acc-j 茨城 山岳会日記

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八ヶ岳・中岳ク-ロア-ル

2012年03月10日 23時41分33秒 | 山行速報(冬季)
八ヶ岳・中岳ク-ロア-ル



晴れの善き日に八ヶ岳。
無風快晴、寒さもゆるんだ3月のある日。

事の発端は、「八ヶ岳はね、もうね、ほとんど登っちゃったんだよね」というガストンさん。
んじゃあ、そこを何とか誘い出してやろうじゃないの企画です。
ガストンさんでもここは行ったことないのでは?というセレクトは、ズバリ!八ヶ岳・中岳ク-ロア-ル。
構想3年、ようやく実現へと至りました。

って、本当は自分が登りたいんです。(笑)

中岳は南八ッ岳の盟主、赤岳と阿弥陀岳という双璧に挟まれたとても不遇の山。
八ヶ岳西面にはたびたび行くものの、中岳にはお世話になっていないという方も多いことでしょう。
かくいうsakもガストンさんもその一人。

中岳から北に派生する尾根(文三郎の隣に並ぶ尾根)。
その中ほどに、ルンゼ状が駆け上がる。それが、中岳ク-ロア-ル。

行者小屋からほどなく、中岳コルへの道と文三郎道の分岐をほんのわずかに文三郎へと進む。
登りにかかる前、右手の沢筋へと入る。
このあたり、視界があれば顕著だが、視界がないとためらわれる。
比較的開けた谷筋なので、雪崩に対する判断を要する。



三月の善き日は程よく雪も締まってラッセルもなく快適だ。
谷筋をしばらく行くと左岸に顕著なル-ト。
しかし、時に岩屑や氷屑が落ちてくるので注意が必要。



最下部でロ-プをつける。

1ピッチ・リ-ド
程よい雪壁をグイグイ登る。途中の灌木でビレイ。





2ピッチ・フォロ-
岩溝に入っていくが、適当な支点がないらしい。
次の支点となりそうな灌木までロ-プが足らず、sakが岩溝入り口まで登り距離を伸ばす。
ここでいう1ピッチ目は岩溝入り口まで行くといいのだろう。



3ピッチ・リ-ド
岩溝は次第に狭まる。右壁にペツルを見る。ココはガイドル-トにもなっているらしい。
ルンゼ突き当りのチョックストンにある残置スリングでビレイ。
ここはとても狭いので、手前に2つあるペツルで切るのが良いだろう。



4ピッチ・フォロ-
チョックストンを左から巻きあがるように行く。
この一段乗り越すところが核心か?岩は脆く、ベルグラ状になっていて緊張する所だ。
乗り越すと一旦傾斜は落ちるが上に行くほど幅は狭く立ってくる。
アックスを利かして詰めあがると狭いコル。

5ピッチ・リ-ド
コルへ上がったら右方向、中岳方向へ狭く、脆いリッジ。
距離は5mほどだろうが切れ落ちており、岩もボロボロ。支点もないので怖さは倍増だ。
慎重にリッジにまたがって通過。
雪尾根の灌木でビレイし終了。







あとは雪面の安定した斜面を100mほど詰めて中岳。
この頂をようやく(?)手中とした。



下りは中岳コルから行者小屋まで。
あっという間に幕場着。
赤岳沢のヘリ救助の様子を遠望したり、日向ぼっこをしたりしつつ、今日という善き日に感謝。
ちょっと物足りなさは感じたものの、でもまあ自分好みの地味メなマイナ-ル-トをトレ-スできた満足感に浸る。

水を作りながら一杯。
ご飯を食べたら早々に就寝。まったく寒さを感じない。やっぱり3月は違うなぁ。
翌日はこれまたマイナ-ル-トを早々にやっつけて、っと言いたいところであったが、夜半からの雪。



朝になっても雪は上がらず、視界も悪い。たぶんこれでは楽しくはない。
ということで下山決定。美濃戸まで。
やっぱり四駆はいいですなあ。ガストンさん、次は北東稜ですよ。


山行タイム
3月8日
美濃戸6:25~行者小屋9:12
行者小屋9:45~ク-ロア-ル取付10:18~終了点12:27~中岳13:17~行者小屋14:07

3月9日
行者小屋8:05~美濃戸9:45


sak
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