宇宙に大量に存在するとされる正体不明の粒子「暗黒物質」の初観測を
目指す日本のプロジェクトが来年末で終了することになった。
暗黒物質とは、宇宙の構成要素の4分の1弱を占める目に見えない「暗い物質」のことで、
ふつうの物質の約6倍もある。
東京大宇宙線研究所などが2013年に、岐阜県飛騨市で本格観測を始めたが、
装置を大型化する後継計画のメドがたたず、国内観測の終了を決めた。
研究者らは、イタリアで19年開始予定の新実験に合流して研究を継続する。
中止が決まったのは「XMASS(エックスマス)実験」と呼ばれるプロジェクト。
液体のキセノンを満たした観測装置を地下に設置し、飛来する暗黒物質を
捉えようとしてきたが、まだ見つかっていない。
装置は暗黒物質がキセノンにぶつかる時に出る光を検出する仕組みで、
キセノンを増やした約30億円の大型装置への改修計画を政府に申請していたが、
予算が認められなかった。
このような基礎科学の研究にもっと政府が資金を出さないと、今後ノーベル賞は日本から
出なくなるだろう。
カジノの儲けから回したほうがよいのでは。
2番ではだめだ。