ON  MY  WAY

60代になっても、迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされながら、生きている日々を綴ります。

平和を求めて歌うミュージシャンたちがいる

2022-06-21 21:39:38 | うた
「歌うことしかできないから」
COVID-19感染症やロシアのウクライナ侵攻で、閉塞的な空気が流れる中、こういうセリフを言って、「何かできないか」と考えた。
その結論が、「歌うことしかできない」。
そんなことを、先日さだまさしが出演した番組で語っていた。
その彼が、最近歌っている歌が、「キーウから遠く離れて」。



そして、ウクライナ侵攻については、こんなふうな話もしていた。

止められることだったのかもしれないと思うと、なぜ止められなかったのか、ということと、我々には何もしてあげられないというもどかしさを感じています。
僕は歌を作ることが仕事なので、歌を歌って表現しています。


そして、今夜のNHK「クローズアップ現代」は、「いま音楽にできること 桑田佳祐66歳 “同級生”と平和を歌う」と題した放送があった。

桑田佳祐と同じ1955年~56年に生まれた「同級生」の大物ミュージシャンたちによるチャリティソング「時代遅れのRock’n’Roll Band」が紹介されていた。



桑田佳祐、世良公則、CHAR、野口五郎、佐野元春らが参加して結成されたバンドが発表した曲が大きな話題を呼んでいるという。
桑田と世良の親交がきっかけとなって、ウクライナ情勢や長引くCOVID-19感染症禍の中で、音楽でできることをしようという考えが根底にあったという。
番組では、桑田との独占インタビューを通して、今回のバンドや曲のことについて話が進んでいった。

興味深かったのは、桑田が、自分なりに和訳して、ボブ・ディランの名曲「風に吹かれて」を弾き語りしたことだった。
「50年も前にこの曲を聴きながら、今になってこの歌を自分で歌いたくなるとは思わなかった。」
そう言いながら、後半には、インタビューした桑子アナにハモリを依頼し、その場でギターを弾いて自分訳の「風に吹かれて」を歌う姿は、伝わってくるものがあり、印象的だった。

歌は、やはり、いい。
その歌を歌って、自分にできることをしたいと思うミュージシャンたちが、いい。

「時代遅れのRock’n’Roll Band」の歌詞には、

No More  No War

という言葉がある。
歌は、本来やはり平和なときにこそ、似合っているものだと思うのだ。
コメント
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