acc-j 茨城 山岳会日記

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裏妙義・御殿風穴稜

2012年12月03日 16時24分43秒 | 山行速報(薮・岩)

私が登山--とりわけバリエ-ション--に至り思うことは「冒険」の一言。


【冒険】
(ぼうけん)
日常とかけ離れた状況の中で、なんらかの目的のために危険に満ちた体験の中に身を置くこと。


・・・何らかの目的?
それはおそらくこういうことではないだろうか・・・。


以前眺めたあの尾根


裏妙義・御殿風穴稜

1年前のあの日。
「あっ、あそこに風穴が・・・。」
裏妙義・木戸壁右カンテ登攀に行ったときの事だ。

遠く望んだ尾根にポッカリと風穴が空いていた。
ガストンさんとしばし佇みあの尾根を遠く望んだ。

妙義山中には、こんな風穴がいくつか存在する。
星穴岳のそれは特に知る所が多い。
しかし、この尾根--先人の記録では御殿尾根や風穴稜といわれている--の風穴は見える角度が狭いためかその存在と共に「知る人ぞ知る」ものとなっているようだ。
風穴はもとより、そこに惹かれた。

だからだろう。
ガストンさんから「あそこの風穴が気になるんだよね」と聞いたとき、深く同意した。


泥ルンゼ上から

妙義湖畔の路肩スペ-スに駐車。
釜ノ沢右岸の林道跡を行く。
すぐに林道の看板。しばらくで二股。
右股に入りすぐ右岸の泥ルンゼを上がる。

稜線上はヤブもほどほどで歩きやすい。
時に出てくる岩場も巻いたり正面を行ったり。特にロ-プを使うような場面はない。

緩やかな尾根に出ると、ミズナラの大木が現れる。
とても印象的な巨木だ。


ミズナラの大木

ここで一休み。


もう少しで風穴が

その先、勾配は急になり時に細いリッジや薮岩のリッジ側壁を行く。
ロ-プこそ出さないが、鋭角に切れた尾根で、滑落すれば致命的な高さ。
時に脆い妙義特有のアバタ面の岩に肝を冷やす場面も。
こういう時、ガストンさんのル-トファインディングの選択スピ-ドは早い。
迷いがないのだろうか。さすがとしか言いようがない。


風穴

正面に岩峰を見上げたところを右にトラバ-ス。一投足で、件の風穴。
なかなか、立派なものだ。


リッジを行く

風穴を潜ってUタ-ン。尾根の反対側を登って行けばさらにリッジは鋭さを増しながら高度を上げる。
リッジ上はとても展望がよく、また高度感は抜群。
尾根の先にはどっしりと御殿が重座する。


ギャップのコル

ここからロ-プを出して、薮とリッジを行く。
途中ミニミニ風穴などを見物しながら岩峰を詰める。
そこから大きなギャップ目がけて下るが、ここは懸垂下降を要する。

ギャップから籠沢へと下るが、ガレと落ち葉でズルズルと足場は良くない。
とはいえ、懸垂下降することなく、籠沢に出合う。
登山道を経由して国民宿舎へはホンのわずか。


国民宿舎



-その先に何が出てくるのかわからない-

「好奇心」とは、珍しいことや未知のことなどを面白いと思う気持ち

「そこにそれ(山)があるから」というのはあまりにも有名な台詞だ。
山を語るほど大層な者でもないが、「(山は)オモシロいから」というのが私の率直な目的。

かつて知ることのなかった場所や眺め。そして、その先。
「その先」はいろんなところにある。
いずれまた、その先を探しに行く。そんな予感を改めて思い知る。


sak
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