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ベルトリッチ監督死去!

2018-11-28 20:36:23 | 映画

                   

 

衝撃的なニュースが入ってきた。

清朝最後の皇帝の生涯を描いた映画「ラストエンペラー」でアカデミー賞9部門を受賞した

イタリアの映画監督、ベルナルド・ベルトリッチ氏が26日、ローマの自宅で死去した。

77歳だった。

 1941年、イタリア北部パルマ生まれ。詩人だった父の影響を受け、

少年期から文芸作品を発表し、大学在学中に映画の道に入った。

P・P・パゾリーニ監督の助監督を務めた後、62年に「殺し」で監督デビュー。

カメラワークは移動式カメラで自在に動く撮影である。

70年代初め、「暗殺のオペラ」「暗殺の森」など、ファシズムをテーマにした先鋭的な作品で

注目を集めた。特に「暗殺の森」のダンスシーンは印象的だった。

 72年発表の「ラストタンゴ・イン・パリ」は、米国の男と女の性愛を赤裸々に描き、

この作品で米アカデミー監督賞候補になった。

 自ら脚本も手がけ、76年にはロバート・デニーロ主演で、同じ日に生まれたが

出自の違う2人の男の友情を通じてイタリアのファシズムの現代史を描いた5時間16分の

「1900年」を発表。代表作となる。

87年発表の「ラストエンペラー」は、清朝最後の皇帝となった愛新覚羅溥儀を

主人公にした芸術大作。

アカデミー賞を受賞。

特にビットリオ・ストラーロの撮影は素晴らしい。

最後まで映画に愛された監督だった。

改めて、ビデオを見返したいと思う。