昨日は「妻が夫のリハビリを介助する」ことを書いたが、今日は逆に「夫が妻の芸能活動を支援する」はなしを書こう。
中日夕刊の《ゆうかんさろん》で昔の仕事相手の名前を見つけたのだ。「妻をプロデュース」という短い記事だ。
かつての仕事相手はその妻である。シャンソン歌手のHT。二十年前には我が元職場にも幾度か出演して貰い、仕事上の付き合いが続いた。小柄な身体でパワー溢れる歌唱が彼女の持ち味だった。
7月14日といえばフランスの革命記念日。今年はマクロン新大統領がアメリカのトランプ大統領と仲良しパフォーマンスを見せた。
この日は日本のシャンソン歌手たちの稼ぎ時《パリ祭》でもある。HTは各地のシャンソン歌手を名古屋でまとめる役割を果たしもしたのだ。
やがて体調を崩し、我が元会社との仕事も減っていった。うつ病を発症していたと中日の記事にはあった。
放送プロデューサーだった夫のMAが妻の活動をサポートするようになったのも妻の病気がタイミングだったわけだ。
記事によると彼女は82歳。認知症のリハビリもしながらの現役コンサートとなれば87歳の夫の支援(企画、広告、経理など)は欠かせまい。
「愛妻の生きがいづくり」を夫が宣言して努めてくれているなら安心して好きなシャンソンが歌い続けられる。
彼女は今年も《パリ祭》の舞台に立ったのだろうか。
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