まるたんのSpaceOdyssey

気楽につぶやいていきます。

「ばるぼら」 手塚眞  2019年

2021-05-26 20:01:15 | 映画

 

手塚治虫が1970年代に発表した大人向け漫画の

「ばるぼら」を稲垣吾郎と二階堂ふみの主演で

初映像化した実写映画をU-NEXTで観た。

監督は手塚治虫の実子の手塚眞。

ウォン・カーウァイ作品で知られる、

撮影監督はクリスファー・ドイル。

愛とエロスと退廃美を美しい映像美で

映像化している。

濡れ場シーンが多いことで

役者がなかなか見つからなかった

らしいが、主演の二人は見事に

体当たりの演技で、演じきっている。

魔性のおんな「ばるぼら」に、

二階堂ふみは、完全になりきっている。

小説家(稲垣)が謎の女「ばるぼら」に

墜ちていく様が衝撃的だ。

名声も仕事も投げ捨ててしまう。

「ばるぼら」の裸体を美しく撮っているため、

少しも下品ではない。

原作漫画は読んでいないが、

久しぶりにいい映画に出会った。

ぜひ漫画も読んでみたい。

 

        ★★★★

 

 

 


GDP戦後最大の落ち込み

2021-05-21 00:19:34 | 経済

 イギリスの街

 

2020年度の国内総生産(GDP)が、

前年度比4.6%減とリーマンショックがあった08年度(3.6%減)

を超え、戦後最大の落ち込み幅になったという。

 自粛→緊急事態宣言→自粛→緊急事態宣言で、

日本の内需の2大柱である「消費」と「企業の設備投資」

がすっかり冷え込んでいるのはご存じの通り。

さらに、「人流抑制策」によって、消費の落ち込みは

続く。

今年1~3月期の速報値も年率換算で5.1%減。

3度目の緊急事態宣言が出されて、

その対象地域も拡大している4〜6月期は、

期待できない。

その前の消費税10%増税で消費が伸び悩んでいるときに

コロナでとどめを刺されている状況だ。

打開するには、減税と定額給付を実施するほかない。

あとはワクチン接種率を上げて、経済活動を再開せるしかない。

しかし、高齢者が7月末までにと言っている状態では無策としか

思えない。

もっと病床数をふやせないのか。

外国に比べ、少ない陽性者で医療がどうして逼迫してしまうのか。

日本の医療体制は後進国なみだ。

イギリスではワクチン接種率が47%で、ロックダウンが

解除され、人々が生き返ったように喜んでいる。

日本はまだまだ、先だ。悲しい。


アリゾナ州、選挙監査継続中!

2021-05-16 21:27:45 | 政治

 

