この作品はビートルズのいない世界を描いている。
ある瞬間、世界が大停電となり復旧したと思ったら
ビートルズが存在していなかった世界に入ってしまった。
いわゆるタイムスリップか。
主人公はあまりぱっとしない売れないミュージシャンだが、
自分だけがビートルズを知っていると知り、数々のビートルズの
曲を演奏し、それが大評判となり、大スターへと駆け上がっていく。
もちろん他人はビートルズのことは知らない。
やがて、他人をだましていることや、自分に正直に生きよう
と思い彼女の愛に目覚めるというストーリー。
かなり恋愛の描写にも力を入れているが、なぜこんな煮え切らない
地味な男に美女が惹かれるのかいまいちわからなかった。
発想がおもしろいが、充分これをいかせていないと思う。
果たして、現代にビートルズが出現したら、ヒットするだろうか。
その時代に影響しながら音楽はできるのだから1960年代が
最高にマッチングしたのだろうと思う。
ビートルズの楽曲がいくつか出てくるが、最後のエンドロールで
「hey jude」が流れたのが感動的だった。
☆☆☆★ アマゾンプライムVR