。
イキイキと生きられない状況はボケを呼び、たとえ夫に死別してもイキイキと生きられるならボケもせず人生を充実して生きていけると思っているのです。課長さんとのやり取りを上に書きましたが「後家楽」という言葉の向こうには認知症は感じられません。

この話を書こうと思ったので、ネット辞書で「後家楽」を検索してみました。三省堂大辞林にはなし。goo国語辞書(28万3000項目)にもなし。でも念のために一般的に検索してみるとなんとヒットするのです!
2007年の上野千鶴子さんのベストセラー「おひとりさまの老後」で使われたようです。その前の使用例はわかりませんでした。


 

 


プレゼント

2019年07月05日 | 前頭葉の働き
5月6月は母の日、父の日があります。幸いなことに心のこもったプレゼントが、毎年届けられます。そのbefore-afterを。
ハンドマッサージャーはこうなりました。

おしゃれなカード!とは思ったのですが、解説を聞いてびっくり。なんと伊勢型紙を使ってカッターで切り抜いて作ってくれたのですって。アップにしてみました。手とクローバー。

筆使いが珍しいとは思ったのですが、まさか切り抜いてあったとは!

母の日に届いたカーネーション。

水は欠かさずやっていても、「花の色は移りにけりな…」

手入れをしました!枯れ枝を整理して肥料も少しやりました。1週間たたないのに蕾が大きくなってくれました。

これだけものが豊かな時代ですから、プレゼントをすることそのものが難しいことになってしまいましたね。プレゼントについてちょっと考えて見ました。脳機能からのアプローチです。
相手の心に届くプレゼントにするは、左脳右脳を使ってそのうえ前頭葉が深く関与する必要があります。
左脳は簡単。予算はいくら、いつ届ければいいかなど数値的なことですから。
右脳は具体的なもののイメージを膨らませたり、色や形の好き嫌いなどの情報を前頭葉に伝えるのですね。
前頭葉は、相手との関わりの深さ、好み、などいくつもの条件を考慮しながら決めていくことになりますが、「相手の人柄」がキャッチされてないと的外れになってしまうでしょう。人柄と言われるものこそ前頭葉そのもの。
つまりプレゼントは、前頭葉と前頭葉のキャッチボールのようなものなんですね。

「あなたならこのリュック喜んで使ってもらえると思って。ピッタリ背中に張り付くのよ」
早速背負ってみた私の回答「近々このリュックを使う予定がないことが残念!早く使いたい!」

私はそんなにお酒はいただきませんが、宮中晩餐会で使われるお酒が届くとビックリ、そして嬉しい。「誰といただこうかな」と考えを巡らすのも楽しいし。

こんなプレゼントも飛び込んできました。
昨夜開いた月下美人の花。夜きれいに開いて、翌朝には閉じてしまう一夜花。

「さっと茹でて三杯酢につけるとおいしいのよ」と言った私の言葉を覚えておいてくれたからこそのプレゼント。

花を開いて、めしべとおしべを取り除いて、ゆでるのです。
独特のぬめりが、お酒のおつまみに最適。

もののやりとりなのですが、そこに気持ちが入り込んでいるほど、充足感に満たされます。こういうことは動物の世界では考えられない…そうです、動物には前頭葉がありませんから。
去年咲いた月下美人の花。Small present for you.

ブログ村

http://health.blogmura.com/bokeboshi/ranking_out.html