アリゾナ州マリコパ郡監督委員会は、

監査官に投票用紙を引き渡す、

わずか10日前に、アリゾナ州上院から

召喚された資料の記録から、

投票機のデーターを削除されていた。

不正投票の一番の証拠が削除された。

証拠隠滅の罪で有罪になれば、

わずか15ヶ月の刑期だが、

選挙妨害の共謀は、

正当に選出された政府を転覆

させたとして反逆罪で有罪になれば、

終身刑になる可能性がある。

さらに、監督委員会は、

選挙に使われたルーターの

引き渡しも拒否している。

ドミニオン社は、彼らの機械の

パスワードを隠している。

また、投票用紙のバッチ(誤差)が

17.5%ずれていて、

バイデンが勝っていなかった可能性が

あるという。

アリゾナ州の監査は5月23日

いったん中断しその後継続するという。

       現状

アリゾナ州・・・・検査中

CA州・・・・・・スキャンデータ検査決定

MI州・・・・・・秋に検査決定

PA州・・・・・・署名運動中

ウインスコン州・・・監査承認


「 1984 」 ジョージ・オーウェル

2021-05-14 20:28:52 | 文学

あらすじ

1950年台に,核戦争を経て、1984年現在

世界はオセアニア、ユーラシア、イースタシアの三つの超大国

によって分割統治されている。

さらに、間にある紛争地域をめぐって絶えず戦争が

繰り返されている。本作の舞台となるオセアニアでは、

思想・言語・結婚などあらゆる市民生活に統制が加えられ、

物資は欠乏し、市民は常に「テレスクリーン」と呼ばれる

双方向テレビや、さらには町なかに仕掛けられた

マイクによって屋内・屋外を問わず、ほぼすべての行動が

当局によって監視されている。

オセアニアの構成地域の市ロンドンに住む主人公ウィンストンは、

真理省の下級役人として日々歴史記録の改竄作業を行っていた。

物心ついたころに見た旧体制やオセアニア成立当時の記憶は、

記録が絶えず改竄されるため、存在したかどうかすら定かではない。

ウィンストンは、この世界に疑問を持ち、古道具屋で買っ

ノートに自分の考えを書いて整理するという、

禁止された行為に手を染める。

ある日の仕事中、抹殺されたはずの3人の人物が載った

過去の新聞記事を偶然に見つけたことで、

体制への疑いは確信へと変わる。

「憎悪週間」の時間に遭遇した同僚の若い女性、ジュリアから

手紙による告白を受け、出会いを重ねて愛し合うようになる。

古い物の残るチャリントンという老人の店を見つけ、

隠れ家としてジュリアと共に過ごした。さらに、

ウィンストンが話をしたがっていた党内局の高級官僚の1人、

オブライエンと出会い、現体制に疑問を持っていることを告白した。

エマニュエルが書いたとされる禁書を

オブライエンより渡されて読み、体制の裏側を知るようになる。

ところが、こうした行為が思想警察であったチャリントンの

密告から明るみに出て、ジュリアと一緒にウィンストンは

思想警察に捕らえられ、「愛情省」で尋問と拷問を受けることになるが。

 

この世界は一党独裁体制という全体主義で、歴史まで党の都合

良いように改竄されるし、文字も党に批判できないよう

自由、名誉、正義、道徳、国際協調主義、民主主義、学問

宗教、などといった語があっさり姿を消した。

自由や平等といった概念を中心に、まわりに位置していた語は

すべて「犯罪思考」といった一語におきかえられてしまった。

このことはまるで、現代のあるC国に似ているのではないのか。

それ以上に現代はデジタル社会で情報が管理されあらゆるデータ

が盗み取られていて国民を監視できる恐ろしい国になってしまっている。

あらゆるところに監視カメラがあり、顔認証で個人が特定されてしまう。

この1984年の世界にそっくりだ。 いや、それ以上だ。

 

小説としては翻訳は読みにくくはないが、前半ストーリーが

進まず、異常な世界の描写に費やしている。

後半展開が早くなって面白くなるが、あまりにも冗漫な小説

である。

第一部で挫折してしまう人が多いだろう。

さすが、読んだふり本、第一位の面目躍如。

★★★★

 

 


ワクチン予約

2021-05-11 13:32:35 | 社会

 

インドではコロナウィルス陽性者が

1日40万人を超え

死者も3000人以上亡くなっている。

病院では医療用酸素の不足で満足に

治療を受けられない。

死者の急増で火葬が追いつかず、

路上に遺体が並んでいると言う。

2月の大きな宗教行事での密集と

変異ウィルスが原因と言われている。

13億の人口のまだ、1割程度しか

接種していないので

接種の対象を18才以上に拡大した。

日本では、感染者数が世界に比べれば

さざ波程度かもしれないが、

利用できる病床数が圧倒的に海外に比べすくない。

そのため、感染者数が少ない割には

医療崩壊が起きやすくなっている。

これまで、政府は10兆円の予算をつけたが、

自治体は全然病床数を拡大していない。

そのツケが回ってきている。

さらにワクチンを予約しようにも

全く電話がつながらない

と言う体たらく。